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NOVRITSCH SSG10-A1

NOVRITSCH SSG10-A1についての記録。

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本体重量2000g

全長1070㎜

インナーバレル内径6.01㎜、長さ430㎜

購入は個人輸入ではなく日本の代理店経由。購入より5年のスペアパーツ在庫保証等が付くのでこちらを選択。

箱出し初速は0.25gBB弾使用ホップ中間で82.69m/s程。

国産ノーマルのVSRと比べて、ぱっと見た感じの外見の違いは螺旋状にドリル加工された長く太いアウターバレル。この他にストックは表面の仕上げが違う他、細かい所で微妙に形状も違います。

では、各部を見ていきます。

トリガーはモダンなストレートタイプ。

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使った感じは画像下段の東京マルイのVSR-10Gスペックと比較して多少遠く感じました。

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トリガーフィーリングは適度な重さがあり遊びは少なく、引くとほぼ同時にスパッと落ちます。

今回ストレートトリガーを初めて使ってみたのですが見た目だけでなく、シアーが落ちるタイミングやトリガーを引く方向を掴み易く思いの他使い易かったのが印象的。

バットプレートはVSR-10より厚さが少しだけ増していた。

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構えた時にノーマルのVSRでもグリップが遠い様な小柄な人は構えにくいかも。

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写真ではわかりにくいですが、左側のNOVRITSCH SSG10-A1のストック表面には滑り止めのラバー塗装がされているよう。触ると少し柔らかい感触があります。

ホップレバーには三角マークの他、中央に凹みがあり目盛が見やすい。

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カチカチとクリックしながらスライドするのはマルイと同じ。アウターバレルの目盛はシールではなく塗装なので、使っている内にめくれてくる心配がないのは嬉しい所。

サイトレールは中央がえぐれたリアリティ重視のタイプ。

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純正オプションでえぐれが無いタイプもあるよう。

ストックの取り外しはトリガーガードのビスも含めて合計3箇所外す必要がありました。

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トリガーボックスは90°シアー対応タイプ。左右から厚い金属製のプレートで内部のメカをサンドイッチする作り。

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部品点数が少なく強度や耐久性が見るからに高そうです。本家サイトによると素材はスチールとアルミとのこと。トリガーストローク等の調整機能は無くシンプルな構成。

シリンダー•リリースレバーはトリガーボックスから取り外しできない構造でした。これによりメンテナンスでシリンダーを抜く場合は下の画像の様にトリガーボックスごと外す必要があります。

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トリガーボックス固定ネジはマルイよりひとまわり径が太いタイプ。固定の強度や耐久性を確保する為だろう。

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トリガーボックスの上側のレシーバーエンド側にはピンが出ており、組み立て時にはピンがレシーバーエンドの穴に入るようになっていました。

ピンが出ているのはシリンダーリリースレバーとトリガーボックスを構成するパーツが合体したもの。ピンはトリガーボックス取り付け時のレシーバーとの位置合わせの他、高レートのスプリングをコッキングする際にトリガーボックスのネジにかかる力を分散させる効果もあるのかもしれません。

因みにレシーバーエンドの部品にはボルトセフティの穴が開いてますが、トリガーボックスにはボルトセフティ機能はありません。

チャンバーブロックまわりのパーツは黒く塗装がされていた。

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チャンバーブロックには板バネが組み込まれており、マガジンを押し出す機能あり。

ちらりと見えるパッキンは本家サイトによるとメイプルリーフのオートボット60° 前後に金属製リングが付いて気密アップ処理がされています。

シリンダー内部は90°シアー対応ピストンと太系スプリングの組み合わせでした。ノズル取り外し用に開けられた穴は国産VSRより小さく普段使っていたシリンダー分解工具が使えません。じゃあこれならいけるかと購入したライラクスのシリンダーオープナーでもピンが太すぎてNG。

しょうがないので、ノズルの傷に配慮しながら六角レンチ二本で取り外しをしました。

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ノズルとシリンダーの材質はステンレスに思えます。スプリングは太系タイプの不等ピッチ。

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金属製のピストン単体は46gあり重量タイプのよう。ピストンベッドはカップタイプになります。

NOVRITSCH SSG10-A1をざっくり見てみた後の全体的な印象としては、海外仕様で設定のある高出力のスプリングに対応できるよう主要パーツの強度と耐久性を確保し、重量弾を使う際に強いホップを掛けれるよう、チャンバーまわりが構成されている様に思えました。

バレルはパーツクリーナーでクリーニングすると汚れが若干出ました。本家サイトによるとバレル内面には酸化防止コーティングがされているようで、今思うとコーティングをクリーニングしていたのかもしれません。

シリンダーの穴は加工跡が気になったのでヤスリで凹凸を無くした他、バリ取りを実施。

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組み立て時には田宮セラグリスでシリンダー内部グリスアップ、ショップオリジナルのカスタムスプリング組み込み後の初速は84.55m/s。

射撃の際はピストンの打撃音と衝撃が少々気になりました。適度に銃を保持してトリガーを一定方向に引かないと振動でぶれてしまいます。カスタムパーツのエアブレーキセットとスプリングスペーサーが気になる所です。


数日後‥

純正オプションのエアブレーキセットとスプリングスペーサーを入手しました。

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長さは4種類で1番長いものを取り付け。

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エアブレーキを付けると初速が下がると聞いていたので、ひとまずスプリングスペーサーも1番長いものを取り付けた所、初速が出すぎてしまいましたので続いて中間の厚さと最も薄いものも試しましたが、微妙にオーバーしてしまいます。

結局、スペーサー無しの状態で0.25g中間ホップで86.27m/sに納めました。当初はエアブレーキ無しの状態で84.55m/sだったので、エアブレーキ取り付けにより初速が向上した結果となっています。

試射を繰り返し、シリンダーを慣らしている間にグリスが馴染んできた影響かもしれません。

エアブレーキの取り付けにより以前に比べてピストンの衝突音と振動が減少し、荒々しさの少ないしっとりとした好みの射撃のフィーリングに変わりました。

加えて、エイミングから射撃後のフォロースルーまで意識を保ちやすくもなりました。

しばらくはこの構成で使ってみようと思います。




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