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"自分に嘘はもうつけない"

最近諸々重たい。
自分の体も、部屋も、思考も。
過去に比べたらずいぶん整えてきたけど
また1段階上がりそうな予感。

写真は2018年にフランスで一人旅した時の。
ショルダーバック1個で。


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そんなツイートをした先日。
ありがたいことに♡をもらったりして通知が来ると自分の文章を見返すことになるのですが今回もそうやってるうちに思考がふと発展して。


少し過去に遡ります。

この時は楽しかったな、生きてるって感じがしたなぁ。
2018年の夏、フランス留学から帰ってきて就職して数年が経ち、後輩もでき責任も増え一人で担う業務量がキャパのギリギリを彷徨っていた頃。
今までは上司が勝手に組んだシフト上の連休を夏休み(笑)としてただ受け取って適当に過ごしていたのですが…その年の6月くらいかな。

どうしてもどうしてもフランスが恋しくなって。航空券を取りました。

上司への打診もせず。
年間のスケジュール的にその数日は余裕がある事、自分の部署は私の裁量で進められる権限を得ていたのももちろんあったけど…。
そこからは「もう航空券取っちゃったので…!」って押し通し。
全体の含めて業務的にも誰かにも迷惑はかけてません。念のため。
ただ職場の風潮的に冠婚葬祭ですら休みの申請は言いにくい雰囲気の中主張したのは確か。へへへ。

それくらい何かが私を押していた。



航空券もホテルも全部自分で手配して。一人旅。
ただの平日、月末月初またいでのたのもあり同行者は考えず。
いや、言い訳だな、「旅行」じゃなくて「旅」がしたかったのだと思う。
好きに好きな時に行き先決めて見たいものを見たかった。
留学してたのでざっくりの言語と交通システムは把握してるしなんとかなるだろう、と。


女性の一人旅はどうしても危険度が上がる。
身軽さが最重要だと考えました。じゃあゴロゴロ引っ張るキャリーケースは無しだ、と。
荷物はA4が入る程度のショルダーバック。
詳しい内容は一番最初に投稿したnote記事に。

ヨーロッパに行くというのに荷造りは前夜だった記憶。笑

当日、少し重めのショルダーバックを持ち空港に向かう途中、

「私生きてゆくのにこれだけでいいんだ」

って一種の開放感と感慨深いものがありました。

ね、ほんとは今すぐどこへ行ってもいいんだ。
ほんとに大事なものってすごく少ない。
なんでも最高級なものが揃ってるホテルで生活していいよって言われても持ち込みたい物ってあるのかな?


そんなこんなで現地についてあちこち巡りホテルに着いての当時のツイート。

写真の大本はこちらなんです。ある意味私の原点。



さて、冒頭の思考が発展した話に戻しますね。

思えば、この後から国内どの場所も「私はこの居場所じゃない」って感覚がどこかにあったんじゃないかって気付いてしまって。
あの時の深く深く、生きてるってなった感情・体感と比べると日本にいるとどこか、うわずっているというか。

私は普通に日本で生まれたし、両親ともに日本人だし、身近に外国人がいた訳でもない。この国も家族も友人も大好きです。大切な人もいっぱいいる。
私のヨーロッパ特にフランスへの憧れは大抵の日本人が持つものだって、この瞬間までそう思ってたんです。その割には留学し一人旅をし関わりのある仕事もしてるんですけどね。


でも、こう考えたら?
たまたま生まれたのが日本だった。そこが起点だから出会う人たちもそりゃ日本の人たちで。なんだかんだ便利で綺麗で美味しいものがあるから。もしかしたら、もしかして、ただの成り行き?

