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平場セレクション 6/15(土)



☆特別考察レース 京都11R(米子S)

◎ ⑬モズゴールドバレル

今年の米子Sを考察するポイントは大きく二つ

① 唯一の3歳馬ノーブルロジャーの取捨
② 高速馬場化する京都芝の高速決着と失速ラップ戦への適応力

まず、上位人気必至のノーブルロジャーをどう扱うか。
結論から言うとここは消します。

1勝クラスなど下級条件では、クラス編成の関係上と斤量のダブルプラスを活かした3歳馬が圧倒的に有利ではあるが、当然のようにクラスが上がるにつれてそのハードルは高くなる。
特に、3勝クラス〜OPにかけてのこのクラスの壁は、3歳6月のこの時期で簡単に超えられるほど甘くはないことは、過去のデータが物語っている。

2019年以降、6月に古馬混合のOP〜重賞で勝ちきった3歳馬は、ナムラクレア・スマイルカナの2頭のみで、いずれも牝馬で斤量50キロの軽斤量で出走。

今回54キロで出走のノーブルロジャーだが、牡馬で54キロ以上を背負って馬券になったのは、シュネルマイスターの安田記念3着のみ。(シュネルマイスターは3歳秋にグランアレグリアと僅差のレースなどもあり、複数G1を勝てるだけの能力は十分に持ち合わせていた馬)

ノーブルロジャーのシンザン記念勝ちが、同日古馬2勝クラスを上回る好タイム勝ちとはいえ、シュネルマイスター級の成績やパフォーマンスを3歳限定戦で見せているかと言われれば疑問は残る。
今年の3歳馬は世代レベルは高そうに感じるし、シュネルマイスターはG1の超ハイレベルメンバーが相手だったことを考えれば、ノーブルロジャーもOPなら通用してもと思わなくもないが、別定で最大斤量差4キロのここだと、さすがに越えるべき壁は高く感じる。
シンザン記念・毎日杯と時計のかかる馬場で連続馬券内だったことからも、高速決着への裏付けも乏しく、ここは人気を背負うくらいなら思い切って消して他の馬から妙味を求めたい。

もう一つのポイントは、阪神改修に伴うロングラン開催&京都開催2年目に入り路盤が固まってきたことで馬場が高速化になっていること。
この高速馬場の京都では、過去に高速決着のレースで好走した馬たちが分かりやすく上位に走るケースは多い。
週中に雨もなく、更に気温の上昇とともに馬場が乾いて高速化が進んでいる予感のする京都芝コース。
OPクラス以上ともなれば、早めの仕掛けからレースが流れ高速失速ラップ戦になることも、3歳戦や下級条件に比べ圧倒的に多いことから、失速ラップ戦に強く、時計勝負に対応できる近走の走りから上積み大きいと判断して、モズゴールドバレルを本命に指名します。

モズゴールドバレルは、出走馬の芝1600m持ちタイムNo.1(1.31.6)
マイルを31秒台の決着で勝ち切った馬は、モズゴールドバレルとメイショウシンタケの2頭のみ。
この2頭の評価を分けたのは、高速失速ラップ戦への適性の高さと今回への上積み。

モズゴールドバレルの近4走は、3勝クラス勝ちの秋色Sを含め全て<加速型ラップ戦>
秋色Sの後半3Fは(10.9-10.8-10.9)の超高速3F戦だったが、この上がり勝負にも対応して勝ち切った内容も強かったが、鞍上の藤岡佑介騎手がレース後に『この速い上がりのなか、素晴らしい切れ味を発揮してくれましたね。流れが違えばもっと目立つ脚を使えたと思います』とコメント。

流れが違えばとは、もっと前半のペースが流れて、持続型ラップ戦になった際に、長く速い脚を他馬より持続できることこそ、この馬の持ち味であることを示唆するコメント。

2走前は、馬体減(-10キロ)で能力を発揮できなかったと団野騎手がコメントしているように、体調面も厳しかったが、何より展開が全く向かない中で、差し追い込み決着を先行勢では最先着(テンハッピーローズと0.1秒差)。

前走は不得手な瞬発型加速ラップ戦に加え、直線でバランスを崩しながら、勝ち馬から0.5秒差は価値が高い内容のレース。

2走前の緩めの馬場より、今の高速馬場ならパフォーマンス上昇を期待できるシチュエーション、極端な差し追い込み決着にならずに持続型ラップに持ち込めればここは勝ち負けまで期待します。

