―アンリアル・プラネットの歌詞についての考察―
どうも、noteを始めてみました雨ヤ鳥です☔
何から書き始めましょうか……ひとまず新曲「アンリアル・プラネット」を出しましたということで歌詞の解説でもしますね
とはいえ歌詞の解釈はそれぞれ人によって違うでしょうし、それを壊したくはないので、あくまで雨ヤ鳥から見た歌詞考察程度に留めていただけると助かります(歌詞を書いた本人ですら歌詞の真意が分からない、ということもよくありますし……)
それでは本題に移りますね
まずはコンセプトから。もちろんこの曲は「砂の惑星」のアンサー曲ではあるんですが、主に言いたいことは『自分の視界に映っていないものを認識していないくせに、全体を語らないでください』ということですね
具体的に言うと、例えばボカロの話で言えば2016年とかミリオン曲が少なかったりしてボカロ衰退論とかがよく唱えられた時期じゃないですか。確かにそれはそうなんですが、その時期にも素晴らしい曲を投稿し続けたボカロPの方々がいるはずで……。
その方たちの努力が看過されてそういうことを言われ続けていたという現実が悔しくて悔しくて、この曲を作り歌詞を書いたって感じですね
ちょっと脱線しましたが歌詞の解説を……といきたい所ですがもう少しだけお待ちを。見逃されがちですが、動画の冒頭の文について言及させてください!!!
あの日、惑星は「今後千年草も生えない」と歌われた。確かに表面上から見たらそうなのかもしれない。だが僕たちは知っている。影では無数のボカロPたちがその命を削り、魂を込めた楽曲を届け続けていることを。 中にはあまり多くの人の耳には届かずに埋もれていった良作も数多くある。それらに目も向けない人たちに「昔のボカロ曲はよかった」「最近はいい曲もないし、ボカロはもう終わり」などと言われた時代があったのは事実だろう。最近では世間でもボカロが受け入れられつつあるし、そのようなことを聞くのも少なくなったように思える。そんな今だからこそ、この曲でも僕らの惑星の存在証明をしようと思ったのである。
長文失礼しました、こちらが冒頭に書いてある文字の概要です
主に言ってることは上のコンセプトと同じような感じですね……。これを見るのと見ないのとではかなり歌詞に対する印象が変わると思われます
ではようやく歌詞の解説です。まずは1番Aメロから
例えばもしものことだけど
有る物が無いのなら
例えばもしものことだけど
無い物が有るのならば
これは一応語感から作った歌詞なんですが、存在してる物でも視界に映っていなければ存在していないようなもので……的なことを言おうとしてます
(こういうことを表現できる語彙力が欲しい…………)
続いて1番Bメロ
切って貼って 堂々巡りの
正解だって分からない なのに
なんで なんで
言い得たような気で また
無知を晒す
いや〜〜〜我ながら言葉が強いですね……かなり悪口なのでは!?!?
それはさておき、ここは(語感重視で歌詞を考えたので意味はかなり曖昧なのですが、)主にボカロ衰退論を唱えてた人たちに向けての言葉ですね
Aメロの「存在してるのに存在していないことにされているもの(以降Xと呼ばせてください)」は1番では「あまり知られていないボカロ曲」といった所なんですが、それらを知らない人たちが堂々と言い得たように「ボカロは衰退している」と言ってるのに対して『正解は知らないくせに……無知を晒してんぞ』って言うような構図になってます
文字に起こすとちょっとややこしいですね……それではサビに行きましょう
蜜を知った オートマタ
その濁った目に映るは
「価値も無い空虚な
砂の海のような0の終わり
もはやきっと ナイトメア」
誰のことか知らないけど
見ろよほらありふれてる
未来の音を
言葉が強すぎるんじゃ〜!!!!!
でもここは、曖昧に濁して言い切らないままではカッコ悪いと思ったのでズバッと言い切りました
それはそうとして、ここはそうですね………… まず「蜜を知ったオートマタ」→「『ボカロ全盛期』を知っていて、最近のボカロ事情を知らないくせにボカロ衰退論を唱え続けている人」って感じですね
その人たちが言うには「ボカロはもう終わっていて、悪夢のようだ」と。
それに対して「誰がそんな事言ったのか知らんけど、それは違うぞ……。ニコニコを見てみろよ。未来でもずっとミク(ミライと読んでるけど完全にミクさんを意識してます)さんの曲で溢れてるんだぜ。」的なことを言ってるのが1番サビですね
続いて間奏を挟んでCメロですね
あーーーーーーーーーー
何度目だよもう聞き飽きたわ
考えたってまだ分からないの?
存在だってほら知らないのに
それでも廃れてるの?
