JOPT / Japan Open Poker Tourに参加してきたよ

JOPTという日本のデカいポーカーの大会に参加してきました　メインイベントと数多くのサイドイベントがありサイドはお金払えば誰でも出れるけどメインは事前にポーカーのお店で決して安くない予選参加費(大体6千円～1万円くらいの間)を払いその中で上位入賞して参加権利を獲得しなくては出場出来ないので今まで参加したくてもなかなか出られませんでした笑

息苦しい戦いの末QQ>AAで最後の一人を運良く飛ばし(ラッキーすぎる)参加権利を獲得…普段運勝ちしても喜ばないんですが遂にJOPTに出場できると思うと犬のように喜んでました

JOPT Season:21 Grand Final Main Event Day1当日、会場について受付を済ませ(めっちゃ並んでたけどpaypay決済列は早かったのでJOPT今後参加する人はpaypayで支払うのがおすすめです 俺は2022年になってようやくpaypayを導入しましたが始めといて良かったね…)シートカードを貰います

へぇ～しっかりしたシートカードだなーと思いつつ会場入っていくと人の多さにまず驚きました　こんなにポーカープレイヤー集まれるんだ

多スギィ！！メインイベントの参加人数は1000人以上いたらしく(最終的には1128人)会場が熱気と緊張感に包まれていた　ワクワクしながら席に着くと早速1ハンド目Q4o配られフォールドするところからJOPTが始まりました

参加権利1つなので2万点(複数持ってるともう少し多い状態からスタートできる)　これだけだとすぐ死んでしまうのではと不安に感じますが、JOPTはブラインドストラクチャーが非常にゆるやかで1レベル50分間隔で上がっていく為、本当にじっくりハンドを選ぶことが出来ます　これに関してはめちゃくちゃありがたいッッ！！！！！という感じでした　神ストラクチャーありがとう
序盤は大人しくプレイするタイプなので原点微増えくらいのスタックで3時間くらいプレイ　しかし2回連続ナッツフラドロ引けずにポット落とし1万点くらい減らす　平均スタックは3万くらい

今すぐダブルアップして少しでも平均スタックに近づかないとお話にならなかったのでQTsでUTG+2にリレイズオールイン 降りてくれても良かったがアーリーのレイザーはAJoでコール 勝率は約43％　一回目の生死を掛けた戦いが始まる

・かさのばのハンドQTs
・ボード　10 3 8r
・敵のハンドAJo
Tがヒットした！！！！勝率は76％まで跳ね上がった　ターンは

・ボード　10 3 8 6　勝率は86％　運命のリバー

・かさのばのハンドQTs
・ボード　10 3 8 6 K
・敵のハンドAJo
キングで助かった……あんまり良いプレイとは言えないけどローポケとも50%の勝負が出来てたと考えると全弾ブチ込んでまぁ良かったように思う　ドミネイト(QTvsAQやQJなど片方が同じカードでもう片方が上のランクを持たれてる最悪の状態 勝率は30%前後しかない)されてなくて本当に良かった　これで普通にプレイできるスタックを確保することに成功
以前から75%くらいの参加頻度で俺のテーブルを蹂躙しているチップリーダーに対して広いレンジで3Betしていくことを決意(本当はチップリーダーに逆らうことは即死につながるのでトーナメントでは控えるべきプレイ)　彼はポストフロップは上手いがロクでもないハンドが多く含まれていたことは分かっていたので攻撃していくことにした　実際上手くブラインドを守ることが出来たと思う　チップリーダーがUTGからレイズしたときにハンドを見るとJJだった　特に迷うことなくオールイン　彼はやや長考してKToでコール　勝率は70％かなり良い状態だ

