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好きな作家さんに会いに行った話



以前からとても好きでひっそりこっそりと見ていた作家さんの即売会イベントに行ってきた。


あんまりこういうイベントに行ったことがなくてちょっと緊張したけど、ご本人から直接作品集が買えるというなかなかない機会。
わたしはこの日をとても楽しみにしていた。

ずっと欲しかった作品集も無事買えてほくほくしながらもちがわさんとお話していると、もちがわさんの口から「うずめ」の3文字がでてきてびっくりたまげてしまった。

大好きな作家さんに存在を認知されている。
さらにわたしのみならず愛猫の名前まで覚えてもらっている。
こんな光栄なことがあっていいのだろうか。


その瞬間ありがたさと恥ずかしさで頭が混乱してしまい、きっとわたしはわけのわからないことや失礼なことを沢山言ってしまったんではないかと思う。


帰宅してからその後悔はさらにふつふつと噴き出した。

あの時なぜわたしは買ったばかりのニトリの猫マットをもちがわさんに見せたのか…?
見せる必要があったのか?いや、どこをどう考えても120%なさすぎる。
100歩ゆずって、それなりにおしゃれなブランドものとか何か話題性のある特別な猫グッズだったならばまだわかる。

ニトリでセール品として売られてた899円の猫マットて…(お値段以上だけどもよ。そういうことじゃなくてよ。)

あの貴重な時間の中でもっともちがわさんに作品のこういうところが好きなんですと伝えたり、旅のお話とか聞いたりだってできたはず。
それをなぜ…わたしは…

そんなことをぐるぐる考えているうちにわたしは恥ずかしくていてもたってもいられなくなり、今日のお礼と謝罪と共にもちがわさんにDMを送った。


するとすぐに返信があり、温かいお言葉に重ねて「先ほどうずめちゃんが夏用マットでごろごろしている写真を拝見し、またさらにニヤァ…としてます☺️」とまで言ってくださった。
作品だけでなくお人柄まですばらしい方だなんて。わたしはますますもちがわさんのファンとなった。


うれしくてルンルンしてしまう一日だった。
そして好きな人に好きと伝えられたこともまたとてもうれしかった。
行ってよかった。



利尻島とエストニアの旅行記ZINE。(with 必ず物撮りの邪魔をしてくる猫)
大ボリュームだ。背表紙までかわいい。
実際にもちがわさんが旅先に持ち歩いていたノートブックをできるだけ忠実に再現したデザイン・サイズ感なのだそうな。素敵すぎるな!?

1ページずつじっくり大事に読もうと思う。


もちがわさんの素敵な作品はこちらから↓

そしてうずめにも感謝した。
あなたのおかげでわたしの大好きな作家さんに存在を知ってもらえてたんだよー、と。
すごいなうずめ…たくさんの人に見てもらってるんだね君は。


でも毎日飼い主がせっせと自分のかわいい写真を世界中に発信しまくっていることなんてうずめにとったらきっと知らんがなってことなんだろう。なんだったらうずめは多分スマホが嫌いだと思う。露骨にぷいってするし。


「ありがとねー」と伝えると、案の定そんなの知ったこっちゃないわという顔でいつものようにごはんと遊びを要求されるのだった。


ついでにうずめに買ったニトリの商品をご紹介…



「ここにあるのはわかってる、いいから蓋を開けろ」という圧がすごかった。

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