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ハ ル




神様って人が君を連れ去って         二度とは会えないと僕に言う         どこに行くんだよ              僕は何も出来なかったよ 美しすぎた人よ   サンボマスター /ラブソング


人を看取るという事。ずっとわかっていても突然起こること。命の気配が消えていく恐怖に立ち向かわなきゃいけないということ。怯えながら眠ること。何かに縋りたくなること。



自分の、無力さを痛感すること。



危ない、という連絡を受けた日、私はずっとあなたに会えるように祈ってた。あなたの姿を見た瞬間、泣いてしまった。


もう、残りの時間が少ないことが分かったから。



最後、泣いちゃってごめんね。大声で話しかけてごめんね。怖かったね。苦しかったね。私のこと、探してくれてたってね。私は苦しむあなたに、何か出来たの?



2020.02.02 よく晴れた日の午後 私の24歳の誕生日にみんなに見守られながらあなたは息を引き取った。


私はあなたを忘れない。毎年誕生日の度に、思い出す。あなたの形見を身につけて、ずっと過ごすよ。あなたが生きられなかった数十年を、あなたと一緒に生きるよ。


あれから私達は泣いてばかりで、前に進めやしない。あなたがいないなんて嘘なんじゃないかなって、未だに理解なんて出来やしない。


高速乗っててもあなたがいた所へ行こうとしちゃうし笑 あなたの名前を、別の誰かを呼ぶ時に間違えて呼んでしまって、もうあなたはいないことを実感して、また泣いてしまう。




私、これからどうやって生きていけばいいかな?







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