魔法のようにいろんなことが起こり、私は

 新しいパソコンになって、データを移行したりしていて、ワードやエクセルが開けないこともあって、ソフトを入れてもらうことに。ダウンロードすればできるだろうと考えていたが、なかなか手強い。手強すぎる。到底、私の手に負えないようだ。私には、超マルチな夫がいて、想像以上のことをしてくれる。私は、ブログを書いたり、ホームページの記事を更新するために、ただパソコンに文字を打ち込んだりするだけ。ホントに、年齢的なこともあるかもしれないが、自分ができると思えることが少ないのだと自覚する。器用になんてもご期待に応えられる私は幻だったのかもしれない。作業する夫の横でお片付けをしたり、お茶を淹れたりするだけ。あ!商品を発送するためにヤマトさんに持って行った。そして、仕舞いには、やることがなくて音楽を聴きながらぼーっとする。そんなこんなしているうちに作業は完了。はー、もう、魔法だよ。
 翌日は、私の電子書籍をペーパーバッグで販売できるようにデータを作る。簡単にできると思ったら、私には難しかった。夫が登場。本文データは、サクッと作り直してくれたが、表紙データがイジワル問題かのように、エラーを出してくる。紙の設定によっても、計算が違ってくるらしいのだ。私の場合は、何をどう要求され、どう解決すればいいのかわからず、全く自分にはできる気がしない。さすがの夫も、「誰にでも簡単にできないからこそ、専門で仕事があるんだな」などと呟いていた。まさにそうに違いない。専門で仕事になっていることをやってしまうのがあなたのすごいところ。
「なんでもできると思わないでね」と言われてしまうこともある。そうりゃそうだろう。冷静に考えれば。
 先日、結婚したばかりの三男の家には、寝室にエアコンがないのだそうだ。そこでお嫁ちゃんが「お義父さんに来てもらおうか」と話いてたと新婚旅行前に遊びに来た時に言っていた。夫は、「エアコンの室外機の設置はしないな。」と言っていた。床下収納があって、深すぎて、届かなくて、棚があればいいという話になったときは、「必要なときは、言ってね」なんて言ってた。棚は、作れる。確かに。一戸建ての自宅だったとき、犬のためにかなりちゃんとしたウッドデッキも自作した。
 

 今日も、私は書類の片付けなどをしているうちに、夫のおかげで表紙データもマッチして、データ送信が完了。手続き期間が終われば、ペーパーバッグで販売ができる。私は何もしていないのに。最近は、このようなことばかりだ。昭和の自力系オンナの私は、感謝と喜びを感じながらも、こんなにしてもらってばっかりでいいのだろうかと思う。何かを思ったり、口にしたりすると、自分が何かしなくても、現実が動いていく。元々、夫は、私のためならできることをなんでもしてくれて、ずっとそうで、今もそうだけど、夫だけでなく、とにかく、自分は思ったり、口にしたりするだけでいろんなことが現実化する。魔法だ、魔法。ちょっとおっかない(怖い)くらいだけど、なんだか感動もする。嬉しいことだ、本当に嬉しいことが起こっているんだ。

 そんな魔法を起こるままにしておいて、私は、書類の整理をしていた。私のセラピーのメモが大量にあり、これはもうお伝えしたので、処分。すごい大量だった。今、読み返しても何が書いてあるか、わからない。伝えるときは、あんなにはっきりわかるのに。古い書類で捨てられないものもあって、出てくる。いつまでも持っていても使い道はない。思い切って、処分。父が亡くなって翌年だったか、保険会社から連絡があり、受け取っていない入院給付があるから、相続人で受け取ってくださいと通知があった。それらの書類も処分した。あの頃は、子育て真っ只中で、起業後で大忙しで、家事もあり、それ以外にも実家のこともやっていたんだなぁ。いや〜。すごい。同じことをもう一度と言われてもできない。あの頃の自分も確かに充実していたし、あのモーレツな時間も好きだし、それを懸命にやっていた自分も大好きだ。でも、今の自分の生活も、今の時間の流れも、真っ直ぐに自分の魂の望むことを愉しんでいる自分も、たまらなく好きだと思った。リラックスしながらも、研ぎ澄まされたような部分もあって、人生の変化の中でそれを味わっているんだと実感した。

 ふたりになって大都会では外食の方が都合がいい。それはそれで楽しくもあるが、夫は私の手料理が好きだ。今夜は軽くていいよねという日。私は、大根の味噌汁を作って、卵焼き焼く。アイスコーヒーを仕込む。そんなささやかなことでも夫はとても喜んでくれる。私は命に対して、いつもシビアだ。いついかなる時に最期を迎えてもいいと思えるように今日も生きる。私の笑顔が夫や子どもたちの中に残るだけでいい。心からの笑顔でいることのために、素直に素直に生きる。泣いたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだり。

 

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