自転車を用意する

僕がまだ高校生だった頃によく読んでいた漫画で「あひるの空」という高校生のバスケ部を描いた漫画がある。
アラサーになった今漫画の内容を思い返すと非常に懐かしい気持ちになる。ちょうど高校生の頃に高校生の主人公の学園物語を見ていたから青春時代を思い出してしまうのだ。
あひるの空の21巻だったと思うのだが、コミックスのカバーの…あれは何て言えばいいのだ…カバーを折り返して右側に来るやつ…背表紙と言うのだろうか。カバーに文章が書いてあって漫画を読み始める前に読むやつだ。
今でも21巻のその言葉をよく記憶している。確か日本とアメリカの学生のアルバイトを探す時の違いについて書かれていた。
日本の学生はアルバイトを探す時にまず求人雑誌を読むそうだ。現在で言えばネットでマイナビを見たりインディードを見たりということだ。
一方アメリカの学生はアルバイト探しを始めようと考えた時にまず自転車を用意するそうだ。
「やりたいことがあればまずは自分の力でつかみ取りに行け」そんなメッセージが確か書かれていたと思う。
現在はコロナの流行は終わりを迎えているように感じているが、この2年以上を通して自分の身体は実体験よりネットに様々なことを頼っている生活になっている。しかしやはり本当の体験は実体験の中から身体を通して感じるものだ。自分の足で稼いで得た経験がいざという時に自分を助ける。コロナ禍での生活になってから色々なものが鈍っていると感じるからこそ何かを変えていかなければならないと思う最近だ。


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