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Magicセルフライナー Pt3

お待たせしました。
今回は曲解説、夜の部です。
やっぞ〜

6.Sky whale
かわいい鯨が雲の上で寝てますね。かわいい。ぬいぐるみ欲しい。
鯨って創作物ではよく空飛んでますよね。
この曲の鯨は飛んでいる訳ではなくて、海が徐々に消えていくのでクジラが飛んでいるように見える感じです。

前回のPt2で解説したScapshiftは海が森へ変化するのにフォーカスしていたのに対してこちらはその変化真っ最中の鯨にフォーカスしていて、前の曲「Scapeshift」とこの曲、次の曲の「苦花」は時間軸が同じで切り取っている場面が違うといった具合です。

音に関してはテロテロしてるメインメロディーの音が鯨を表現していて、海が消えるにつれて鯨が眠りについていく。そしてゆっくりと海と共に消えてゆく儚さを表現したかったのですが、できているかはわからない。

いきなり脱線するんですが、創作物の鯨というと自分はバテンカイトスっていうゲームキューブで発売されたRPGゲームがあるんですけどそれの印象が強いです。
くじら座を構成しているゼータ星の名称がBaten Kaitosなので鯨がゲームにおいてとても重要な立ち位置にいるんですけど、ネタバレになってしまうので興味のある方は是非やってみてください。
世界観やキャラクターデザインがとてもいいですしストーリーもゲームでしか表現できないような事やっててめちゃ面白いです。
記事書いててふと思い出したので勢いで書いてしまいました。

懐かしい

7.苦花
このアルバムで唯一の日本語タイトルです。
なんで日本語なのかというとまず英表記だと

Bitterblossom

なんですけど和訳の

苦花

って言葉の方が字面としてかっこいいし印象に残る感じがとてもあって、実際口に出して言っても語感がいい。それが理由です。

イラストが堪らんのです

元ネタのテキストにはスミレとか太陽は留まるとか書いてありますが都合のいい様にガン無視してます。
実際は夕刻になるとスミレの花からフェアリー達が産まれてくるっていう設定でそれを表現しているイラストなんでしょうがとても美しい。
実物のカード持ってますけど永遠に眺めてられます。

アルバムの世界では夜になると咲く苦花っていう種類の花があってその花が咲いてゆく様子を曲にしてます。
アートワークで衫衫さんが上手いこと表現してくれています。本当に凄い。
ヨレた感じのリズムをやってみたかったので試してみましたがめちゃ難しかったし上手くできてる自信はあまりない。
それにピアノを始めてがっつりリアルタイムで弾いたのでめちゃ大変だった。1番練習したし1番苦労した曲。
鍵盤弾ける人本当に凄いと思う。

8.Baleful Strix
森に住んでいるフクロウの曲。
衫衫さんはとても可愛くて揉み心地の良さそうなフクロウを描いてくれましたが元ネタはアーティファクト(金属)で作られてるロボットフクロウです。とても美しい。
MTGの数あるカードの中で1番好きです。

家に置物とか欲しい

このフクロウは接死という能力を持っていまして、簡単に説明すると触ったら死にます。こわい。

そんなのが森には沢山いて迷い込んできた獲物を狙ってるのを想像しながら作ってました。
最初はもっとエグい感じのを作ってたんですけどアルバムの雰囲気からかけ離れ過ぎて没にしました。
それであーでもない、こーでもないってやってる時にTheo ParrishとLarry Heardにハマってたのでハウス作ったるかと思い立って気がついたらこうなってました。

ハウス作るの初めてで何もわからなかったので下の曲のテンポとリズムを参考に作ったんですけどハウスって難しいですね。いつかリベンジしたい。

9.Bayou
夜の森を探索している曲です。
Bayouとはアメリカのルイジアナ州とミシシッピー州の河川や湖に注ぐ支流や入り江で、水の流れがゆったりしているかよどんでいて湿地帯のようになっている場所を指す。
とネットで調べたら書いてありました。
元ネタは勿論あれです。

ですよね

夜の森を歩く奴はどうかしてますがゲームなんで歩けます。
小学生の頃夏休みになると毎年家族でキャンプしてたんですけど、ある程度高学年になってくると1人で行動したくなる事もあるもんで…
ちょっと小雨が降った後の夜中にこっそりテント抜け出してキャンプ場の中を散歩したことがあって、木々の奥の方からは得体の知れない音があちこちから聞こえてくるしキャンプ場の中とはいえ1人で怖いんだけど内心ワクワクしててその時の体験を思い出しながら作ってました。

この曲あたりから自分の脳内で飼育しているベーシストが弾いているベースラインを打ち込みで表現するやり方がわかってきた頃だったので張り切って動かしてます。
この曲と2曲目のRishadan Portのベースは気に入っています。
いつかエレキベース買って弾けるようになりたい。

10.Night Duet
この曲を作る前まではサンプリングでビートを作ってたのですが、サンプリングに限界を感じ始めて今のノーサンプリング、生演奏スタイルに落ち着くきっかけになった曲。
正直に言いますとノリと勢いで作ってたのであんまり語る事がないんですよねこの曲…偶然の産物です。

骨達が楽しそうに踊っている曲で衫衫さんがいい感じにアートワークで表現してくれています。
このまま骨達と夜を明かし段々と日が登ってきて海が戻ってくるという展開になります。

今回はここまで。
次回は残り2曲と衫衫さんのお話をしようと思います。多分次がラストになると思いますのでお楽しみに〜

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