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【箱根駅伝】に思うこと

箱根駅伝の熱狂から数日が経ちました。
往路を独走した創価大、復路で稀に見る大逆転を見せてくれた駒大。
王者の貫禄を落とすことなく走り抜いた青学。
どの選手も本当に素晴らしいレースを見せてくださいました。

ですが、その素晴らしいレースの傍らで見る者を落胆させる
とても残念な出来事がありました。

そうです。
沿道の応援へ駆けつけた人の多さです。

あれだけ「応援はお控えください」と言われていたのに、です。
その多くは子どもではなく大人でした。

道徳教育の失敗

この一面だけを切り取って非難するのはやや大げさかとも思いましたが
多くの大人が「ちょっとくらいなら・・・」と考えていたとなると
これは完全なる「道徳教育の敗北」です。
もっと厳しい言葉を投げかけるなら
「従来型道徳教育の失敗」です。
そしてそれは、我々が小さい頃に受けてきた
「テレビを見せれば良し」「他の教科に振り替えよう」のような
道徳教育軽視に端を発しているとぼくは考えるのです。

人は不完全な生き物です。
誰もが聖人君子ではありませんし、
だからこそ「より良く在りたい」と願う心があるはずなのです。
そこをつきつめようとするぼくらの道徳実践は
これからの未来にどう生きていくのでしょうか。

審判は5年後、10年後。

その時またあらためて
フラットな目で箱根駅伝に向かい合いたいと思うのです。

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