・かさのばのハンドJJ
・ボード　4 2 2
・敵のハンドKTo
ペアボードとは素晴らしいッ
ターンは8　相手が勝つにはKしかない　リバーは…　

・かさのばのハンドJJ
・ボード　4 2 2 8 10
・敵のハンドKTo
10は大丈夫だ！！！！JJって強いな　俺の勝ち！

これでスタックは8万点以上になり平均スタックを余裕で超えた　反撃し続けることで相手が我慢できなくなることがあるがその恩恵を受けることができたわね　テーブルはそこでブレイクになり移動するよう命じられた　アグレッシブなプレイヤーが多いかなり辛いテーブルだったので非常に助かった

移動したテーブルが会場の2階で（2階もあるの！？と思った）隣のテーブルを見ると友達のATがいて少し安心した　IQが高すぎるガチの天才なので同卓しなくて良かった

移動したテーブルは特出したプレイヤーはいない印象でめっちゃくちゃプレイしやすい最高のテーブルでした　もうすぐDay1が終わりそうということもあり飛びたくない心理もあったと思うが、スチール、BBでのディフェンスからショウダウンバリュー皆無のハンドでターンのビックベット打って相手降ろす、リバーでAQツーペアになり大きめのポット獲得などすべてのプレイが上手くいきDay1は終了

結果的に20000から137000に増やした　平均スタックは8万～9万くらい
言い忘れてたけどJOPTのオリジナルチップってめっっちゃくちゃカッコいいですよね…さらさらしてて重みもちょうどいいので一番好きかもしれん
1万点になってあたふたしてた奴が余裕持ってDay1通過できるので何があるかわからんね　一日目総括すると最初のテーブルがキツかったけどキツイなりに反撃してBBディフェンスしてテーブル移動から楽に増やせたので良いプレイは出来てたと思います　強いて言えば2つ目のテーブルでもっと長くやってたかったですがDay1突破できた喜びのが大きいね！　乙！

ATと記念撮影　Day1終了時の残り人数　231/1128人

JOPT Season:21 Grand Final Main Event Day2
Day1終わったあと即家に帰って風呂入って百合アニメ観て寝たので心身共に満たされた状態で挑めた　これから同卓する人に会うのが楽しみだし良いポーカーが出来そうな予感があった　Day1はレイト前であればいつ来ても良いけど(とはいえ早めにきたほうが良い)Day2は席に居ない時間帯、ブラインドが勝手に支払われて減り続けるので頑張って起きました　朝10時からスタートするのでポーカープレイヤーはしっかりした人が多いんだなぁと思います
席に着くとかなりテーブルあったにも関わらずATと同卓しました最悪すぎる

2つ左隣なので俺がBTNの時にATがBBということになる　絶対に適切な頻度でディフェンスしてくるしスチールを許してくれるとは思えないのでどうしよう～あわわわという感じでしたが数少ない友達と同卓出来たのは嬉しかった
Day2序盤は居ないブラインドをスチールしたくらいで特に目立ったプレイをしてなかった　ATがUTGのレイズにリレイズオールイン UTGのプレイヤーはコール ATはAA　UTGのプレイヤーはJJを見せた　

・ATのハンドAA
・ボード　7 Q 7 
・UTGのプレイヤーJJ
AAに92％勝率がありJJが勝つには2枚のJしかない

ターン　J
ジャックじゃん…　状況は全く逆転してしまった リバーは9

・ATのハンドAA
・ボード　7 Q 7 J 9
・UTGのプレイヤーJJ
ATはここで姿を消した　ポーカーって怖すぎませんか？
個人的には一番厄介な存在が居なくなったのでかなりやりやすくなりました
ATの分も頑張らなくては…
変わりに移動してきたプレイヤーは関西人の優しそうなお兄さんで談笑しながらプレイできて楽しかった(俺は割と初対面の人とポーカーテーブルで会話するのが好き)　お兄さんはブラインドを守りたがるタイプではなかったので2.5BBレイズすればブラインド+アンティの2.5BBを楽に手にできる状態だった　スチールで生活費を稼げるのは良いことだね！
安定したプレイをしてると隣のプレイヤーがUTGからレイズ　全員フォールドしてハンドを見るとBBで66だった　コールしてボードを見る

