みずいろ

2022.11.03 
武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにてMTV VMAJ 2022-THE LIVE- が開催されました。

自分の記憶が色褪せないうちに何か形に残しておきたくて、このように文章を綴ることにしました。ですがしばらくこの記憶は色褪せないような気がします。笑


当日 新幹線や電車を乗り継ぎ、何とか現地までたどり着いて会場周辺でご飯を食べようとお店に入ると そこは様々なアーティストのファンの方々で賑わっていました。
私の見渡す限りでは大夢くんのファンの方を見つけることが出来ず、今日のライブではこんなにたくさんの方がいらっしゃるんだ……という新鮮な驚きと若干の不安や緊張を抱えながらご飯を食べていたことを覚えています。

いざ会場に向かうと、お店で見かけた様々なアーティストのファンの方は勿論のこと ちらほらと大夢くんのうちわやINIのペンライトを持っている方が見え始め、ほっと胸を撫で下ろしました。
会場の方へさらに足を進めると、水色のお洋服やかばんを身につけている方を多く見かけるようになり、全員ではないにしろ もしかして仲間では……?と思うような方が増えていきました。

開場時間が近づくにつれ うちわやボード ペンライトを持って写真を撮っている方が増えていくことがはっきりと分かり、あぁこんなにもたくさんの人が大夢くんのために応援に駆けつけたのだな と嬉しくて仕方がなくて この時点で私は泣きそうになっていました。笑


ライブのトータル時間がわからず、他のアーティストの方々もどのくらいの曲数を披露されるか予想がつかない中 大夢くんはSpecial Live Actとしてバルーンさんの受賞作品であるパメラを披露することのみ発表されていました。

3日はグループとしてのパフォーマンスもないため、その日ステージで彼の姿を見られる時間は3分16秒だけかもしれない

それでもこんなにもたくさんの人が会場に足を運び、その3分16秒を楽しみにしているのだと思うと どうしようもなく嬉しかったのです。
何目線?って感じかもしれませんが…笑
でも本当に嬉しかった。


ここまで来るとなんとなくバレていそうな気もしますが、私ライブ会場で周りのことを観察するのが好きなんです。笑
たまに悪趣味なんて言われますが、気になるものは気になります!笑

大夢くんの折角の晴れ舞台、会場全体の景色と空気を共に楽しみたくてスタンド席を取り 例の如く向かいのスタンド席やアリーナ席など眺めながら時間を潰していたのですが、席につきライブが始まる前までも本当に嬉しく幸せな気持ちでいっぱいでした。


水色のペンライトがたくさんあったんです。


水色のペンライトが今回出演されていたアーティストの中で大夢くんだけのものでないであろうことは勿論理解しているつもりですが、それでも水色がたくさんあったように思います。

ライブが始まる前からポツポツと付き始める水色のペンライトを見るだけでもとても嬉しかったのに、会場が暗転すると 私の想像していた以上の水色の光が目の前に広がっていました。


そしてオープニングアクトとしてChilli Beans. の皆さんのステージがあり、次は誰かなぁなんて考えていると、次のステージの紹介の中でVOCALOIDという単語が聞こえてきました。

え!?と驚くのも束の間、まさかの本日2番目の登場です。

周りに大夢くんのファンの方が何人かいらっしゃったのですが、"え、もう!?"と驚いていましたね笑 私も全く同じ反応してしまいました。
新幹線の時間の都合上、途中で抜けなければならない状況だったので早めに出てくれたらいいな~とは思っていたのですが まさか2番目とは・・・。


そして大夢くんの名前が出た瞬間、会場が水色の光でいっぱいになりました。
あの光景を私はずっと忘れられないだろうな
本当にね とっても綺麗だったんです。


水色の光の数が大夢くんへの愛のように感じられて  こんなに沢山の人に彼は愛されているんだって直接視覚で感じられたことが本当に嬉しくて 自然と涙が出てきました。



実は今回のステージ、直接大夢くんに会うことができた初めての機会だったんです。
地方に住んでいる かつ 医療に関係している身なので今までは中々応募することすら難しく、今回も正直かなり迷ったのですがやっぱりソロステージだけはどうしても行きたくて。
何とか折り合いをつけて行くことが出来た初めての現場だったので、大夢くんだけでなくファンの方を直接目にすることも初めてでした。


