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【Short】基本情報を取る意味

 Twitterを見ていて自戒のためにも思うことがあったのでメモ。

 私は基本情報の資格を持っています。10年前に専門学校で取りました。
 その時はITの基礎を知ることができるため、就職に有利なため、という先生の言葉を聞いて勉強していました。結局の取得理由は仲のいい友達がどんどん合格して悔しかったからです。過去問を解きまくって暗記しました。

 その結果なにが起きたかいうと、基本情報を持っている=基本情報の内容を理解していると思われ(当たり前)仕事が進みました。
 相手が何を言っているのか、わからない。
 先輩が、上司が、取引先が、何のことを話しているのかよくわからないという状況になりました。
 コンバージョンってなに?インターフェイスってなに?ダンプってなに?
 それは一般的なことなのか専門的なことなのか案件に特化したことなのかもわからない状態です。

 今の私は経験でなんとかカバーできるようになってきていますが、10年経って改めて基本情報を勉強しなおしたいと思うようになっています。
 専門学校の先生が言っていたITの基礎を知るため、就職に有利なため、ではなくIT業界で働くうえで共通言語を覚えるためです。

 資格取得の方法を検索すると色々な方法が出てきます。
 暗記、手を動かす、反復……。
 効率がいいと紹介されている方法は往々にして資格マニアのためのあくまで資格を取得することをゴールにした方法だという印象です。
 実際に業務で使うから、今後使うかもしれないから、という理由で資格を取得する場合、非効率でも何度も手を動かし理解し覚える方法が1番だと思うようになっています。

 去年、私はAWSクラウドプラクティショナーを取得しました。
 暗記がメインの方法です。実際にサービスに触ることはありませんでした。
 その結果、AWSの知識はあってもサービスを使用できない資格取得者になりました。
 取得後に待っていたのは基本情報取得時と同じ、資格を持っているけどできない現実です。

 今はCCNAを勉強しています。数か月したらAWSにまた戻ります(資格の期限が切れるため)。
 しかし上記のことがあり基本情報を学び直したい気持ちもあります。
 知らないことばかりで、次から次へ新しく知らないことが増え続ける業界で日々勉強の大切さを噛み締めています。
 10年前の自分にアドバイスできるとしたら、基本情報はマジメに内容を理解して取得して。といいます。

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