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べ、べつにタイドラマにハマった訳じゃないんだからね!(日記)

〈前回までのあらすじ〉
少しでも思考が暇になると嫌なことばかり考え初め鬱になる社会人くなこは限界を迎えていた。特にやることもないので普通に鬱だった。なんか人間を辞めたい……。
そんなつまらない日々を過ごすくなこだったが、ある日、陳情令の配信が始まったという情報が舞い込んできた。陳情令とは中国のBL小説「魔道祖師」をブロマンスにアレンジした大作ドラマである。以前、突如としてフォロワー数名が夜中に呻きながら観ており、トレンドにも上がっていたが、WOWOW契約をしていないしそのうちParaviにでも入ったら観るか(結局観ないことが多い)と思っていたドラマだ。
そんな陳情令の配信が始まる。しかし、配信は月額ではなく、全話で19250円パック。19250円という値段は即購入の踏ん切りがつかなかったが、無料放送の1話見て感想を呟くと「陳情令の才能がある」と褒められ、帝劇1枚ちょっと分と唆され、ジャージーボーイズの本公演が払い戻しになり、四方六方八方から手裏剣を投げられ、ピンクミルクの差し入れで喜ぶアーティット先輩並みの可愛(チョロ)さで全話パックを購入した。※クーポンとポイントがあってだいぶ安くなったし、紙人形ちゃんがついてきます(8/7(金)15:00まで)
一方その頃、世間では韓流ドラマとタイBLが流行っていた。幾人かの俳優や芸人が「いでうぉんくらす」「アイノフジチャク」と鳴き、幾人かのフォロワーが「2げ」と鳴いていた。鳴き声を聴きつつも、いつかそのうちタイミングが合えば観るか(結局観ないことが多い)と思っていたのだ。
第3次韓流ブームやタイBLの波を後目に、陳情令の視聴を始めた。最初は見慣れない単語や名前、ながら見が出来ない字幕に四苦八苦しながら夢中になって見進めていく。美しい顔、心揺さぶるキャラクター、壮大な大地(+CG)、洗練された物語構成、えげつない展開…。えげつな……………。未だにエスミって読んでるけど江澄(ジャンチン/こうちょう)しか勝たんとか思ってたら物理で負けた。怖い。その上、3回にわけで配信される全話パックは最悪なタイミング〈16話「無情の殺戮」まで〉で続きは後日という仕組みだった。コロナ禍における景気の低迷より低迷していた15話を観た時点で、16話を観て大丈夫なのか?と真っ当な壁にぶち当たるのは必然であった。
無情の殺戮を知る前に何としても脳内の快感中枢を直接刺激する必要があったくなこは、ちょうどそのタイミングでタイBLの金字塔「SOTUS」にハマり狂ってるフォロワーの勧めにより軽率に手を出してしまった。

タイドラマの仕組みよくわからないけどGyaOでやってるし、百聞は一見にしかず、まあ束縛したりされたりしてイチャイチャらぶらぶしてるだろから癒されようとあらすじも読まずに見始めた「SOTUS」を1話を見終わり待って相手ってアーティット先輩だったの?!と驚く体たらく。ただの物語上の障害物だと思ってたアーティット先輩。あらすじ表記が「年下わんこ攻め×執着乙女ツンデレ先輩」だということを知り5話まで見終えた感想は他ならぬ『・コングポップ、怖…………………』であった。
見進めるほどに『アーティット先輩に近づかないで』『「年下サイコパスメンヘラ執着ストーカー×かわいいツンデレ先輩」に改めて欲しい』『パッケージ表記と中身のずれ具合があんさんぶるスターズ』『アーティット先輩目を覚まして』『アーティット先輩は優しいから懐いてきた後輩に対して拒否出来なかっただけなんですよね。そういう優しさにつけ込むコングポップお前さァ……………………』などと、まるで自分がアーティット先輩の1番の取り巻きだと思い込んで『誰よその男』と悪態をつく。13話で敗北宣言を出す。あと数日でGyaOの無料配信が終わるからと爆速で視聴を終えた期間はたった2日間であった。(後にGMM公式にて日本語字幕で見れることを知る)2期を観る。タイの豪邸に住みてぇ。ourskyy(番外編)を観る。お似合いのカップルですね…へへ…。陳情令16話も観ました。こちらは絶句することしかできなかったのに、フォロワーが「最初配信が16話までって聞いて手を叩いて喜んだ」って言ってました。怖い。

