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中山記念 考察&予想

中山記念 考察&予想


☆想定ラップバランス:平均瞬発型加速ラップ戦(やや持続寄り)

コース形態を考えると、スタートから前半の2F目まで上りが続く関係で、よほど速いペースで逃げる馬でなければ、前半の入りはややスローになる傾向。
2コーナー途中から下りになるが、比較的短いバックストレートとコーナー4つを走ることから、ペースは一気に上がりづらい。
好メンバーが揃うわりにペースが上がらないのは、ドバイ含め次走G1へのステップとして使う背景もあいまって、直線まで余力を残したペースで進み、L2F目が最速になる瞬発型加速ラップになるケースが多くなる。
※近2年は、バビット・パンサラッサがハイペースで逃げたのでやや特殊と判定。
やや持続寄りの瞬発型加速ラップの形になると、前にポジショニングする馬に展開利が出てきやすくなり、且つAコース初週ということもあり、内前にポジショニングできる馬でキレ勝負に強い馬が狙いに。



☆上位評価馬

(アイウエオ順)
※木曜日現在 某ネット競馬想定オッズ採用


・イルーシヴパンサー(8番人気 単勝16.7倍)
東京新聞杯でファインルージュ・カラテに先着、安田記念でも8着だが0.2秒差に走っているように能力は高い。
京都金杯ではいつもより前目にポジションを取り、内をつく今までにない競馬で快勝。
レースの幅が広がり、前走のペースで追走力が出てきた今なら1800mの距離延長で更に良い位置で競馬が運べるようなら決め手もありチャンス十分。
左回りを中心に使われてきているので、右回りでの戦績が嫌われオッズ妙味が出そうなのも良い。


・ダノンザキッド(2番人気 4.0倍)
安田記念・関屋記念は展開負けのレースを少差、瞬発型ラップのマイルCSを2年連続で好走できているように能力は最上位クラス。
昨年の中山記念・皐月賞で惨敗していることから中山コースへの不安も聞かれるが、ホープフルSや弥生賞で走れていることから、そこまで悲観することもないはず。
ここも能力的には最上位クラスでいいはずなので、中山での敗戦が嫌われてオッズが下がるくらいなら素直に買いたい。


・ヒシイグアス(4番人気 6.2倍)
近2走は前傾の持続型失速ラップ戦。
後半の持続力は相当高く瞬発型のレースより高速持続型ラップの方が能力を発揮できる馬。
2年前の天皇賞秋では長期休養明けながら、瞬発型加速ラップにも対応し上位3頭が強かったレースの5着なら、瞬発型のラップバランスになってトップパフォーマンスを出せなくても絶対能力の高さでこのメンバーなら対応できそう。
2年前の中山記念を制しているように中山適性も高く、戦ってきた相手を考えると想定人気のままならオッズとしては甘い印象、ここは買いたい。


・ラーグルフ(6番人気 12.7倍)
前走の中山金杯は、前有利の流れを外から上手く2着馬のクリノプレミアムを被せて差し切る完璧な競馬。
上り幅が小さいレースを差し切ったのは価値があり、マテンロウレオが次走で京都記念2着の内容から、現4歳世代でクラシックに乗った馬でもあり素直に能力は高い。
皐月賞8着は0.6秒差だが後方一気の馬には厳しい展開(後方一気ではドウデュースですら0.3秒差に負けたレース)での着差を考えれば評価できる内容。
前走の感じなら距離短縮はさらに良さそうで内枠引ければ期待大。



☆その他人気馬などの短評


・スタニングローズ(3番人気 4.9倍)
秋華賞ではナミュール・スターズオンアースを抑え、且つこの秋華賞で先行したアートハウス(5着)は愛知杯で古馬に対して勝利、プレサージュリフトは京都金杯3着と好走。
能力はここで通用してもおかしくない裏付けがある。
好位でポジショニングできることはAコースで行われる中山記念において強味であり、瞬発型加速ラップでもフラワーCで3番手から押し切り勝ちしているように、ラップ対応幅も広く、ここは人気でも押さえたい。


・ソーヴァリアント(1番人気 2.5倍)
2年連続でチャレンジCを制覇、差し追い込み決着の近4走を先行して心房細動のセントライト記念を除いてオール連対。
チャレンジCでは瞬発型加速ラップと持続型失速ラップの真逆のラップバランスで勝っていることからラップ対応が幅広い。
阪神内回りコースのパフォーマンスがあまりにも高いのは気になるが、中山がダメという感じでもなく、おそらく一番人気だとは思うが下手に嫌いすぎるのは危険か。


・シュネルマイスター(5番人気 10.6倍)
後半の高速ロンスパ戦に最もラップ適性が高く、長く速い脚を維持して使うことを要求されるレースで最もパフォーマンスを発揮できる。
今年の中山記念で求められるラップ適性とはズレそうで、近走のレースぶりから位置取りはどうしても下がってしまいそうで距離延長でもそこまでポジションを上げられるとは考えづらい。
バシュロ騎手がインつきなどして前が開けばワンチャンスありそうだが、Aコース内前有利想定のここではやや不向きな印象。


・ドーブネ(7番人気 16.2倍)
前有利の流れを上り最速で押し切った3走前、前走は離して中盤で緩めて引き付けて離す完璧な逃げ。
瞬発型ラップを先行し楽逃げの次走で、この内容でさらなる上積みを求めるのは厳しそう。
今回も楽に逃げられるようであれば展開利が出てきてもとは思うが、1コーナーまでの距離が短いので枠や並び次第では先手を取るまで苦労する可能性もあり、なかり恵まれないと能力的にはこのメンバーだと壁がありそう。


☆のーむーの印


◎ イルーシヴパンサー

考察&予想より一部引用
東京新聞杯でファインルージュ・カラテに先着、安田記念でも8着だが0.2秒差に走っているように能力は高い。
京都金杯ではいつもより前目にポジションを取り、内をつく今までにない競馬で快勝。
瞬発型加速ラップ戦の安田記念・持続型失速ラップ戦の京都金杯とラップバランスへの対応幅も広くなり、且つポジション取りも良くなったことでレースの幅が広がり、前走のペースでも中団で競馬ができたように、追走力が出てきた今なら1800mへの距離延長で、更に良い位置で競馬が運べれば決め手もありチャンス十分。
内枠を引き当てたので、前走のように枠なりに上手くインを立ち回ることができれば、横山武史騎手&ソーヴァリアントが前を早めに掴まえにいったところを通って差し込んでこれるとみて、ミルコ騎手の手腕にも期待し本命推奨します。

◎ ③イルーシヴパンサー
〇 ①ダノンザキッド
▲ ⑥ソーヴァリアント
☆ ⑬ラーグルフ
△ ⑪ヒシイグアス
△ ⑫スタニングローズ

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