見出し画像

Magic セルフライナー 終

最終章です。

11.Beginning phase
日が上り初めて朝を告げる曲です。
これも曲というよりはskit的な扱いです。

どんなカードゲームでも大体自分のターンが始まったら山札からカードを引くんですけど、そのカードを引くまでにある準備フェイズの総称をまとめて
Biginning phaseと呼ぶのでそのまま使わせてもらいました。

この曲は元々オーケストラを作りたくて作り始めて、最初は7分を超える超大作にする予定でアルバムをこの曲で締めようと考えてたんですけど途中で心が折れて前奏だけ残して使いました。
オーケストラに憧れはあるんですけど作れる気がしない。

12.Morningtide
そんな訳で折れた心を修復するべく趣味全開な曲になりました。

MTGのパックでEventideというパックがありまして、世界観的にはローウィンという太陽が沈まない一年中夏の暖かい世界が大オーロラという現象に巻き込まれて闇の世界になってしまったというお話のパック。
世界観とか字面的に日が落ちるって意味なのかな?って思って調べてたらどうやら造語みたいでカッケェ…ってなって、なら反対のMorningtideにしたら日が登る的な意味の造語としてけるんじゃね?カッケェ…ってなってこの曲名にしました。
その後ずっとカッケェ造語作っちまったな…って感情に浸りながら日々を過ごしていてGoogle翻訳使う機会があった時ついでにMorningtideって入れたら「朝潮」って出てきて朝になったら海が満ちてくるって曲なので意味合いが偶然にも一致しててパネェってなった記憶があります。

上でも書いた通り「オーケストラもぅマヂむり…ギータ弾こ…」ってなってた時に7割近くサクサク作れて、残り3割は1曲目のMagicと同時並行しながらアルバムが終わる感じがありつつも、そのままリピートして1曲目に繋いでも違和感のないように調整しながら作りました。

徐々に海が足元を満たしつつ最後展開が変わる所で海が完全復活してそれに飲み込まれるイメージで作ってます。
趣味全開なだけあってこの曲が1番作ってて楽しかった。

以上が曲の解説になります。
最後にアートワークを描いてくださった衫衫さんについて書かせてください。

衫衫さんをいつ頃知ったのか詳しい時期は忘れましたけどかなり長い間ファンやらせてもらってます。

漫画が出るのをずっと楽しみにしてたんですけど
Local Visionsから「OFF」の漫画がリリース発表された時は半端なく興奮したのと同時に、LVって音楽レーベルというよりインターネット(主にTwitter)の芸術関連の総合アーカイブなんだと感じたのを覚えてます。

アルバムの曲が3、4曲出揃ってきた段階で絶対に衫衫さんに頼もうと自分の心の中で決めてました。
衫衫さんのイラストの雰囲気に寄せた訳ではないですが今回のアルバムのジャケットは衫衫さんにしか描けないし表現できないはずと謎の確信をもってました。

ファンタジーな世界観ですしポップで柔らかい雰囲気にしたかったので衫衫さんのイラストの雰囲気や丸みが合いそうだなと思ったのと、漫画「OFF」とか最近のイラストで時折見せるちょっとダークな感じというかエグみというか、上手い言葉が出てきませんがポップとエグみの共存に凄く惹かれるものがありました。

音だけで映像を見せるのは未熟な自分には限界があるので衫衫さんのイラストがあれば音だけでは賄えない部分、作品として足りないピースがガチっとハマる感覚が妄想上でずっとありました。
なので依頼を受けてもらえて本当に良かった。
もし無理だったらこのアルバムは完成してなかったと思う。

とは言ってますが自分は中学の美術の成績1、絵心皆無、デザインなんもわからんって人間なので、世界観の説明やコンセプトの説明、描いてほしいパーツだけを提示した上で出来上がっていた全曲のデモをお渡しして残りの構図や絵柄は衫衫さんに全て丸投げしました。

多分ですけど人から依頼された物って細かく指示があった方が作りやすいと思うしやり易いとは思うんですけど、デザインセンス皆無な自分が提示したものよりも自由に伸び伸びと描いて貰った方が絶対に良くなるだろうなっていう所と、衫衫さんのやりたい事とか試したい事なんかがあればガンガンやってほしいなと思ってたのもあります。

衫衫さんの方からラフスケッチを貰って暫くしてから水彩を試してみたいと提案があって、上でも書いた通りやりたい事はじゃんじゃんやってほしかったので描き終わった後に

「こういう機会でもないと本格的に水彩を勉強しようとは思ってなかったし良いきっかけになりました。」

ってメッセージが来た時はこのアートワーク1枚を描き上げるまでに大量の紙と時間と絵の具を消費して描いてくださったんだなって容易に想像できましたし字面だけのありがとうじゃ俺の気持ちが収まらねぇよ!ってなってた記憶があります。
機会があれば改めて直接お礼を言いたい。
本当に衫衫さんに頼んで良かった。
今後も1ファンとして衫衫さんの作品と活動を楽しみにしてます!


色々と書きましたがどうだったでしょうか?
こんな長編の長い文書いたの生まれて初めてなのでかなり支離滅裂になったと思いますがここまで読んでくれた方ありがとうございます。

折角note使い始めたので気が向いたらまたなんか書いていこうと思います。

ではでは〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?