◎ ⑬モズゴールドバレル
〇 ⑪アスクコンナモンダ
▲ ④メイショウシンタケ
☆ ③フリームファクシ
△ ⑧⑫⑭⑮

※参考買い目
単勝

馬連
⑬ー③④⑪
ワイド
⑬ー③④⑪
3連複
⑬ー③④⑪ー③④⑧⑪⑫⑭⑮





函館1R

◎ ⑨セジールレーヴ
〇 ⑫ルージュエリシア

前走に続き本命。
前走は長期休養明け&初の1200m戦で流れに乗れるかがポイントと見ていたが、スンナリ好位の3番手につける走りでスプリント戦に対応。
前走は落鉄しながら3着馬と0.3秒差の少差なら、先行馬も少ないここは再度スンナリ先行策から押し切る競馬で今度は踏ん張れていい。
前走の勝ちタイムは函館SSと同タイム、1勝クラスを上回る時計で勝ち馬も強かったし未勝利戦としてはペースもきつく見直せる内容、ここは好走に期待します。

※参考買い目
単勝

馬連
⑨ー⑫
ワイド
⑨ー⑫




東京3R

◎ ⑮スーパーソニック

4走前にダートへ替わってから、徐々に距離を延ばしているがダート4走全てで上がり2位以内と、直線で進路が開くとしっかり脚を使える馬。
砂をかぶるとやや頭を上げ気味なところからも、大外枠で砂をかぶらず追走できるこの枠はプラス。
2走前は前有利レースを後方から展開負けのレースも、直線で砂をかぶらない位置に出してからは強烈な決め手を見せて0.2秒差まで追い上げた内容は〇。
前走は直線で苦しい位置取りから内をつく窮屈な競馬だったが、自身のタイムも詰める走りで3着と好走。
約8か月の休み明けになるが、調教はしっかり動けていそうだし、何より2歳の夏~秋にかけて年明けより馬質が高い相手の中で少差に走っていたのだから、メンバーレベルが落ちるここは体調さえ問題なければ十分勝ち負けになるレベルの馬。
外枠を活かしてスムーズな競馬ができればここは一発に期待します。

◎ ⑮スーパーソニック
〇 ⑭ミスサラワク
▲ ⑫ツインクルステージ
☆ ⑨サラフォーコン
△ ①セイウンマカロン

※参考買い目
単勝

馬連
⑮ー①⑨⑫⑭
ワイド
⑮ー⑫⑭
3連複
⑮ー①⑨⑫⑭ー①⑨⑫⑭(6点)




京都6R

◎ ③ケーヴァラ
〇 ⑯アイファーキャップ

新馬戦の勝ち馬がテーオーパスワードであることも然り、2着馬以下も軒並み勝ち上がっている超ハイレベル戦、新馬戦の6着馬は1勝クラスでも2着があり、そのメンバーの中で4着は未勝利戦なら能力上位。
その新馬戦は上がりの4Fが(13.3-13.1-12.3-12.1)の純加速ラップ戦で僅かにキレ負けた分。
前走は長期休養明けながら、スタートから出していって位置を取る競馬で、前走より前半が3.4秒速い前傾ラップのレースを、インから上がり3位の脚でしぶとく伸びた走りは、休み明け&下見所から馬っけを出していた中での走りを考えれば及第点。
砂をかぶっても対応できていた走りから内枠も問題なく、ここは能力的にも勝ち負けを期待したい。
相手は前走で出していく競馬でもラストでしっかり脚を使えたアイファーキャップ。
位置を取りに行けたのは収穫で、外枠から砂をかぶらずスムーズならもう一段上があっても、まだオッズがもらえそうならここも買う。

※参考買い目
ワイド
③ー⑯(1点)




東京11R

◎ ⑥ミシシッピテソーロ

前走は(45.4-46.1)と前半4Fが今年2番目に速い前傾ラップを、前目のポジションから枠なりに大外を回される負荷の大きい競馬ながら、0.2秒差の7着に走った内容は価値大。
イン前で走った2頭が踏ん張れる馬場だったことを考えると大外を回らされる負荷は大きかったはずで、今回に向けての上積みは大きい。
2走前のマイル戦は好スタートだったが、結果的に抑えすぎてポジションを落としたことで前有利の瞬発型加速ラップ戦をポジション負けと敗因明白。
4走前は今回と同舞台で、3走前の勝ち馬レベリング、今回1番人気濃厚のマンドローネに先着しており、能力の裏付けは十分。
スタートも速いので内枠にそれほどテンに速い馬もいない並びから、中枠を活かして良いポジションをスンナリ取れそうなのもプラス、意外とオッズももらえそうで期待値も高い、相手関係からもここは勝ち負けに期待します。

◎ ⑥ミシシッピテソーロ
〇 ⑫オメガキャプテン
▲ ④ヤマニンデンファレ
☆ ⑧ヴェールアンレーヴ
△ ⑤⑨⑬

※参考買い目
単勝

馬連
⑥ー④⑧⑫
3連複
⑥ー④⑧⑫ー④⑤⑧⑨⑫⑬(12点)

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