・かさのばのハンド66
・ボード　8　5　4
・敵のハンド？？
7のガットドローだ　AKなどのハンドには現状勝っていることも十分にある　敵が1/3の小さいCBを打ってきたのでコールする　ターンは

・かさのばのハンド66
・ボード　8　5　4　7
・敵のハンド？？
ストレート引いた！！！！！チェックしたら敵はダブルバレルを打ってきた　ここで自分が予想した本命のハンドはAA～QQやセットだったのでコール貰えるだろうと思い4倍にレイズ　相手はコール　うーんやっぱり強そうだねぇ　スペードが2枚見えてるのでフラドロだと思われてる可能性もありそうだ　リバーがスペードじゃなかったらフラドロ滑りでブラフしたように見せる為にそこそこの額をベットすると腹に決める　リバーは

・かさのばのハンド66
・ボード　8　5　4　7　Qc
・敵のハンド？？
よし！！！スペードじゃないしQQはハンドが進展した　ベットすると相手は即オールインしてきた　66はセカンドナッツだがナッツの69でUTGからレイズして来るのは100％ありえない(しその可能性も自分の66でブロックしている)のでこちらも即コール　相手は88だった
なるほどね　ターンで大きくレイズしたのがとても良い結果に繋がった　自分だったらセットを降りることは出来ないと思うので相手には同情する　ターンが7ではなく6だったらきっとここで飛んでいただろう　相当スタックを増やして次のテーブルへ移動となった　平均30万点で90万点持ちに

次のテーブルの2つ右隣に巨大なスタックを築いてる内田篤人似のイケメンが居たので最悪の気分で席に着く　JOPTメインにはスプリンター賞という100万点以上スタックを持ってるプレイヤーに賞金があって俺が着席した後すぐその賞を獲得してた　ふ～んまだ俺には関係なさそうだなと思ってたらショートスタックの女性プレイヤーが10万点をオールインしてきた　ハンドを見るとJJだったのでコール　女性はTTをショウ　何事もなくJJが勝つ
あれ？100万点以上確実にありませんか？スプリンター賞貰えるんじゃない？と思ってディーラーさんに確認とって貰ってスプリンター賞3位が確定　その後、手違いで4位だったことが発覚してフロアの偉い方が謝りに来た
「全然取れると思ってなかったので大丈夫ですよ　わざわざありがとうございます」と伝えたら申し訳ないので次回開催のJOPTのサイドイベントの一番高い5万円のトーナメントチケットを戴けるとのことなのでありがたく戴きました　本当にご丁寧にありがとうございます　JOPTの運営様には今後頭が上りません　
次回大会は2022/04/28-05/05に開催予定とのことなので皆も行こうね！
次回大会スケジュール詳細→ https://japanopenpoker.com/2022_grandfinal　　

さて自分もビックスタックになったけど移動してきたテーブルが全体的にチップ持ってる人多くて大きなぶつかり合いを避けるべきシチュエーションだなぁと思ったのでしばらく参加頻度はスロウダウン
UTGから内田篤人似のイケメンがレイズしてきて全員フォールド　BBの自分のハンドを見るとK3s　もちろんコールしてボードを見る

・かさのばのハンドK3s
・ボード　10  4  6 
・内田篤人さんのハンド？？
内田篤人さんはCBを打ってきて何を思ったのかKハイのダイヤのバックドアフラッシュドローで3倍にリレイズしてしまう　相手はコール　ターンは8でしかもダイヤでもない　どんなハンドと対峙してるか考える前に26万くらいのポットに赤いチップの束を一列(25万)ブチ込んでしまう　ああ、こんな打つつもりじゃなかったと思って15万と言い直してしまったけどベットが先だったので当然無効　相手はコールしてきた　リバーは

