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Magicセルフライナー Pt1

どうも皆様、Wataru Adachiでございます。

去年の6月4日にLocal Visionsからリリースさせてもらった自分の初アルバム「Magic」の解説記事的なものを書いてほしいという要望が数人からありまして、仕事も変わり電車通勤になって車内で暇を持て余しているので今更ですが書いてみることにしました。

一気に書くと読む方も大変でしょうし、書く方も3倍大変なので、手始めにアルバムのコンセプトからいこうと思います。

その前に「Magic」はコンセプトアルバムとして制作はしましたが自分が制作するにあたってコンセプトがないと曲が作れないタイプなので



こういう意味で作ったからこう聴いてくれや!



と押し付ける記事ではないのでアルバム聴いてくれた方が各自思った事を大切にしてもらえればと思います。

逆に皆さんが思った事や感じた事は是非聞いてみたいのでご意見お待ちしてます!




・そんな訳でコンセプトとか

架空のTVゲーム内の一日の経過を音で体験してもらおう!

というのがコンセプトになってます。
なので曲順が

1   〜   5   〜   7   〜    12  →  1曲目に戻る
朝   夕方      夜   朝

という1日の時間の流れを意識した順番になってます。
アルバムが無限ループするような感じにしつつも、ある程度聴き終わった感も出さなきゃいけないのでそこの調整にとても苦労しました。


聴いてくれてる人をいかに世界観に入り込ませるか


アートワークと音で映像を見せられるか


ここに重きを置いて制作してます。



曲も上で書いた時間帯を想像させるような雰囲気にしながら自分の頭の中で映像が動いている妄想を音や展開にしたので、そこらへんの細かい話はまた別の記事で書いていきます。
キリンになってお待ちください。

あとアルバムの各楽曲は意識的にバラバラのジャンルで制作してます。
ゲームな世界観なので色んなジャンルの曲が入ってた方がゲームっぽさがでるのかなというのと、自分がやった事ないテイストを試してみたかったというのが主な理由です。

それと出来るだけリアルタイム一発取りに拘ってます。

3曲目のunderground seaや6曲目のSky whaleはバチバチ打ち込み楽曲なのでそことの対比をしたかったのもありますが、なによりこれを機に楽器を演奏できるようになりたかったのが大きかったです。
今までドラムしか演奏できなかったのでギターや鍵盤を弾けるようになりたくていい機会なので下手なりに頑張りました。
下手ですが、これはこれでその時にしか出せない音なのでそーいうのを大切にしていきたい。
アルバムってそういうものだと個人的に思っているので。


・どうしてこんな事になったかの語らせて

自分が長いことハマってるMagic: The Gatheringというカードゲームがありまして












カッコよく言えばそこから着想を得た…










…実際はカードの世界観からいい感じの部分を自分に都合のいいように繋ぎ合わせたファンタジーな世界観になっております。
これも曲毎の解説で、自分が制作した時に脳内でイメージした場面とかを説明しようかと思います。
キリンになってください。


MTGは自分が子供の頃から存在しているカードゲームで、自分が小学生の時は遊戯王が流行り出してて周りにやってる人がいなかった。
当時お小遣いを貰ってなくてパックなんて嗜好品は買えず、友達から弱いカードの束を支給されてサンドバッグにされる日々を過ごした。
そして勝つ為には金が必要だと子供ながらに悟ってしまい捻くれに捻くれた。
友達のブラックマジシャンの攻撃を迷宮壁ラビリンスウォールで受けるのが唯一の楽しみだった。辛い。


中学生になりお小遣いをようやっと貰えるようになり、その頃はポケモンカードをやっていた。
当時大規模な大会に一度だけ出たことがあり、その時に予選を通過して、その通過賞として貰えたバトルロードスタジアムというカードが今は20〜30万で取引されているらしく、今でも大切に保管して熟成させてます。昔の自分ナイス。


その後はカードゲームから自然にフェードアウトしたんですけど25歳くらいに友達が久々にカードゲームやりたいと言い出してついにMtGにたどり着いた。
それからというものずっと虜になっている。


語り出すとキリがないのですが、とにかくイラストが良い。かっこよかったり美しかったりでカードを眺めてるだけで楽しめるし使ってみたくなる。
公式のHPに過去のカードが全てアーカイブされているので眺めては興奮していた。

興味のある方は是非


ある時、SoundCloudに曲投稿する時に画像どうしよう…ってなって、その時にMtGのカードのイラストから雰囲気に合う物がたまたまあったので、本来無断で使うのはよろしくないのですが…怒られたら消せばいいやくらいの感じで投稿したら、これまでの曲の中で1番リアクションを貰えた。
それがこのアルバムのNight Duetって曲なんですがそれからScapeshiftと続きこのシリーズでアルバムいけるんじゃね?ってなりました。


長いこと自分語りをしてしまいましたが、MTGというカードゲームのイラストや効果、テキスト等から着想や影響を受けた曲が多かったので、それらを1つにまとめて、新たな世界観を持たせた作品としてまとめたかったので、これに後からコンセプトを混ぜ混ぜしてこうなりました。
ついでにもうちょっと語らせてほしい。


作り始めた当初は個人でリリースするつもりで制作していたので、まさかLocal Visionsからリリースさせて貰える事になるとは夢にも思ってなかったし正直今でも実感が無い。
何故か会う人々に「今アルバム作ってるんですよ〜」って言うと「LVから出すんですよね!」という言葉が毎回返ってきてお恐れ多いなぁ…と恐怖した記憶があります。
多分LVからリリースしたアーティストの方々と仲良くさせてもらってたのが大きかった部分ではあると思うのですが、それと作品とは別の話ですし何より自分自身作る曲がレーベルの色に合ってないと思っていて、仮にOK貰えたとしても自分の好きなレーベルの質を下げるような気がしてしまって恐怖心がかなりあった。
なのでこのまま個人でやろうと思ってました。

…思ってたんですが東京で開催されたYu-Koh β版を境に心境がかなり変わってしまいました。

あんな最高なイベント体験しちゃったら心変わりするには十分。

ただレーベルから出したい欲一心でアルバムの形や自分の色を変えるのは違うし、自分が作りたい物を作って無理だったらそれでいいやと割り切ってはいました。

捨てアカさんに出来上がったデモを聴いてもらって返事が返ってくるまでの間は食べ物が喉通らないレベルで気が気じゃなかったです。

最後の曲(Morningtide)とかめっちゃ歪んでるギター入ってるしこんなんさすがに無理やろって思ってたんですが、逆に捨てアカさんは最後の曲がとても良かったと褒めてくださって自分貫いて本当に良かったなと思ってます。

家宝
そして見てくれこの最高&最高なアートワーク



そして衫衫さんが描いてくださった最高なアートワークが自分がイメージしてた世界観をまんま表現してくれてます。


衫衫さんとのアートワークのやり取りについてや、自分の衫衫さんに対するほと走る熱いパトスもそのうち書きたいのでキリンです。





































そう、あなたはキリン。







































🦒
























今回はこんなもんで終わろうと思います。


次は曲の解説頑張ります。


ではまたそのうち〜

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