会場が水色の光で溢れた光景に涙が出た自分はもしかしたら 未だにオーディションの記憶に囚われていたのかもしれません。
あの頃に感じていた恐怖や不安をどこか拭いきれないままだったことに 今更ながら気が付いたのです。

でも水色の光で溢れた会場をみたときに、もう大丈夫なんだなって 今の大夢くんはこんなにたくさんの人に愛されて 応援されて 支えられているんだなって 心が温かくなって軽くなったような そんな感覚になりました。


初めてのソロパフォーマンス、本当に素晴らしかったです。
ここまでの時点であらゆることに感動しすぎて気持ちがいっぱいいっぱいになってしまったので、双眼鏡を構える余裕もペンライトを振る余裕ももはや立つ余裕すらなかったのですが 本当に素晴らしかった。
INIというアイドルという面をもつ一方で、髙塚大夢というアーティストとしての面の魅力も存分に発揮されていた時間でした。

前回書かせていただいた文章の中で以前追っていた界隈がVOCALOIDに関係する界隈であったことに触れた部分があります。
その界隈にいる中でVOCALOID楽曲を人間が歌うようなパフォーマンスは数え切れないくらい見てきていたのでそのようなステージに関しては若干目が肥えていたと思います。
なので尚更大夢くんがどのようなステージを披露するのかドキドキしていたのですが、大夢くんもしかして私の前居た界隈でパフォーマンスしたことある?と思ってしまう程 完璧に歌いこなしていました。 

ここで詳しく言及はしませんが、VOCALOID楽曲って本当に歌うのが難しい曲が多いのです。
その中初めてのソロステージでVOCALOID楽曲を披露することってなかなか大変なことだと思うし、しかも受賞作品の歌唱。
さらに観客側は身内だけではなく初めて名前を知るという方も多くいらっしゃる場だったと思います。
この緊張とプレッシャーってかなり大きいものだったんじゃないかなと私は勝手に考えていたのですが、そんなものを微塵も感じさせず、堂々と歌い切った大夢くんはとんでもない人だと思います。笑

特に最後の転調部分!
歌い出しの時点で大夢くん絶対この曲歌いこなせるなと確信しましたし、作品の世界観に染まりながらも自分の世界観も崩さないような 髙塚大夢のパメラを視覚や聴覚で存分に堪能できましたが 転調部分、本当に凄かったです。
あそこまで気持ちよく転調部分が歌われると、もうこちらも最高の気分になります。笑
後日配信されると思うので、個人的にぜひ聴いて欲しいポイントです!笑

歌い終わり、私の体感的にわりと長い時間カメラに抜かれていたと思うのですが(いわゆるエンディング妖精?) その時の顔が全部出し切ったってわかる顔で 会場を見渡しているようにみえました。
水色の光に溢れた景色を見ていたあの瞬間、大夢くんは何を感じていたのかな。


しばらくして会場が暗転したのでトークもしかしてないのかな?と思いましたが、本当にありませんでした。笑
自分の役割をしっかりと果たし トークなくステージから去っていった大夢くん、最高にクール。

髙塚大夢さんでした、 と進行の方が締めると長い間拍手が鳴り止みませんでした。(と私は感じました笑)


前の座席にいた櫻坂46のファンの男性も、手にしていた推しの名前が書かれているペンライトを水色に変えてずっと振ってくれていましたし、他のアーティストのファンの方もペンライトを水色に変えて下さった方がたくさんいらっしゃったと思います。
歓声を届けることができない中、アーティストに気持ちを伝える手段としてペンライトってとても重要なものだと思うのです。
なので私も他のアーティストの方の際に周りを見て必死にペンライトの色変えていました。笑




今回のステージを見て 髙塚大夢という名前を 存在を 作品をもっと知って欲しい、そしてこれからもたくさんの人に愛されてほしいと改めて強く思いました。

よく大夢くんはファンからの愛を受け止めきれていない と言うけれど、なんだかその気持ちがようやくわかったような気がします。笑
今でも本当にたくさんの人に愛されていて、でも大夢くんには今以上にずっと幸せでいて欲しいし 受け止めきれないくらい こぼれてしまうくらいの愛で溢れて欲しいから。

そのために私ができることなんてないに等しいけれど、1人堂々と大きなステージに立った大夢くんの姿を忘れないし 大切にするね。



大夢くん本当におつかれさまでした。
綺麗な景色を見させてくれてありがとう!