見出し画像

売上と経費よりも⑵

続きです。

例えば、売上。
一口に売上と言っても、その受取方法で考えてみると
①現金でもらった売上なのか
②振込でもらった売上なのか
③売ったけどまだお金をもらえていないのか

といった具合で、色々な受領パターンがありますよね。

上記③は一般的には掛売りの場合です。
末日締め、翌月20日入金、というような。
(この未実現のお金のことを「売掛金」と会計の世界では呼んでいます。)

オセロの表裏じゃないですが、売上にも表裏があるんです。

オモテが売上記録だとすると、ウラは金種(お金の種類)です。
オモテとウラの金額は必ず一致させないといけません。
オモテが「売上1万円」ならば、ウラは「現金1万円」と言う具合で。

売上の正確性を考えた場合、単にオセロのオモテだけを見て「売上は1万円」と判断するよりも、売上の裏付けとも言えるウラ面の「現金1万円」も合わせて確認出来れば、その売上取引は「正確」と言えるのです。
これが【複式簿記】です。
もし、オモテかウラのどちらかが間違っていればズレていることがすぐに分かります。

しかし、個人事業者の場合、圧倒的に「オセロのオモテ」だけで売上を管理している人が多いのです。これを【単式簿記】と言います。

この手法だと、売上の金額を書き間違えただけで即アウトです。
複式簿記のように自然とズレに気付けるような【自己検証能力】が単式簿記にはないんです。

売上が間違っていたり、売上とお金が合わないという原因はこういう根本的な売上管理方法にあるんです。

※2/6-7、イベントを行います。
 お申し込みは1/15までに。
 詳細は下記をご覧くださいね。

温泉で決算したらえーねん会ページ_1

温泉で決算したらえーねん会ページ_2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?