2018下半期

大学ボカロ部事情2018下半期

大学ボカロ部界隈も結構大きくなってきました。今日は2018年下半期をまとめていきましょう。

【大学ボカロ部】

大学サークルとしてVOCALOID・歌声合成周辺文化を扱っているところは約20団体になりました。上半期に急激に増えましたが、下半期にもいくつかできていたのです。

界隈規模が大きくなってまいりました。

【大学ボカロ部情報局・大学ボカロ部連合】

私がやっていることではありますが、大学ボカロ部の情報を集める「大学ボカロ部情報局」というTwitterアカウントを作りました。大体すべての大学ボカロ部情報が集まります。

大学ボカロ部間の交流、話し合いの場としてDiscordサーバー「大学ボカロ部連合」もあります。

【ツナガルダイガク】

大学ボカロ部合同飲み会が8月末に開催されました。マジカルミライで大阪に界隈人が集まるということで開催されたようです。ここで提唱されたのが「ツナガルダイガク」というワード。2018年この界隈のホットワードですね。

このワードの使われ方には諸説ありますが、

・大学ボカロ部が合同で何かやるとき
・大学ボカロ部界隈に活動を見てほしいとき
・大学ボカロ部合同オフ飲み会のこと

あたりな感じが見て取れます。

割と便利に使われていて、今年の下半期は本当に団体間交流が盛んになった感じします。関西や関東にはボカロ部が集中しているので結構気軽に近くの大学に行って交流して来るということが増えてきた。

逆に、「つながらない」という選択の尊重がたまに言われるようにもなった。大学間でつながるのは良いことでもあるが、各団体の活動に支障をきたさないよう内と外の活動バランスをうまいこと調節する必要も出てきた。

【大学ボカロ部文化祭】

今年の各大学文化祭は11月末に集中しました。模擬店で食べ物を販売したり、バーチャルライブをしたり、バンド演奏したり、グッズ販売やパネル展示をしたり、開発報告をしたり、踊ってみたをしたり、DJライブをしたり、CDや会報誌を頒布したりとバラエティーに富んだ内容で、各大学の色が出ていたなと。

得意なこととやりたいことができる(かもしれない)のは大学ボカロ部の良いところだし、ボカロ界隈の縮図に見えなくもない。文化祭ではないけど歌ってみたをやっているところや個人でコスプレをしている人もいるし。

【ツナガルダイガク勉強会】

これも私が主催しました。各大学がこの1年間でやってきたこと、身に着けてきた知識技能などを共有して、来年の活動の参考にしたり保存できるようにしたり。

今までは人を集められず、できては消えできては消えしていた新規ボカロ部が、消えずに存続できるサポート体制ができつつあります。

新しいボカロ部ができたら、既存ボカロ部公式がフォローしまくり囲い込みを行う恒例行事「大学ボカロ部カバディ」も今年の光景。

【DJ・初音望星会】

北海道では大学ボカロ部がボカロイベントを主催するようになったようです。詳しい話は聞かされてないですが、どうもコスプレもアリなボカロDJライブみたいなことをやってるみたいです。

実は大学ボカロ部、DJの流れもそこそこ来ていて、大阪市大のDJライブや近畿大学の個人DJ、北大さんのDJsなど、パリピ感が出てきました。

【コミケ】

昨日の話になりますが、神奈川・大阪市立・同志社などのボカロ部がコミケに初参戦していました。そのうち各団体からなんとなく報告があるかもしれないですが、だんだん話が大きくなってきましたね。

CDや会報誌、グッズの頒布などフツーにボカロサークルしてます。

【今後の発展】

さて、このように規模やつながりが大きくなってきた大学ボカロ部界隈ですが、来年はどうなるんでしょう?

どうももっと大きくなる気配がいろいろなところから香ってきています。それは新規団体の兆しだったり、イベントや露出の機会だったりします。

団体が増えてきて、活動内容も多様化してきて、一人ではとらえきれなくなりだした程度には大きくなっている。規模が大きくなってきた証拠ですね。

でも、依然としてやはり予算はもらえていなかったり部室がもらえていなかったりと、活動のわりに環境には難儀しているところが多そう。

何より重要なのは、今年これだけ大きくなった大学ボカロ部が来年も存続出来るかどうかです。10以上の団体が初めての世代交代、春の新歓を初めて経験します。これがうまくいかないことには来年も危ない。

その辺をサポートするためのツナガルダイガクであり勉強会だったと思うので、その辺の伏線が活きてくるとよいなと思いつつ、私はたぶん来年現役部員ではないので静かに見守ることにしようかと思います。大学ボカロ部事情2019かけるかな……

「規模とつながりの増大 VS 内の活動と外の活動のバランス」が下半期かなぁ~と私は思いました。

年と年度の変わり目を乗り越えて来年も生き残ろう

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