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Thunderbolt4搭載WinノートでUltraStudio Recorder 3Gを使う

経緯

1.配信等で使っていたキャプボ(HD60S)が壊れ、困る。代替品を探す

2.プロからBlackmagic DesignのUltraStudio Recorder 3Gを勧められる

3.インターフェイスがThunderbolt3(以下TB3)でwin機しか手元に無い自分には無縁かと思いきや、買い替えたばかりのノートPCがTB3への完全下位互換を謳うThunderbolt4なる最新インターフェイスに対応していた

4.なんとなくメルカリを見たらRecorder 3GがTB3ケーブル付き11kで転がっていた

5.お買い上げ

導入

1.対応するソフトウェアをここからダウンロードしてインストールする
ATEM miniの時も思ったがDLページへの導線が悪すぎる

2.Recorder 3GをTB3ケーブルでノートPCのTB4ポートに接続する
ケーブルはTB4でも大丈夫な可能性が高いが無駄にコストが高くなるだけなので試していない

3.インストールしたソフトウェア群の一つ、Desktop Video Setupを起動する

4.上記画面中央の丸いアイコンからメニューを開き、入力端子をSDI/HDMIから選択する。初期値がSDIなのを見てこれが業務機である事を思い出す

5.Media Expressを起動

6.任意のSDI/HDMIソースをRecorder 3Gに接続し、キャプチャ内容が確認できればOK

7.キャプチャ内容が表示されず左下の解像度,フレームレート,色域の部分が赤くなっている場合は実際に入力されている信号と合っていないので、Edit→Prefarencesでメニューを開いてProject Video Formatをよしなに変える


遅延

PC→HDMI→Recorder 3G→TB3→PCとループバックさせてソースとキャプチャしたものを同時に表示する形で測定、右がソースで左がキャプチャ

だいたい34ms(≒2フレーム)で安定していたのでかなり優秀な部類だと思われる
同じBMD製品のATEM miniのUVCでキャプチャした時は100msは遅延していたので、非圧縮やインターフェイスの帯域の太さが低遅延化に寄与していそう

運用(OBS)

1.Media Expressを起動しているとキャプチャ信号を取られるので事前に閉じておく

2.ソース追加→映像キャプチャデバイスでプロパティを開いてデバイスでBlackmagic WDM Captureを選択する

不具合(出力ソース側)

上記の遅延測定で行ったようなループバック接続を行った場合、ディスプレイとして認識されているRecorder 3Gのリフレッシュレートが50Hz以上だとなぜかインターレースしか選択できなかった

大昔のIntel HD Graphics搭載ノートやGeForceグラボでは普通に60pを選択してキャプチャできていたので、Iris Xeのドライバが悪さをしていると思われる。発覚時点でドライバは最新で再インストールやレジストリの編集も試したが効果は無かったので大人しくアプデを待つしかなさそう

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