VOCALOIDユーザー向けSharpkey版イナリ解説
9月28日にSharpkey初のネイティブJapanese音源『Sharpkey版イナリ』がリリースされます。
この記事では今までVOCALOIDを触ってきた人向けにしゃーぷきいなりと最新版Sharpkey EditorであるBeta15の機能解説をします。
【Sharpkeyとは】
『Sharpkey』はStarbox社さんから無料公開されている高機能な歌声合成ソフトです。
今回の更新で、日本語GUIを実装したり日本語音源が出たりと、日本人が使いやすい環境が一通りそろいました。
【Sharpkeyの機能】
Sharpkeyの機能をまとめてみました
・手描きできるピッチカーブ
ピッチカーブを直接編集可能。ノート分割でのピッチコントロールも
・簡易なタイミング調整
子音の長さや母音のアタック/リリースをグラフィカルに編集可
・声の”力強さ”をコントロール
”パワー”パラメーターで囁くことも張り上げることも可能
・中間の母音を作るモーフィング
「あ」と「い」の間の発音を作ることが可能
アイデア次第で使いようは広がる
・減らすこともできるブレシネス
ブレシネスは増やすことも減らすことも可能
・VSQXの読み込み
トラックはもちろんオケトラックも同時にインポートできる
など。もちろんほかにも一通り機能はそろってます。VST読み込みはナシ。
ビブラートコントロールはVOCALOIDと似ています。ちょっと物足りないかもしれませんが。
【Sharpkey版イナリ】
Sharpkey初のネイティブJapanese音源として公開される音源『稲荷(Inari)』はもともと『朱音イナリ』というUTAUのキャラクターです。
音源と最新版エディターを同梱したスターターパックを解説もつけて公開するので安心して初めてもらえます。イラストやブレス素材も同梱。
・ブレスノート
ブレスはノートとして打ち込むか、素材WAVを張り付ける
・ハイフンノート
ノート分割用ノート
・ゼロノート
「0」ノートは「Sil」と同様の挙動
・歌詞入力
ローマ字入力とひらがな入力に対応。流し込みも可能
・特殊発音表
くぁ/ガ/ヴぁ/La/dza/dja行やyi/wu/hu/fu/fyu/vyu等々搭載
公開までいましばしお待ちください。
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