口唇口蓋裂 上下顎切り術後 感想【暫定版】

今回私が受けた手術は
顎の上下の骨を切り、横方向へ移動させる
上顎骨のない部分に腰骨を移植する
という内容の物でした。

事前に、術後2.3日はICUで過ごすと言うことは聞いていましたが、ICUで過ごした日々が壮絶でした。

11/6 11時すぎ、手術室に入り
次に目が覚めたのは
恐らくは11/7の朝かと思うのですが
ICUを出るまでの4日間 ほぼ記憶がありません。
鼻から人工呼吸器を入れられ
下顎の両側あたりに穴がありそこに排血のための管を入れられ
両足左手に点滴があり
手を拘束された状態で目覚めたことを覚えています。
一切声を出すことも、咳をすることもできず
口の痛みと苦しさがひたすらありました。
せん妄の防止の為に日にちを聞かれましたが
よくわかりませんでした。
目覚めると数分意識を取り戻しましたが
明確にものを考えることもなく、鎮静させられ、次に目覚めた時には11/8の夜でした。
人工呼吸器を外すためには喉の腫れがひいていないと窒息の危険があるとのことでしたが、痰がひどく、吸引してもらっていたためなかなか腫れが引かず、11/9に人工呼吸器を外せるようになるかも、とのことで
苦痛の中で時間が過ぎるのを待ちました。
11/9 朝 人工呼吸器を抜管することになりましたが、これが大変でした。
人工呼吸器が外れたら痰を飲まないようにしてと言われましたが
そもそも咳も出ないのでどうしたらいいかもわからず、息の仕方もわかりません。
口で呼吸ができない場合に備え、鼻に棒のようなものをいれられましたが、インフルエンザの検査より奥に入り、痛かったです。
外された瞬間、自然と大きな咳が出ましたが、とにかく苦しかったので
手足をバンバンと打ち付けてもがきました。
それも束の間、しばらく鼻に酸素がでるチューブを当てたのですが
水蒸気のようなものがでてきて
溺れそうになりました。
人工呼吸器を抜くのは1時間くらいのやりとりでしたが、息ができないってこんなに苦しいんだなと思いました。
そして、形成外科の医師により
顎のゴム掛けがされました。
そのあたりでようやく、自分の意識がはっきりしてきました。
様子を見てから一般病棟へ移るということで、1日ICUで過ごし
11/10 昼前に一般病棟に移りました。

一切口が開かなくなるので、咳をすると顎が動いてしまう感じがして激痛です。
顔の下半分の感覚がないため
水を飲むにも鏡で口の場所を確認し、
閉じられた歯の隙間に流し込む形です。
ヨーグルトなども食べられず
全く口が開かずに
おもゆとみそ汁とコンポタとジュースでなんとか生きていますが
空腹や栄養不足でしんどいです。

また、数日寝たきりだった影響で痰が肺に溜まり、軽い肺炎症状がでました。

唇の感覚がなく、閉じることができないので
唇は常に開いたままで乾燥しています。
顔がとにかくぱんぱんに腫れます。
アンパンみたいになっています。

骨をずらしたので、顔がしばらくデコボコになります。
数ヶ月で治ってくるそうです。

今後ですが、
最低2週間は全く口が開かず
3週間目から食事の時だけゴムをかけるので
少し口を開けられるようになるとのことで
毎日時間が経つのを待っています。
2週間はしゃべることもできません。


ちょうど術後
1週間が経ちました。
顎が痛く、発熱も時々あります。
鼻血が止まりません。
顔が痛いです。

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