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結婚の報告

 

 昨日、嬉しい報告をいただいた。今まで、クライアントさんの結婚式に何度も参列させてもらえて、こんな光栄なことがあるのか!と新しい体験に震えたことがある。昨日は、東京に来て、数少ない新しい出会いの、お世話になった不動産会社の担当の方からだった。彼女には、二回お世話になった。1度目は、東京に引っ越して半年。奇跡のような展開で宝石の仕事をスタートしてからのことだった。当時、宝石事業を再スタートしたくても、資金が全くないところからの急展開だった。夫は生き生きと宝石の仕事に向き合っている姿に触れ、自宅とは別に小さな部屋を借りたい。今すぐでなくてもいい。何かご縁があったらと思っていた。そもそも東京に来るときから、住まいを決めるにも、今まで以上に厳しい状況だった。自宅が借りられたのだから、いつか、と思っていたくらいだった。そんな時に出会い、担当してくれたことから結ばれたご縁。いくつか内覧させていただき、心は「ここがいい!」というお部屋が見つかった。審査が通るはずないよなぁ、と思いながらも何とOKが出て、あっという間に決まってしまった。実質的に東京での活動のスタートを切れたという実感があった。まだ入社してキャリアは浅い頃だったにも関わらず、きめ細やかなサポートで感心したことを思い出す。
 自宅との距離は、せめて徒歩1時間くらいの場所にしたいと思い、自宅の引っ越しをお願いしたのが2度目。その時の彼女は、凄まじく成長していて、社内でトップの成績で、表彰されたりするほどになっていた。努力を惜しまないし、何より「家は生活の土台。住む人を幸せにするお部屋との出会いをサポートしたい。」という彼女の想いがそうさせたのだと思った。2度目にお願いした時は、住まいが決まるまでかなり難航した。審査がなかなか通らないのだ。きっと、これが現実なのだと思った。最初のあの時は、奇跡だったのだ。自宅から徒歩1時間までと思ったのは、災害があった時に、歩いて移動できる場所がいいと思ったから。ところが数ヶ月かけて何度もNGだったのに、最も希望している至近距離の銀座のお部屋があっという間にOKが出て、入居となった。遠くがダメで、近くがOKだったという奇跡。「ここでいいです」じゃなくて「ここがいいです」に決まったなんて、本当に神業だと思った。コロナ禍の直前のことだった。担当してくれた彼女は、何度も何度も諦めずに付き合ってくれて、決まった時は自分のことのように飛び上がって喜んでくれた。
「お客様が持ってらっしゃるのです。運が味方してくれるようなことって、本当にあるんです。ふさわしいお部屋にお住まいになるお手伝いができて嬉しいです。」
と言ってくださった。その後、自宅にお招きして、一緒に手料理をつまみながらいろんな話もしたことがあった。
「東京のお父さん、お母さんだと思ってます。」と言ってくれた彼女は、ちょうど、二男の一つ年下の年齢だった。2020年4月7日に1回目の緊急事態宣言が発せられ、自宅とサロンが至近だったことは本当に有り難かった。

 この夏に挙式をするという報告に心が躍った。
「私にとってお二人はとても大切で大きな出会いでした」
そんな風に言っていただけて、お祝いできるなんて幸せだ!!私にとって、出会いこそ宝。いろんな人生を直に感じられる喜びは例えようがないのだ。出会いに恵まれて生かされていることを更に実感した幸せのご報告だった。しかも結婚式にもご招待してくれた!なんか凄い!

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