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Tinderで勝てるのか

どうも9歳です。

最近、肉食系の友人達がこぞってTinderを駆使し、それぞれのセックスライフを堪能している。

Tinderはスワイプ・マッチング・通話・対面までがスムーズで、スピード感・手ごろ感が特徴。これが煩わしい恋愛の過程を省略するらしい。以前は出会い系というと少し後ろめたかったが、Tinderの登場でマッチングという言葉が一般的になり、ネットを介した恋愛も気軽なものになった。また、セフレ・ソフレも気軽に作れるようになった。

ただTinderには失敗例が付きまとう。

相手のプロフィールを見て、顔面・経歴・趣味等を確認して、良ければ LIKE! にスワイプする。相手とマッチングし、メッセージチャットを始める。最後に会う約束をして、集合時間に集合場所に行く。集合場所周辺に着くと、なぜか毎回悪いことをしている気になり、ソワソワする。集合時間になり、相手方に声をかけられる。僕は目を落としていたスマホから、相手に視線を移す。

写真より断然デブスじゃね??????????

最近は男性も 加工 の技術が向上して、マシな顔面写真を作れるようになった。そのせいで写真ではイケメンでも、実際会うと何か違うと感じることがある。フツメンだと思っていた場合、来るのは大抵ブスメンだ、みんな気を付けてほしい。あーーーこいつと小一時間顔見て話さなきゃなんないのか。マジ萎える、家に帰りたい。YouTube見て自堕落な生活してた方が数倍マシだわ。いかにして1時間で帰宅するかに全力をかける。

そもそも東京時代にはTinderをほとんど使わなかった。六本木。渋谷周辺のクラブの方が圧倒的に効率が良いからだ。顔面やスタイルは一目でわかるし、みんな酔っぱらっているので本性が見えやすい。一人目がダメなら二人目を狙えば良いし、フロアには数百人のゲストがいる。乗り換え乗り換えの果てに自分好みを見つければ良いだけだ。

ただ田舎に行くと事情は一変。まず若い人がいない。東京にいるような金持ちやイケメンは皆無。クラブはあっても、客が10人もいなくて閑散としている。このような詰み状態で活躍するのがTinderだ。自分の現在地から近い相手を紹介してくれる。

では、Tinderで効率よく出会うためには?


シフトを組んで、会いまくる。 

これに尽きる。実際会ってみないとわからない以上、とりあえず会う。クッソ暇な日曜の夜に3件、アポを取り付けた。3人を一時間ずつずらして、3軒のカフェに配置させる。

一人目は、19時半に駅前のドトールで待ち合わせ。紅茶を飲みながら、間をつないだ。思ったより数倍、話がつまらない。お前が15でタバコを吸った話はどうでも良い。初対面の女に永遠と武勇伝を語るのはマイナスだと、誰か彼に教えてあげなかったのか?放流。

二人目は、20時半に商店街のドトールで待ち合わせ。少し待たせてしまったことを謝った。顔は加工なしでそのままだった。服は全身黒のモード系でかわいい。これは当たりか?と思ったけど、トイレに行くときに彼の身長に目が行った。マーチンの厚底靴を履いてもなお、ちっちゃい。プロフィールに自己申告していた身長は165㎝だったはず。155㎝の僕と同じ目線じゃないか。コイツ、低身長コンプレックスを持つ嘘つきだな。放流。

三人目は、21時半に路地裏のコメダ珈琲で待ち合わせ。今日最後のアポだ、気合を入れるためリップを濃くひいて参戦。そこには、上下Gucciのジャージのチビがいた。親父さんが金持ちらしい。Tinderには貴賤なく人が集まると実感した。ホンモノの金持ちだった、玉の輿の乗るならコイツしかいない!そう思って話も比較的熱心に聞いてやった。すると自慢話の出るや出るや。結果、温室育ちのゴミでした。放流。

3軒、デリ嬢のごとく梯子したが収穫なし。良い出会いなんてそうそうないことを実感しつつ帰路に就いた。成功しなかったものの、失敗でもないので次回のシフトに期待する。

Tinderで勝つ道を知っている人、DMください。

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