そんな恐怖の日から5日後、「Kiss me Again」を視聴していた。人気作品「Dark Blue Kiss」を視聴したかったからだ。なんでも、人気作品「Dark Blue Kiss」7/30に ジオブロックされるというのだ。

ジオブロックとは
特定の地域でのみ動画の権利を所有している場合、その地域外の視聴者がその動画を視聴できないようにする必要があります。 たとえば、米国とカナダでその動画を所有しているのであれば、この 2 か国以外の場所では動画をブロックします。 この方法は「ジオフェンシング」とも呼ばれます。

この日から、ジオブロとの闘いが始まった。
「Kiss me Again」でPeteKao(メインcp)を理解した7/29。次の日からDBKを見始め、見終えた7/30。peteの気の短さくらい早い視聴だったため、もはやインプットという方が早いかも知れない。治安の悪さ、愛ゆえの猜疑心、身勝手な束縛と精神と物理での暴力、商業BLにありそうなポイントをすべて抑えつつ、カミングアウトに悩む姿とかなんかいい感じだった。Nonの最後はもう少し何とかまとめられなかったかなと思ったけど(マジ批評)、夜のプール、水中でのキス、文字だけでも美しい画とかいい感じだし、何より「Kiss me Again」で仲悪い感じで映ったMorkとSunに対してココくっつけばいい、そう思ったらDBKのもう一つのメインカップルでとてもいい感じだった。邦題のダサいタイトルがめちゃくちゃしんどくなるくらいいい感じだった。衛星劇場じゃなくて課金でいいからせめてスマホやPCで配信してくれと懇願したくなるくらいいい感じだった。Dark Blue Kiss~僕のキスは君だけに~、邦題、いる?あともうこうなったら、日本語字幕ついてないKiss series全部やってくれ。

ジオブロとの闘いを制したくなこは翌日7/31「 Theory of Love」視聴開始していた。SOUTUSでお調子者の先輩(Khai役Offさん)?!コメディじゃなくてLove方面やるんだ〜と失礼した。相手役の子(Third役Gunさん)はかわいすぎるし、1話時点でどっちもめちゃくちゃかわいいしつらい。いままで見たドラマの中でも群を抜いて、感情移入がしやすく、このドラマ、暴力が無い……?おかしい人がいない…?もしかして登場人物全員に理性がある………??
フィクションだから許される怖いところがなくて、一貫して'親友'への片想いの話なのがめちゃめーちゃに入り込やすくてずっと泣いてる。今でも泣ける。あと最後まで見てもらったらわかるんだけど物語構成がうまい。
は~~~~めちゃくちゃ萌えるんだが~~つらい~~~~とのたうちまわっていたら、TOL推しのフォロワーから「OffGun is Real」とメッセージが届く。8/1バラエティを見始める。以降、OffGun is Realを知る。SOUTUSの2人、Kisss eriesの2人、6人の関係性を知る。ちょろっと検索して出てくる動画、エピソードに衝撃をうける。ええ、そんなことが、許されるのか。「BLじゃないけどくなこさん好きだと思う」とキラーワードで進められた「THE GIFTED」を見つつ、OffGun最初の作品「Puppy Honey」を見ている。自動翻訳の日本語の意味を汲み取るという技を会得したくなこは、いったい、どこへ行くのだろうか。

次回 8/7『陳情令 2回目の配信は「第32回 絶望の叫び」まで』お楽しみに!

陳情令 第1話 目覚め @rakutentv_japan公式へ https://tv.rakuten.co.jp/content/346149/?scid=tw346149 #楽天TV

P.S 8/7 プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE episode5 dアニメストアにて配信開始するのでみてください。
https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=23908

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