・かさのばのハンドK3s
・ボード　10  4  6  8  Q
・内田篤人さんのハンド？？
もう一回ブラフを打つとなると生死に関わる問題になってくる　降ろせるところはあるだろうか　流石にもう無理だと思い諦めチェック　相手もチェックバック　内田篤人さんのハンドはKKだった　後から彼に話を聞くとターンで相当嫌で降りたかったけど俺がベットしたあとにとっさにベット額言い直したのを見て弱いハンドであることを見抜いていたらしい　まあそりゃそうだよな～～120万くらいあったスタックが意味わからんブラフで40万以上失ってしまった　リバー打たれてたら降りてましたよ。って言われたので複雑な心境になる　でかいブラフ打つときは慎重かつ弱みを見せないようにすることと完遂することが大切だと学んだ　スタックはガッツリ減り平均の70万の少し上の80万点に　さっき大きなぶつかり合いは避けるべきって言ってませんでしたっけ？セミブラフにもならないやりすぎなブラフは今後控えようと決意する

もう一度内田篤人さんがUTGから2BBレイズ　全員降りてBBの自分はKToでコール　さっきと同じようなシチュエーション　ボードを見る

・かさのばのハンドKTo
・ボード　A　Q　6
・内田篤人さんのハンド？？
レイザーに超有利なフロップなのでかなり小さめの1/3CBを打ってきた　自分にはJのガットショットがある　オッズは全然合わないけど相手がかなり強い役を当ててる可能性が高いと思いコール　J来い！J来い！

・かさのばのハンドKTo
・ボード　A　Q　6　J
・内田篤人さんのハンド？？
はいJツモりました現状最強ハンドですねえ！　チェックすると12万くらいのポットに10万打ってきた　フラドロの2スートも見えていたのでスロープレーするより相手は強い役だろうからレイズするのが当然のプレイだろうと考え、4倍の40万点にチェックレイズした　相手はコール　ここでセットかAK、AQツーペアのどれかだろうなと予想　リバーでボードペアになったら流石に捲られてる確率が高いので注意してリバーを見る

・かさのばのハンドKTo
・ボード　A　Q　6　J　T
・内田篤人さんのハンド？？
う～んフラッシュでもボードペアでもないけど相手の手が止まるカードが落ちちゃったな　ポットは92万　自分の持ち点は40万点くらい　相手は70万点
どうすればMAXバリュー取れるかアクションを考える

①チェック…相手がKを持っていなかったら必ずチェックバックされるので却下　相手は上手いプレイヤーでAKやAQで薄くバリューを取りに来ることはほぼないだろうし

②オールイン…真っ当なプレイラインだと思う　もしかしたらセットなどでブラフキャッチしに来るかもしれない　一番取れそうなのはこれかも

③相手が払えそうな額をベット…例えば92万のポットに20万点とかをベット　しかしこれだけコミットして刻みベットするアクションにブラフが混ざってるのか？と絶対に思われるだろう

考えた結果、オールインすることにする　相手が長考するところを見るとキングは持ってないらしい　「え～～～ガットショットでフロップコールしたんですか～？」と言いながら結局彼はフォールドした　後でハンドを聞くとAQを持っていたらしい　リバーの10の影響もあると思うがナイスフォールドだ　これでさっき意味わからんブラフで溶かした分以上を取り戻した

残りプレイヤーが36人となり入賞ラインの35位まであと一人という所になった　ハンドフォーハンドで進行してみんな飛びたくない為いつもより極端に固くなっていた　自分は平均よりチップが多かったし入賞より上位を目指すべきだと思ったので通常通りのレンジでプレーし割とこのバブルラインの時間で弱いハンドでもチップを危なげなく増やすことが出来た
そして他のテーブルの不運なプレイヤーが飛んで入賞が確定した　インマネした時のテーブルの雰囲気はバブルの緊張感と一変して平和そのものなので本当に好きです　隣の人とグータッチしてる人もいたし皆笑顔だったな～

