これからの市民活動は分業制だと思う

普段は会社員として働きながら運動が苦手な子どもにバドミントンを教えたりしています、

自分は現在41歳ですが、ボランティア活動みたいなのを15年以上やっています。
その頃はSNSが普及しだした頃で市民活動の在り方が劇的に変わっていきました。
昔と今がどっちがいいかというのは価値観があるので難しい所ですが、間違いなく言えるのは運営の在り方を変えなければならないと想っています。

昔はネットもなかったので情報を得るには地域の団体に所属するというのが一般的でした。青年団なんかが最たる例だと思います。地域のコミュニティーに参加して同年代の人とイベントの企画をしたり飲み会をしたりという感じの事をやっていました。今でも青年会議所さんなんかはそんな感じかなと。
娯楽や活動している団体も今ほどないし、若い人も今より多い時代だったのでそこで知り合って結婚をするとかは日常茶飯事だったみたいです。

そして、平成になりインターネットが普及してから市民活動の在り方が変わってきました。
現在は小規模の団体や個人で活動を行う人が非常に増えてきました。活動の内容も細分化されて、子ども関係の団体だけでも非常に多くのジャンルの活動が展開されています。
そういった背景もあるので昔ながらの団体は衰退の一途を辿っています。これは仕方ない部分でもあると思いますが。

昔と今の時代の団体の在り方を知っている身としては、共存する方法はあると思ってます。それが『分業制』だと思ってます。
昔ながらの団体は地域や行政と繋がりがあったり補助金等があるので資金力があるというメリットがあります。その代わり、人が少ないので企画力がないという弱点があります。
対して今の団体は企画力があるけど地域や行政の繋がりがなく、資金的に厳しい所が多いという実情があります。
お互いの長所、短所はハッキリしていてなおかつ補えあえる関係じゃないかなと思ってます。
ただ、特に昔ながらの団体はプライドがあるのでなかなかそういった団体とコラボするというのは難しいのですが。
団体同士でなにかをやるというのは難しいというのは経験上よくわかっています。幸い自分が所属している団体は好きなようにやらせてくれてるのでそこが有り難い部分ではありますがそれは稀な例だと思っているので。
まずは個人同士で繋がってお互いの強みを活かせる関係を築く事がたいせつかなと思う今日この頃です。


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