五等分の花嫁アニメOPはどうやってパートを五等分しているのか

五等分の花嫁、アニメ2期やってますね。原作完走勢なのでシンプルに毎週楽しんでます。

さて、本記事ではアニソンの構成をちょっと分析してみます。

早速ですが、五等分の花嫁のOPって、1期も2期も5人で歌うじゃないですか。あれ、いかにもアニソンって感じでいいですよね。

でも、音楽ってたいてい4回しで1セットみたいなところありますよね。[A、A、A、A']みたいに、同じフレーズを3回繰り返して、4回目だけちょっとアレンジしてひとまとまり。

ということは、何も考えないで5人に割り振ったら、1人分余りますよね。五月……

じゃあ、五等分アニメOPはどうやってパートを五等分しているのか。そのテクニックを見ていきます。

1期OP『五等分の気持ち』

冒頭の呼びかけ

5人が風太郎の名前を呼びます。これは、拍を無視して5人突っ込んでますね。ここは8拍あるんですが、1拍目から一花、2拍目から二乃、3拍目裏くらいから美玖、4拍目裏から四葉、5拍目から五月です。全然五等分じゃない。

ただし、全体を7拍めまでに抑えて8拍目を隙間にしているので、次のフェーズに移る準備がしっかりできますよね。

冒頭2 いちいちいちいち|にーーーにーーー

ここから普通に歌いだします。一花から四葉までは1人4拍の均等配置。五月は一人で8拍取っていきました。フレーズはほぼ同じですが、ロングトーンで時間を稼いでますね。ここまでで6小節。残り2小節は5人の合唱で埋めています。ここも五等分じゃない。

[1 |2 |3 |4 |5 |6 |7 |8 ]
[一花|二乃|美玖|四葉|いつき  |ごにん  ]

こういう分担ですね。

Aメロ いちいちにーーー|いちいちにーーー

Aパートは、基本的に1人当たり2小節の均等配置。美玖が一人で4小節持っていきます。

[12|34|56|78|12|34|56|78]
[一花|二乃|みーくー|四葉|五月|ぜんいん]

こういう分担。五月は若干後のパートにはみ出す。ここも五等分してない。

その後、サビ前に2小節の区間がある。全員パートは実際には5小節なので1小節分ここにはみ出してますね。

サビ 基本全員

サビは基本全員で歌ってますが、サビ1回につき2か所1人で歌うパートがあります。サビは全部で3回あるので、合計6パートですね。1人1回ですが、五月だけ2回あります。ずるい。ここも五等分ではない。

サビ ポリリズム

ここですよ。「でも私×5はあなたが好きよ」の「私×5は」の部分がポリリズムです。

この部分の長さは8分音符16個分。「わたし」の3音を5回繰り返して、最後に「は」を加えて16ぴったり。天才。

2期OP『五等分のカタチ』

冒頭の呼びかけ

基本は1期OPと同じく、枠の中に5人押し込んでるんですが、セリフが長くなったからか4小節では収まらなくなってます。ここの長さは5小節。

冒頭2 いちいちにーーー|いちいちにーーー

1期OPのAパートと構造は一緒です。一花1小節、二乃1小節、美玖2小節で1枠。四葉1小節、五月1小節、全員で残り。

Aパート いちいちにーーー|いちいちにーーー

Aパートも冒頭と類似の構造。一花2小節、二乃2小節、美玖4小節で1枠。四葉2小節、五月が4小節で2枠目。わかりやすい。

サビ前 ポリリズム

サビ前は「好きの×5回」のポリリズムです。8分音符16個の区間を、3音×5回+空白1回で埋めています。

サビ 2チーム制

サビの掛け合いは、一花二乃美玖の前半チームと四葉五月の後半チームに分かれて歌ってます。人数が少ない分後半チームのほうが音が薄くなっています。

花澤さんと伊藤さんは息っぽく、残りの3人は比較的パワー系なので、エネルギーでいうと前半チームが0.5+1+0.5=2、後半チームが1+1=2の配置なのかもですね。

結論

五等分してない。

美玖と五月の

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