【短歌】『渚のバルコニー』流れて7月は埼玉県さえ海を夢見る
埼玉県某市の私鉄駅、朝6時20分。
セパレート水着としか思えない出で立ち(背中が紐1本しかないトップスにヒラヒラしたショートパンツ)の女がバスタオルを肩に掛けて精算機に並んでいた。
けしからん!
ここは海無し県埼玉だぞ?
お前どこの国から来た?
タヒチか? ゴーギャンかよ?
我々はどこから来たのか何者かどこへ行くのかって?
麻布から埼玉に帰ってきた夜勤明けのガードマンだよ。
麻布通りは思いの外G(名前を言ってはいけないあの虫)が多くて怖いんだよ。
自販機の釣銭口に手を入れて小銭探してる歩行者がいてびっくりしたよ。
昭和かよ!
天下の高級住宅地麻布だぞ? 新築戸建2
億のチラシが貼られてる土地だぞ?
で、お前は水着着てどこから来た?
タヒチか? ゴーギャンなのか?
ティンコ勃つぞこのヤロー。
だが、わたしにはッ! 勃つべきッ! ティンコというものがッ! ないィィィィィッ!