しばらくしてDay2は終了　残りは24/1128人
Day2総括すると過去最高にめちゃくちゃ良いポーカーが出来てたと思う　特にハンドフォーハンドのときのアグレッションが素晴らしくそこからなんの危険もなくチップを増やすことが出来た　平均122万点で158万点持ちなので明日もタイトになり過ぎずスチールしまくろうと決意
最後チップを袋にしまう時にギャルっぽい見た目のディーラーさんに「あー名前隠れちゃうんで深めにテープしないでください」と言われ「すみません、これで大丈夫ですか？」と返すと「巧すぎ、天才おる笑」と言われてあまりにも返しがギャルすぎて笑ってしまった　オタクに優しいギャルは存在する

JOPT Season:21 Grand Final Main Event Day3
最終日、流石に朝から夜まで二日間通しでポーカーして疲れていたので一時間遅い11時スタートなのはありがたかった　席に座りハンドを見ると28、73、J2、27のようなハンドしか来なくてブラインドでかなり削られる羽目に昨日J4oでオープンしてたプレイヤーがBTNからレイズしたのを見て、もうこれをやるしかない…！となり25oでSBから3倍の3Betを打つ　なんとかフォールドしてもらえて事なきを得る
残り2テーブルに残ったプレイヤーは流石にめちゃ強い人しかいなくて制裁のような3betがバンバン飛び交う地獄絵図になっていてハンド入らなかった俺はどんどん俺より上手くて俺よりスタック持ってる人が脱落するのをガタガタ震えながら見ているしか出来なかった

残り15BBほどでハンドを見るとA3s 後ろの人数は4人　パワーナンバーギリギリOKというラインだが仕方ないと思いプリフロップオールインしたら一切プレーしてなかった隣のショートスタックにオールインコールされてKKが出てきてAが出ずに負け　残り50万くらいに
3日間トータルでこれが一番良くないプレーだったかも　上のAキッカーにもコールされてしまう可能性もあるし2BBのレイズでオープンするかリレイズされて降りざるをえないなら最初からフォールドしとくべきだった

HJからオープンはするが3betには降りるを繰り返してるプレイヤーがレイズしてBTNの自分の所まで回ってくると33だった　残りは8BB、考える前に体が即オールインしていてHJは少し悩んだあとAJoでオールインコール

・かさのばのハンド33
・ボード　9　9　2　4　A
・敵のハンドAJ
勝ったか…？と思ったら最後にAが出て負け　14位でフィニッシュ
最初のQTsオールインでAJoを破っているのでこの負けは公平な感じがした
テーブルの皆に「頑張ってください！」と伝えて僕の初めてのJOPTは終了した　家帰ったあと最後まで見届けなきゃいけないと思ってファイナルテーブルの配信→ https://www.youtube.com/watch?v=3-nfopZgUsM　
見てたけど皆本当にカッコよかった　小原 順さんの解説が分かりやすかったのでおすすめです　優勝したMASAOさんおめでとうございます　めっちゃ上手かったけどポーカー初めて1ヶ月らしい　そんな短期間で優勝できるなんて夢のある競技ですね……

3日間を振り返るとこんなに楽しくポーカーしたのは初めてポーカーに触れた時以来かも！というくらいJOPT Main Eventはめ～～～ちゃくちゃ楽しかったです　サテライトに参加者がこんなに殺到する理由が分かりましたねえ　海外渡航費16万円分頂いたのでこれ貯めていつかWOSP行きたい
ポーカー上達するには自分より上手いプレイヤーと戦うことが大事だと思ってるので今回のJOPT参加出来て良かったです　尊敬するくらい上手いプレイヤーたくさんいたなぁ

最後にJOPT運営様、会場スタッフの方々、ディーラーの皆様、大会に参加された皆様本当にありがとうございました　楽しかったです！強くなってまた来ます！おわり