10年前の私へ

10年前の自分にかけたい言葉は
「そんなに唐揚げばっかり食べないで!」でしょうか。

営業の仕事についていた私は、仕事柄、いろんな地域に出向いて、そこで見つけたおいしいお店で唐揚げを食べるのを楽しみにしていました。

いつまでもバリバリ働きたい、そんな気持ちで選んだのが営業の仕事。
私が就職した当時は、男女雇用均等法が施行されたばかりで、男性を同じような勤務体系で働く女性は、今よりずっと少なかったのです。

もとより、我慢強くで頑張り屋タイプの私は、仕事優先の生活がとても性にあっていたようで、そのことに特に不安も不満もありませんでした。
でも、そんな生活も長年続けていたせいか、年々、疲れが残るようになっていったのと、女性特有の身体の悩みを抱えるようになりました。

ある年の健康診断で、貧血とともに「子宮筋腫」が見つかりました。
思えば、その数年前からひどい出血が続くようになり、忙しさにかまけて放置していた結果、めまいやふらつきも現れるようになっていました。
結果、手術のため20日程度の休暇をとることになりました。

今、私は「薬膳」の講師をしています。
薬膳では、ちょっとした不調のことを「未病」といいます。
病院にゆくほどではない、だけど、健康とも言い切れない、
そんな状態を意味しているのですが、この時、身体では理想的なバランスが
崩れ始めているのです。
そして、そのバランスの崩れを整えてゆくのに、どの食べ物を使えばいいかを身に付けてゆくのが、「薬膳」です。

私は、家族の不調がきっかけで、この「薬膳」の世界に入りました。
最初に思ったことは、「もっと早くに知りたかった!」
私の子宮筋腫や数々の不調も、「薬膳」の考え方を使えば、手術などの治療を受ける前に、整えることができたのではないか。
なので、今は一人でも多くの人が身体に感じている不調に気づき、食事から整えることを初めてほしい、そんな願いをこめて「薬膳」をお伝えしています。
私のミッションは
人生100年時代。
ずっと元気で健康を当たり前に。

身体は食べるものでできています。
一人でも多くの人に、ずっと好きなことを楽しめる身体をつくるため
「薬膳」を知っていただきたいと思っています。



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