見つけてよって声聞かないなら
難題だってまだ笑うのなら
底辺だってほら見下すなら
見てろこの鼓動を
ここはほぼ歌詞通りですね、直球で想いを叫んでます
Xの事も知らないくせに廃れてるとか言うのはどうなの?ってのと、あとはX側視点からの歌詞ですね……。(こちらもX側の立場なのでありったけの想いを乗せました)
ここから、砂の惑星にもあったようなボカロ曲リスペクトゾーンに入ります
信じてたものは魔法の鏡で(初音ミクの消失)
ホップステップでダンスしたって(ワールズエンド・ダンスホール)
メーデーなんて届きやしないから(ゴーストルール)
飛び込んでみたの溶けてしまいそう(炉心融解、メルト)
光線銃で撃ち抜くエイリアン(千本桜、エイリアンエイリアン)
最前線から灯篭の海へ(DAYBREAK FRONTLINE、メリュー)
愛を謳って君を照らすまで(シャルル、グリーンライツ・セレナーデ)
回り続ける「砂の惑星」(からくりピエロ?、砂の惑星)
これは歌詞自体には特に意味はないですね……
P被りなし、伝説入り↑のみで固めました
2Aは1Aを逆にしただけなのでパス、続いて2B
吸って吐いて 妄想ばかりの
世界なんて 刺さらない? ならさ
なんで なんで
想像の刃で また
糸を断つの?
今回のXは「最近のニコニコ文化」です
ニコニコが廃れたことにされてるのが悔しかったので2番ではこちらについて言及しています
「「ニコニコ文化」という妄想の世界なんて刺さらない?(いや、刺さるよね(反語))
じゃあなんでニコニコは廃れたとか勝手な想像で(ニコニコとの)糸を断つんですか???」
語感も重視したので曖昧な感じですが、こんなこと言おうとしてます
疲れが見えてきたのか口数が減ってきましたが2番サビ行きましょう
いつか去ったオートマタ
その眩んだ目に映るは
「既に散った廃墟の
爆破跡のような 0の終わり
もはやきっと ダークマター」
まだ光る星も知らずに
見ろよほら輝いてる
笑顔の場所を
相変わらず言葉が強いですね〜〜〜〜〜〜〜〜(もうちょっと自重してどうぞ)
ここでの「いつか去ったオートマタ」は「今のニコニコを知らないくせに、ニコニコを去ってニコニコは廃れたと言ってる人たち」ですね
「ニコニコはもう廃れきってお先真っ暗だな」ってのに対して、「まだ光ってる凄い奴らを居なかったことにしないでくれ。ニコニコは変わらず文化を生み出す場所として輝いてんぜ。」的なこと言ってます(ネタ要素としては、「爆破跡」はニコニコ本社爆破から来てたり)
ピアノソロを挟んでここからが本番。言いたいことの全てが落ちサビとラスサビに詰まってます(ぜひ最後まで聴いてくれ〜〜〜〜)
まずは落ちサビ
もしもそんな世界が
無くなろうとするのならば
僕はきっと全てを
この曲に乗せて 声を上げる
「そんな世界」は1番サビ、2番サビの最後のフレーズから「未来の音」がありふれてる、「笑顔の場所」が輝いてる、そんな世界ですね
もしこれらが無くなろうとするのならばこの曲で声を上げる、ってことです。つまり逆説的に現時点ではこれらは無くなっていない(=存在している)わけで、これが動画の冒頭の文の「存在証明」という訳ですね
ごめんなさい、ちょっとだけカッコつけたくなったので……
それはさておき、ラスサビです。ここにこの曲の本質が詰まってると言っても過言ではないです
逸を乗せた ユートピア
まだ知られぬ才もあるでしょう
歩き出して 出会って
愛を分かち合う この場所なら
海路だって 見えるさ
廃るアイロニーは拭って
木々を持って 溢れるまで
僕らの惑星(ほし)で
「逸を乗せたユートピア」=「ニコニコ」です
ボカロPさん、歌い手さんや踊り手さんだったり色々な凄い人たちがいるこの場所で、その中でもまだ知られていないすごい才能の持ち主がいっぱいいるはずなんですね
でも、ニコニコなら始めたてでもタグ検索とかランキングでちゃんと見つけてもらえて、色々なコメントをもらったり好きな所を分かち合ったり出来るし、自ずと活動の道は見えてくるはず
ニコニコは廃れてるみたいな皮肉は拭い去って、僕たちの惑星をもっともっと木々で溢れさせてみませんか?
こういうことを言ってます
つまりニコニコしか勝たん、って訳ですね
ニコニコが大好きなので…………
雨ヤ鳥による「アンリアル・プラネット」の歌詞の考察は以上です
ド長文失礼しました……ここまで読んでくださった方、本当に本当にありがとうございます…………!!!!!!!!書きたいことを全部書いていたらこんなことになってしまいました
深夜テンションで書いたので所々分かりづらい所はあると思いますが(特に最後の方とかグダグダですが)、ふーん雨ヤ鳥こんなこと考えてたんだな程度に思っていただけたら幸いです
また気が向いたら、別の雨ヤ鳥楽曲の歌詞考察だとかそれ以外の何かとかのnoteも書くかもしれないので首をこのnoteくらい長くして……いや、あんまり期待しなくてもいいのでぜひお待ちください……!
雨ヤ鳥でした☔
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