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ラクエンロジックのパックを使ってブースター・ドラフトをやろう!~カードゲーム祭2024に向けて~

はじめに

 はじめまして。みょ~ん(@onmyo_nn)と申します。

 2024/05/03-04に開催される「PalVerse presents カードゲーム祭2024 in 東京」にて死んだはずのラクエンロジックのイベントが実施されるとのことですが、サービス終了直前の環境(所謂感謝環境)のデッキを持っておらず、今からカードを集めるのも難しく頭を抱えている人も多いのではないのでしょうか。

最期までやっている人が今更手放すようなものではない

 昔のデッキを引っ張り出してフリー卓で遊ぶのもまた一興だと思いますが、自分のデッキが無くとも未開封のパックを使い、1からデッキを組んで遊ぶ「ブースター・ドラフト」という非公式の遊び方もあります。頭数がそれなりに必要なので絶滅危惧種のラクロジおじいちゃんを集めるのが大変ですが、久しぶりの公式イベントで人が集まるので、これを機にブースター・ドラフトで遊ぼう!という魂胆です。
 サ終TCGの未開封パックを集める方が大変じゃないかって?そんなことはありません。ラクロジには絶版から8年近く経つのに未だにボックスがAmazonで定価の1/3で売られている伝説のクソパックがあります。(悲しいことに一時期はカートン数千円で投げ売りされていました。)

ブースターパック第二弾 BT02「Believe&Betray」

 行き場のないパックを有効活用しつつ、古のクソパックを剥いて哀愁に浸りながらデッキを組み遊ぶ、SDGsにも配慮した遊び方ということです。
 以下にブースター・ドラフトのルールや環境、過去に遊んだときのサンプルデッキなどを載せてあります。カードゲーム祭でもラクロジイベントの近くの卓で人を集めて遊ぶ予定ですので、興味のある人は是非読んで声をかけて頂けたらと思います。


ブースター・ドラフトのルール デッキ構築編

 まずはドラフトが公式フォーマットとして制定されているMtGのホームページから説明を引用します。

ドラフトでは、まず各プレイヤーがブースターパック1個を開けてカードを1枚選びます。続いて全員、残りのカードを左隣のプレイヤーに渡し、各プレイヤーは受け取ったカードから再び1枚カードを選び、また渡します。これをパックのすべてのカードが選ばれるまで繰り返します。次に、各プレイヤーは2つ目のパックを開け、同様にカードを選びますが、残りのカードは右隣に渡します。すべてのカードが選ばれたら、3つ目のパックも同様に選びますが、今度は左隣に渡します。
すべてのカードを選び終わったら、手元のカードを使ってシールドデッキ同様に、デッキを構築して対戦します。

https://mtg-jp.com/gameplay/format/draft.html
引用元: https://mtg-jp.com/gameplay/format/draft.html

 ラクロジは1パック7枚入りでMtG(15枚)と比べて少ないので、2パックを同時に開封して14枚の1つの束にして、その束からカードを1枚選び隣のプレイヤーに渡していきます。全てのカードを選び終わったら次の2パックをまた開封して選んでいき、計6パック分のカードを選び終わるまで繰り返します。7×6=42枚の選んだカードが手元にあるので、そこから2枚を除いて40枚のデッキを構築します。

 ここで、通常の構築ルールと異なる点が出てきます。デッキ枚数が50→40と少なくなりますが、BT02のカードプールはカードを引く等のカードアドバンテージを取ることのできるカードが非常に限られており、デッキ枚数が少なくなってもデッキ切れによる敗北は滅多に起こりません。

CとUだとマジでこれくらいしかない


 次に逆理の枚数についてですが、ドラフトでは構築時の逆理の枚数制限はありません。逆理は1パックに1枚とプール全体に対する枚数が決まっているので、多くガメると他のプレイヤーの逆理が少なく定義戦を有利に進められますが、同時に事故の要因にもなります。
 門デッキについては、パックからは出ないので各プレイヤーで持ち寄ったものを使う形になります。箱プロモなどの強力な門カードは今から手に入れるのが大変なので、初期TDに入っている1-5門×2の10枚を基本のルールとします。
 運良くSCRの門カードを選ぶことのできたプレイヤーは、デッキ構築時に追加で1パックを貰い、そこから出た7枚のカードを全て自分の手元のカードに加えてからデッキを構築します。

追加で1パックGET!

ブースター・ドラフトのルール 対戦編

 対戦時のルールについてですが、選んだ紙束40枚がデッキとして機能するように以下の追加ルールを設けています。

  • 定理者同士、使者同士でも合体ができる。

  • ゲーム中1度だけ、手札から合理体を合体で出したときにカードを1枚引くことができる。

 使者と定理者の内の片方が全く出ないカードプールでも合体ができ、メインとなる合理体を引いてしまってもアドバンテージを失わずに合体できるようになっています。それ以外のルールはBT02発売当時のルールに準拠します。手札上限?このカードプールでそんなに手札を抱えられると思ってるの?あとマイロジなんてねぇよ。

BT02ブースター・ドラフトの環境

 まず、BT02のカードプールの特徴として、ワールドがテトラヘヴンのみで色発生を気にする必要が無いことと、2種類の「名称」シナジーが挙げられます。1種類目の名称シナジーは同じ名称を場やレベル領域で参照する効果で、BT02に登場する各キャラクターに割り当てられています。

自身と同じ「縁」名称を要求

2種類目は異なる名称の種類を場やレベル領域で参照する効果です。

BT02の中で唯一環境で使われたカード

 5名称シナジーを代表する《一気当千 クロエ》と《コンビネーションプレイ 義親》は数少ないカードアドバンテージで優位に立てるカードであり、回ってきたら絶対に取りたいカードになります。同一名称シナジーは、同一名称を集めるのが5名称と比較して難しく、名称を散らしたい5名称と相反するので相対的に弱く感じます。(あと盟約も含めて同一名称シナジーで強いカードがあまりない。)

 また、何度も言いますがカードアドバンテージの獲得手段が限られているので、定義戦で強く出るためのLv4合理体のパワーラインが非常に重要になっています。特に10000とソウル2枚を合わせた12000を上回るパワーを受けで作ることができるカードは強力であり、同様に受けのパワーラインを突破できるカードも強力です。攻めと受けの両方でパワーラインを作ることができ、条件が緩く名称を要求しない《勝負はここから クロエ》はBT02ドラフト屈指のつよつよコモンであり、環境を定義していると言っても過言ではありません。

文句なしのトップコモン
クロエには及ばないけど強いコモン①
クロエには及ばないけど強いコモン②

サンプルデッキ

 過去に遊んだときに作ったデッキです。(CSのサイドイベントでやったときのは掘っても出てこなかった泣)因みに私が組んだ、RRを2種類とも取った縁デッキは0-3しています。
 また、公式のカードリストはもうお亡くなりになられているので、完全なカードリストを見たい人は海外のラクロジFandomからどうぞ。

最後に

 冒頭でも話しましたが、カードゲーム祭2024でブースター・ドラフトを遊ぶにあたって、どうしても頭数が必要になります。当日会場で私もやってみたい!という人は是非Twitter上などで私(@onmyo_nn)に声をかけて頂ければと思います。
 パック代は取りません!選んだカードはそのまま持って帰ってOKです!定理者なら顔見知りでなくても構いません!でもスリーブ40枚と門だけ用意してね!是非ぜひ一緒にブースター・ドラフトで遊びましょう!

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