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大学ボカロ部事情2019上半期

大学ボカロ部界隈は去年やたら盛り上がりを見せましたが、今年はちょっと落ち着いて安定感が出てきました。

今まで実はやってなかったので、現在活動が確認できている大学ボカロ部をまとめてみましょう。

関東圏
早稲田 早大VOCALOIDファンクラブ
慶応大学 VOCALOID同好会VocaLargo
慶応大学 KMMボカロ班
東京電大 VOCALOID同好会
電通大 MIKUEC バーチャルライブ研究会
中央大学 ボーカロイド同好会ミクチェイン
千葉工大 ボーカロイド研究会バーチャルライブProject
神奈川 ボカロ研究部
横浜薬科 浜薬ボカロサークル
筑波大 現代視覚文化研究会ボカロ班
関西圏
大阪市大 ボカロ部
大阪府大 OPU Recordsボカロ推進部
大阪電通 VOCALOID同好会
大阪工業 バーチャルライブ研究会
近畿大学 RC2projectボイスシンセ同好班
京都大学 ボカロ研究会
同志社 ボーカロイド研究会アルペジオ
京産大 KSUボカロ同好会 Miku Tecs
中部  大垣女子 ボカロ部
中四国 広島大学 ボカロサークル紅葉声歌
九州  大分大学 ボーカロイド同好会
北海道 北海道大 ボーカロイド同好会
北陸  長岡技大 ミクノロジカル

関東関西が多めですが、日本全国に広がってきた感じもします。

2019年上半期を見てみると、特にめちゃくちゃ大きなことがあったわけではありません。例年通り活発に活動しているボカロ部が多い印象で、一言で言うなら「安定」してきたという感じですね。これまでのボカロ部に関しては過去記事を参照してください。

Twitterで観測していると、この半年は去年の5, 6月に設立した大学ボカロ部が新入生を獲得したためか、各大学でDTM講座やMMD講座といった勉強会が活発に開かれていたり、集まって推し曲を聞かせあう会をやっていたりという日常の活動がよく見られます。平和か。

去年から関西を中心に「ツナガルダイガク」という名前で合同オフ会が開かれたり勉強会が開かれたりしていたわけですが、今年に入ってからは関西と関東がDiscordや生放送などでオンライン接続して同時にイベントをするということが増えてきました。

去年までは東と西のつながりがほとんどなかったんですが、この手法が広がるとどうなるのかちょっと気になります。運営が2か所にあって、遠隔で連携するというのは結構ちゃんとやらないと難しく、関西と関東の間でイベントの「アツさ」が全然違うという状況も大いにあるようです。「関西めっちゃ盛り上がってるけど何やってるかわかんねぇな?」ってなって関西の人が冷めるみたいな状況はできれば避けたい。その辺の課題を、運営する大学生諸君がどうやって解決していくのか、見守っていようと思います。

このように2017年から大学ボカロ部を探し回ってきたわけですが、初期の初期のいろいろ起こる時期はそろそろ終わって、しばらくは安定期に入るんじゃないかなと考えています。各大学がそれぞれに日常のボカロ部活動をやって、たまに合同オフ会や勉強会で交流をするという「フツーの大学サークル」界隈になってきた感じですね。

ただ、完全にフツーというわけでもない。各ボカロ部間の距離感が近く、Twitter上での交流も多いので、老舗ボカロ部が新規ボカロ部に運営ノウハウを教えたり、若手サークル同士が技術を交換したりといったつながりはほかの界隈と比べても比較的多いほうなのかなとも思ってます。界隈がいい意味でまだ小さいのが効いてるのかもしれない。

フツーになって特に大きな変化がなければこの「大学ボカロ部事情」もまとめる必要なくなるのかな……

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