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小説

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創作大賞2022に応募した作品や、創作小説をおいてます
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#創作

魔法紳士ネイサンソン

Ⅰ 嵐の夜だった。大貴族ダイヤモンド氏の豪邸に付属した温室が、雷鳴と共に浮かび上がった。…

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Bullet Logic あらすじ

生き別れた妹を探す少年エドガー。妹探しを手伝ってくれている夏海と訪れた、東南アジアの路上…

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Bullet Logic #3

5  「とにかく、脱出だ!」 ポールが、手榴弾を投げようとピンに指をかけた男を撃って叫ぶ…

Bullet Logic #2

「追ってきた……!撃ってきたー!」 運転席後方に座していた夏海は、首をすくめて体を縮めた…

Bullet Logic #1

1  東南アジア特有の湿気を濃密に感じる路上が、慌ただしい空気でかき乱された。その原因は…

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お仕事小説が書きたい!

…と思ったのは数年前、仕事ってなんだよーという悩みの壁にぶち当たったからでした。  その…

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【小説】#5ワーク、アフェア、ジョブ

第5章 共存と確執は静かに同居する “2020年 慣性”    伊治原京子は記録室にある、自分の机に座っていつものように学会誌を読んでいた。隣では熊田が電子カルテを操作していた。 伊治原はあれ以来、自分が何をしたのか分かっていないようで、ついには瑠偉を出入り禁止にしていた。にも関わらず、スタッフたちには無邪気に話しかけてくるのだった。いや、というより自分の考えなりを披露したがっていると言った方が正確かもしれない。  と、伊治原が息を呑んで学会誌をめくる手を止めた。そして

【小説】#4ワーク、アフェア、ジョブ

第4章 狼煙を上げてみたものの “2020年 憤激”  この病院の手術室の感染対策を“任されて…

【小説】#3ワーク、アフェア、ジョブ

第3章 激変、劇変 “2020年 蜜月”    パンデミックが宣言されて以来、病院の様子は変わっ…

【小説】#2ワーク、アフェア、ジョブ

第2章 事の始めに事がある “2020年/2019年度”  仕事始めは怒濤の如く開幕した。緊急手術に…

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【小説】#1ワーク、アフェア、ジョブ

プロローグ  塚山りりかは険しい表情で抹茶ケーキをつついていた。ケーキをぱくりと頬張りた…

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