DAM★とも お気に入りコラボ動画(TKプロデュース作品編)

2020/03/05


 第一興商のカラオケ録音・録画サイト・DAM★ともの公開曲からお気に入りをとりあげる企画。今年は単独歌唱のものを先月に執筆したばかりだが、この度は複数人でひとつの楽曲を完成させる、コラボ動画を扱う。昨年末から現在にかけて公開された、avex発の小室哲哉プロデュース作品の中からピックアップしてみよう。

倖田來未& BoA「the meaning of peace」 DAM★ともネーム・美佐さん(2019/12/23公開)

 コラボ相手はDAM★ともネーム・Miyωさん。美佐さんの公開曲は過去記事でもとりあげているが、Miyωさんの方は当ブログ初登場。以前からお二人とも注目はしていたけど、まさかまさか、一緒に何かやることになるとは思ってなかった。しかも大好きなこの曲で!僕にとって嬉しいサプライズだったな。これは再生前から良い予感しかしなかった。この公開曲について、ブログでピックアップしている自分がパッと想像ついていたものだ。それも聴き終わってからすぐに。どういう取り上げ方なら面白くなるかなと思いつつ、このタイミングでの掲載となった。

 Miyωさんの歌はハイクオリティーで、伴奏がカラオケではなくプロのスタジオで制作されたものならば、商品化が可能なんじゃないかと僕には感じられるぐらいだ。こんなのを無料でリピートしまくれるんだからDAM★ともは面白い。

 これほど上手い方なのに、マイページを見る限りは現状に満足せず、自分にはまだ課題があると思っているようだ。だから上手いんだろうなー。僕には直すところなんか見つけられないんだけど。

 このコラボを聴いてMiyωさんの歌が良いなと思ったら、ぜひ他の公開曲もチェックしてみてはいかがだろう。僕が最近気に入っているのは、録音のSOUL'd OUT「ルル・ベル」。本人のオリジナル音源よりも先にDAM★ともの公開曲で聴いて知ることになったが、良い曲だね。

 美佐さんは絡み方が達者!元々持ち合わせてる歌唱力の高さもあるし、声質自体もすごく好きなんだけど、それに加えて終盤の大詰めで咄嗟にオクターブ下に切り替えてるあたり、かなりポイント高い。さらに最後の締めでMiyωさんを一人残して、自分は気持ち早めに退いている。楽曲をしっかり把握してないと、こんな風には仕上がらない。これはリスナーとしては盛り上がる。

 僕も、必ずしも常にそうするとまでは言わないが、コラボで脇役をする際には締めのフレーズは主役一人だけにして、自分は少し早く退くというのは選択肢として持っている。


浜崎あゆみ&KEIKO「a song is born」 DAM★ともネーム・ポン丸さん(2020/02/25公開) 

 コラボ相手はDAM★ともネーム・美佐さん。このお二人にも以前から注目はしている。特に、この組み合わせでコラボ撮影された動画・globe「Many Classic Moments」は忘れられない。これは聴いていてアツかったなー!2019年7月7日の過去記事でもピックアップしている。

 前回のアッパーチューンから一転して、今回はしっとりな曲でのコラボ。浜崎あゆみとglobeそれぞれに愛着たっぷりなユーザー同士だからこそ、再生ボタンを押す前からリスナーとしても期待が高まるというものだ。それもお二人ともに浜崎あゆみ・globeの公開曲がイケてる!という予備知識が僕にはあったから。これが、今日DAM★ともに会員登録したばかりで、最初に聴くのがこの曲だ、とかいうことになったら、再生前から期待が高まるなんてことは起きやしない。

 公開曲の選曲は、自分のルーツをしっかり出しておくと特色が表れて面白くなるように僕は思う。極端な話、最新ヒット曲から50年前の曲まで、洋楽邦楽織り交ぜつつ、しっとりバラードからロックにラップに演歌まで、ありとあらゆるジャンルがまんべんなく並べられていても、あまりにもつかみどころがないというか…それよりも自分のこだわりの出ているマイページの方が僕は見ていて楽しい。あまりガチガチに縛り過ぎてもマイページが運用しづらくなるから、こだわりの分野については常時複数曲アップしておいて、それ以外の枠は自由にやるというぐらいでも十分だけど。

 コーラスの際に、頭から終わりまで常に主旋律の3度上をキッチリなぞっていく方法もあるけれど、このお二人のようなオリジナル音源を把握した上での歌唱は、聴いていても盛り上がる。アーティストへの愛着を感じられて嬉しい。

 偶然こうなったかどうかは分からないが、このお二人でこの曲を歌うのなら、美佐さんが浜崎あゆみ役・ポン丸さんがKEIKO役でハマっているんじゃないかな。

globe「FACE」 DAM★ともネーム・美佐さん(2020/02/27公開)

 コラボ相手はDAM★ともネーム・BRIZOUさん。先のMiyωさん同様、当ブログ初登場だ。これは男性パート担当・BRIZOUさんの映像がインパクト大。歌唱を寄せるというのはあるけれど、この方は映像の方を本人に寄せている。面白い遊び方だなと思った。

 フレンチラップの部分もスルーせずに再現している。なので次の主旋律が登場するまでの間、テンションが落ちない。ここはポイント高い。1枠の方を着座・2枠を立ちの姿勢で撮影しているのにも注目だ。同一人物が同日に同じ部屋で複数パートを重ねる場合、枠毎にちょっとした変化をつけておくと、映像としての見映えが上がる。

 美佐さんの歌うglobeは毎回楽しく聴いているが、今回も歌はもちろんファッションも良い感じ。発想がユニークだ。絶対コラボ相手の映像ありきでこの衣装にしてるよね。動画遊びが上手だなと思う。これで偶然だったら僕の勘繰り過ぎだけど。

 映像のことばかり書いてしまったが、仮に映像がなくてこれが録音だったとしても、聴きごたえのある公開曲になっていただろう。肝心の歌唱についても申し分ない仕上がりだ。

 どれも観ていて楽しめる動画ばかり。「あ、この曲知ってる!」というのがあったら、チェックしてみていただきたい。コラボ動画って楽しそうだな、自分もやってみようか、という気になってくるのではないだろうか。