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手術から1年たちました

気づけば、あっという間に手術から明日で一年たちます…!

自分が病気だということと、そんな大きなこと乗り越えたってことを忘れたことは一回もないけど、
あの時想像してた一年後の自分とは少しずつ違う自分でいるなと、1年前の自分を思い出して驚くことはあります。

手術は無事終わったし、今何か治療をしたり、後遺症があるわけではないけど、
1ヶ月~2ヶ月おきの大きい定期検診はかかさずしてるし、
その検診でまだ経過観察と言われてる部分もあります。
何より、癌は「5年生存率(診断から5年後に生存が確認できた割合)」と統計されるように、
あと4年くらいは、ひとまず自分にまだなにか起きるかはわからないと、どこかで常に不安になることもあります。
(だからこそ、周りにいる、癌を患って5年以上たって今も元気に生活してるたくさんの先輩方の存在がほんまに励み!)

1年たって改めてじわじわと、自分が患った子宮頸がんは「子宮がなくなって子供が産めなくなる病気」というより、「自分の命に関わる大きな病気」だと実感して、
それでも命の手遅れにならないタイミングで見つかったことと、とてもいい病院でしっかり見てもらえてることをありがたく思うし、
あの時支えてくれたたくさんの人たちの顔や言葉をいつも思い出して、自分の命に感謝する毎日です。ほんとうに!

おかげさまで、ご存知の通り1年前より毎日楽しくて夢中になれることに没頭してるし、
なんなら手術前より、体力的にも心身負担的にも(-.-;)忙しく働いています。

出産という可能性が人生の中でなくなったことで、
前向きに捉えたら、出産育児にとらわれなくてよくなったこと、
時間もお金も自分のためだけに使えること、
恋愛、結婚、自分の人生のことをもっと自分に合った考え方で考えてよくなったことは
長い目でみたら、自分にしかできない絶対楽しいことたくさんできるんやろうなと思ってます。

もちろん、まだ人の子供やその子供の成長を心から嬉しく思えないし、妊娠・出産の報告が辛いときもあります。
こればっかりは今は仕方ないと思ってる。
今回自分に対して受けた対応で、何か嫌なこといわれたことはないけど、なんとなく距離を取るようになった人間関係もたくさんあります。
人間関係は来るもの拒まずな考え方だったけど、本当に嫌いになってしまう前に今は距離とっておこうと思うように…というか、思えるようにやっとなった感じがします。
最初のナイトメアビフォークリスマスに比べたら

1年、早すぎるなー!

1年前の自分はまさに今この時間、死ぬかもしれないって怖さとか不安とか悔しさと、それに負けないくらいみんながかけてくれる優しい言葉に、病院のベッドで鼻水垂らして号泣してた頃です。
あと、手術のために下剤でずっとキュルキュルにトイレに駆け込んでた時です。

1年前は朝8時半から手術開始で、これから先自分はどうなるのかとか、全身麻酔したまま二度と起きてこないかもとか、手術終わっても抗がん剤治療とか、まだまだ自分に辛いことがたくさん起きることばっかり考えてたけど、
まさか1年後の自分が、同じ日に同じように早起きして、好きな漫画の一番くじに朝一から並びに行って、そのまま仕事に行こうとは想像もしていなかった。

これから先まだ波乱万丈なことあるかもしれないけど、楽しいこと一個でも多くありますように。
明日かっちゃん当たりますように。

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