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先生への特別な思い

僕が先生手帳を作るに至った理由や、きっかけは既に他でお伝えしていますが、どうして「先生」への思いが特別・・・というか、やたら強いのか。

それは先生には、感謝しかないからです。

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小学校時代、僕は今で言う(?)問題児でした。

離婚で母と妹と3人で暮らすようになり、父の突然の喪失にショックを受けていました。ただ家では、仕事と家族のために尽くしてくれる母を思ってか「良い子」でい続け、その反動が学校生活での荒れた行動になっていたようです。

その頃の私を救ってくれたのが、関わってくれた多くの先生でした。

担任の白石先生は、私の素行にどれほど頭を悩ませたか。それでも「ほんまに、草島君にはかなわんわぁ」といつも笑って対応してくれました。

ある時、給食中に私がたまたま手に持っていた紙を(行動が意味不明ですが)丸めて、耳に入れて遊んでいた結果、
「先生〜、耳になんか入って、取れんようになったぁ」と言って、その時なぜか、そのまま校長先生のところに連れて行かれました。
思いっきり怒られるんだろうと、覚悟していたら、校長先生からは
「君は、あれか?日記とか書くんか?」と聞かれ、驚いた私に「じゃぁ、今度から、私のところに直接書いて持ってきなさい」とその日から校長先生との日記文通?が始まりました。

しかもなぜか全てローマ字で書いてこいと言われ、今でも不思議でしたが、必死になってローマ字で校長先生に日記を書いて持っていきました。

毎回、必ず赤ペンで添削とコメントを書いて返信をくれました。

今思えば慣れないローマ字でしかも日記をつけるのは本当に大変でしたが、一字一句を真剣に書かないといけなく、それが自分と向き合い、自分の気持ちを書き出すという、自己対話のきっかけになったのかもしれません。

教頭先生は、私とそれぞれ家庭環境の複雑だった他の生徒たちを、山に連れて行ってくれたり、その生徒達だけの特別授業をして下さったり、本当に気にかけていただきました。

他にもシルクロードに行った話を語って下さったN先生。
国語を通じ、人生や生き方まで教えてくれたY先生。
その他にも多くの先生に、本当にお世話になりました。

今では反省というか、、、申し訳ない気持ちと、
でもそんな私を見捨てず、あきらめずに関わって下さった先生方に、
本当に心からの感謝しかありません。

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先生って、親でも親戚でもないのに、どうしてあんなに生徒に真剣に向きあってくれるのか。
それは、もはや職務を超えた、「生徒のために・・・」という思いの外ないのではと、本当に頭が下がる思いです。

今までは、先生への感謝しかありませんでしたが、それを先生手帳というカタチにできたのは、エイ先生という方のブログ記事を読んで、ただでさえ忙しい先生なのに、その中で業務軽減に取り組む姿勢に何かお手伝いしたいと思ったからです。


だから、僕にとっては「先生手帳」は数十年ぶりの先生への恩返しなんです。直接その頃の先生には、もう会えませんが、今もがんばっている先生に恩送りすることで、僕自身も嬉しいんです。


こんな言い方は変かもしれませんが、今も真剣に生徒たちと関わっている先生のその行いは、すぐには芽を出さないかもしれませんが、いつか・どこかで必ず何かのカタチになって、ペイフォワードされると、僕は思います。
先生の行いは決して無になることはないと僕は信じます。

これからも先生手帳を通じて、先生応援事業を続けていきます。

ありがとう、先生。


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