うっすらそんな感覚はあった。でもそんなわけない、海外かぶれじゃんって言われそうな周りの目も気になる。
でも、言語化していいのなら…

いつもどこか馴染まないの

何一つ自分の過去を否定するつもりはないし、
全部選んできた道ではあるのだけど。
だからこそ出会えた人も体験もいっぱいある。

向こうで生きることを選択したらそれらを否定してることにならないかっていう自分への懐疑。
もしくは「置いてかれた、私たちの関係性は重要じゃなかったんだ」って大切な人たちに受け取られるんじゃないかって。怖い。

この怖さは今書きながら浮かび上がって今気付いたものです。
言語化って大事だなぁ。



それで、そういう恐怖心とか建前を取っ払って

ああ生きてる!
最高。
幸せ。
これがいい!
今の私が好きだ。

って噛み締めるように思えたのはいつだった?ってなると留学中と一人旅。

思い返せばその片鱗はいっぱいあって。
卵が先か鶏が先かみたいなのもあるのですが
整理がてら羅列します。


・理由もなく小さな頃から牧場などの乗馬体験に惹かれてた。
・テレビの競馬(賭け事)には興味ないけどサラブレットの登場紹介シーンは大好き
・日本のずんぐりむっくり木曽馬はあんまり惹かれない
・20歳くらいに中国の草原で全力で馬を走らせた時最高に幸せだった。
・図書館で借りられるヨーロッパのアパルトマンインテリアの本が大好きだった。
・フランス語の発音が愛おしい
・大好きだった漫画「シュガシュガルーン」がフランスベースだと知ったのは大人になってから。
・洋菓子が食べるのも作るのも大好き。
・マカロン!
・カヌレ!
・フランスパン!
・海外の輸入を扱う仕事に最近惹かれる
・フランス留学
・TLに流れてくる現地の写真に「なんで私は今そこにいないんだろう」
・2週間前のディズニーのミラコスタから眺めるヴェネチアンハーバーの景色に切なさ?懐かしさを感じてずっと見てた。馴染む感覚。
・向こうでの自分の行動力、パワフルさ
・欧州のアンティーク品・家具にどうしようもなく惹かれる。手仕事が好き。日本工芸はあんまり。
・クラシックな服のデザインが好き
・ヨーロッパ男性のオールバックヘア・スーツ姿に萌える。
・現地の村、街、店、人が好き。
・ここ1・2年、楽しかったけどどうにも違和感。







理由も原点もなく、好きです。
いったい前世はなんだったんだろう?
とかまで考えてしまう。

今まで世界各国、色んなものを見て聞いて知ってきたのに
幼少期から心震える本質は変わってないんじゃないかって今更、昨日やっと気づいて。


なんてこと。


唐突に心の奥底にしまってた感情や感覚がひらけてしまったような。

見て見ぬ振りして適当に好きなものとして、時々旅行とか行ければ、普通に日本で働いて友達恋人と過ごしてそのうち結婚してちょっと地方とかどこかに家を持って。過去の延長でなんとなく生きて、なんとなく出来る事から選んで仕事にすればって。
どこか思ってたのに。

でもそれだと私ずっとこの微かなうわずった感覚のまま
他人の人生を見ているような、誰かに、その時の事情に左右されてそうやってこれでいいんかなって思いなが生きていくことになるんだって自覚してしまって。

ちょっと泣きました。

そうだったんだって言語化できた迷子を見つけてもらえたような安堵感と
進む道が見えた希望と、同時にわりと整備されてない道を選ばないと今後充足感はないじゃないかという一抹の不安と。



今も幸せは幸せなんです。「幸せ」は感情なので私の気持ち次第。
環境も状態も関係ない。
それはわかってる。これは間違えちゃいけない。
幸せになりたいってどこかへ追い求めるのは違う。


それでも、

今、MステをBGMに書いてたのですが福山さんが「革命」という歌を歌われてて、歌詞がリンクしすぎたので…

検索してきました。一部引用しますね。


ー(前略)

さあ風よ吹け さあ風となれ
私よ今 私に革命を起こせ
本当の声を 本当の言葉で
私だけが 私を変えられるのだと
決断の瞬間はいつだって怖くって
それでも自分に嘘はもうつけない
行こう
世界が変わるんだ 私が変われば
想像を越えるんだ 私を超えるんだ

福山雅治「革命」

歌に答えをもらうとは…。
「それでも自分に嘘はもうつけない」だって。
ああ、そうなんですよね。


こうなるともうね、

「じゃあ、どうする?」

しかなくなるんですよ。参ったねぇ…






今回はここまで。

次回は「じゃあどうする?」の答えを探す脳内作戦会議を文章化しようかな。

読んでくださってありがとうございました。



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