可能性の話
▼よく「子供には無限の可能性がある」と言われます。
「大学教授でも、プロサッカー選手でも、何にだって君たちはなれるんだよ。君たちには無限の可能性があるんだよ!」と。
そして子供たちに対しては「自分の好きな仕事をやりなさい。失敗を恐れないで!」と言います。
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▼かたや、自分たち(その親御)はどうでしょうか?
自分に対する「言葉」(評価)は真逆ではないですか?
「もう自分はこの会社では先が見えている・出世できない」とか「本当は別の仕事がやりたかったのに、子供や住宅ローンを抱えて今さら会社を辞めれない」とか「バリバリ働くキャリアウーマンだったのに、今や家庭に入って社会から孤立してしまっている」・・・など、常に「デキナイ理由」ばかり考えていませんか?
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▼デキナイ理由を並べる際に、必ず出てくるのが「時間・カネ・能力・環境」。
しかし、そんなことは考えなくても良いと思うのです。
世界的な権威の研究機関が「あなたは、時間・カネ・能力・環境の全ての面において落第です!」と評価を下したのならば少しは考え直した方が良いかもしれません。
しかし、そうではないでしょう?
たかが、いわば「出来の悪い自分」が勝手に、自分の可能性を制限している・決めつけているだけではありませんか?
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▼D.カーネギーの名著【道は開ける】には次のような言葉があります。
・・・同じ道は二度と通らない。だから、今、最善を尽くそう・・・と。
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▼「デキナイこと」はいわば「デキルこと」の裏返しでもあります。カネが無い自分だからこそ、カネの苦労を知っているし、それを生み出す可能性があるのです。能力が無い自分だからこそ、能力が無い人でもちゃんと分かるような商品・サービスを開発するお手伝いができる可能性があるのです。
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▼人生には可能性がある。
それを愛する子供に伝える最良の方法は、あなた自身の「背中(行動)」で伝える、という事ではないかと思うのです。
「こんな町工場なんて!」とあなたが日々思っていると子供もおそらくあなたと同じように思ってしまうでしょう。
「この小さな町工場を、絶対に日本一の町工場にしてやるぞ!」というあなたの想いが、次世代に対する「可能性教育」にもつながると思うのです。
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