m-floライブ配信

2019/08/24


今夜は、YouTube Music Night with J-WAVE BAR feat. m-floでm-floの配信ライブ映像を楽しんだ。開演前にナビゲーターのマリエの進行で、メンバー3人への質問コーナーが設けられたのだが、「m-flo史上、一番の危機は!?」よりによって、なんでこの質問!?もちろんカメラは迷わずLISAをアップで抜く。LISAも苦笑しかしてなくて、全員、言葉にしての返答はないまま、次の話に移っちゃったけどね。もうあの苦笑が返答みたいなもんかな。見ているこちらも苦笑するしかなかったよ。

 ライブ・パフォーマンスの方はメンバー3人にサポート・ギタリスト1名を立てた4人で披露された。衣装はm-floの3人がお揃いのオレンジのツナギ。コンパクトな会場で、規模はインストアライブぐらいかな。超至近距離!これは当選者の方々はたまらないだろう。

 既発の盛り上がるアッパー・チューンは勿論、大ヒット曲「Come Again」のアコースティック・バージョンも演奏された。始まる前は、「いくらなんでも、この曲はアコースティックにはならんだろ」と思っていたけど、音が鳴りだしたら、ちゃんと聴き応えのある音楽として成立していたからビックリだ。ノリの良いリズムと洒落たバック・トラックが売りの楽曲だというイメージが強かったが、メロディーとハーモニーの良さだけでも十分に魅力的な楽曲なんだな、というのが新たな発見だった。この曲のときには外国人視聴者から英語のコメントもあった。m-floスゲエな!

 「You Tube」や「J-Wave」といったワードをラップ中に盛り込んでみたり、やってくれるなあと思った。コール&レスポンスで盛り上がる会場の様子も映されたが、見ているこちらも良い気分になってくる。この日はライブ初披露の新曲も演奏された。音楽に乗って揺れ動く観衆の様子も良いが、初めて体感する新曲を、固唾を飲んで聴き入ってる感じもまた良い。動きが止まったから盛り下がってるかというと、そうじゃないんだよね。ハートの中はメラメラ燃え上がってるんだけど、あまりの音楽のアツさに体がロックオンされちゃってる感じだろうか。

 11月には5年ぶりのアルバムリリースに加え、ワンマン・ライブの開催も告知された。うーん、やっぱり現役でバリバリやれてるっていうのは羨ましいよね!m.o.v.eは解散、globeは小室哲哉が引退にKEIKOは病気療養となってしまっているだけに、m-floにはいつまでも健在でいてもらいたい。ちなみに、僕の推し曲は「Chronopsychology」。



世間の評価は圧倒的に「come again」なんだろうけど、僕は断然この曲!globeでも、世間的にはどうやったって「DEPARTURES」なんだろうけど、僕は「FREEDOM」推しなんだよね。誰か分かってくれー!あと、m-floは外仕事の多さが群を抜いている。ミュージックシーン各方面からの信頼が厚いということの表れだろう。このブログでピックアップするなら、ravexの「V.I.P.P.」がいいかな。



他にも安室奈美恵 & VERBAL「lovin' it」、KCO「DREAMS OF CHRISTMAS feat.VERBAL(m-flo)」など、興味深いコラボがたくさん。

 今年に入ってから、6月の宇都宮隆に続いて今夜のm-floと、2度のライブ配信映像を鑑賞した。良い時代になったなー!地上波じゃあり得ない話だもんね。TVの音楽番組の生出演でも、持ち時間は限られてるし、曲のサイズが縮まってしまうこともザラにある。

 LISAが過去に脱退したときは、日本の音楽界の損失だー!と思ってたけど、残った2人がよく工夫してユニットを存続させたと思う。ボーカリストを固定せず、楽曲によって使い分けるスタイルは、最初はとっつきにくかったリスナーもいるかも知れない。僕は、小室哲哉がEUROGROOVEでやってたことを、J-POPでもやるアーティストが出てきたのかと思っていたけど、もしEUROGROOVEを知らないままでいたら、この活動形態はよく分からなかったかも。レコーディングされたアルバムを聴くときはワクワクする並びになるが、ツアーを回るにあたって、セッション・ボーカリスト全員のスケジュールを押さえるのは至難の業。そうそう長続きする活動形態ではない。LISAの復帰でホッとしているファンは多いだろう。

 B'zのように、解散や脱退なしにメンバー個々のソロ活動を行うやり方もあるのだが、当時のLISAには、自分のやりたいことをやるにはm-flo脱退は避けて通れなかったのだろう。MAXなんかはMINAが出産のため一度脱退したが、グループの母体となっているスーパーモンキーズまで遡れば、メインボーカリストの安室奈美恵がソロデビューの為グループが切り離され、残ったメンバーでなんとか頑張ってきたところだっただけに、NANA、REINA、LINAにとってはボーカリストを二度失うような胸中だったのではないか。それでもLISAにしろMINAにしろ、戻ってきてくれたのは嬉しい限り。DOUBLEの場合は、SACHIKOが戻ってくることは絶対にないが、残ったTAKAKOがよく乗り越えて、あの時点でユニットを終わらせなかったのは素晴らしい。ひとりでDOUBLEと名乗るのも相当の覚悟だと思うし、その後出来上がった作品「VISION」は快心の一作。これは何度もリピートで聴いた。

 アンケートで「復活して欲しいバンドは?」というのはよく見る。回答の上位にくるのはBOOWYやJUDY AND MARYとかかな。近年だとやっぱりSMAPか。そうではなく、「復帰して欲しい、脱退済みメンバーは?」というお題なら、どういう結果になるんだろう。今後、一度はグループを脱退したものの、電撃復帰してファンを喜ばせるアーティストは近いうちに現れるのだろうか。

どういう巡り合わせか、こんな記事を書いていたら、CHAGE and ASKAからASKA脱退の一報が飛び込んできた。戻る人あれば、出る人あり…か。いろいろと想い巡るものがあるなあ。「僕はこの瞳で嘘をつく」とか気に入ってたんだけどな。