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行政書士試験 後半

民法は、簡単ではないが、わりと典型的な問題が出ている気がする。2問は自信がないが、7問は取れた気がした。
商法は比較的簡単だったが、会社法は私には難しかった。それなりに過去問はやってきていたつもりだったが、確実な知識にするまでにはできていなかったのだ。

多肢選択に入ると始めの問41でまた「これはヤバい。。」となった。4つある空欄の内、1つしか自信がない。この調子では基礎法学・憲法・地方自治法のマイナス分をカバーできない。
しかしここで心を折らずになんとか問42、43を埋めた。そしていよいよ最後に残したメインイベントの記述式がやってきた。

問44。オーっ、これは差し止め訴訟の提起と仮の差し止めの申立て、だ。こんなに事前の予想通りの問題が出るものなのか。これまでの2回と比べても初めての経験だった。なので、問44は確実に取れたと思う。
問45は物上代位だったようだが、私の知識には「物上代位」の文字はなかったので、しばらく考えて自分の中にある近そうな概念として債権者代位権と書いてしまった。物上代位は、私にとっては完全に落ちていた知識だったのだ。
問46は、3つの権利はわかって書いたのだか、「履行の追完として・・・」と書いてはいけない文言を書いてしまったので、点はもらえないかもしれない。わかっていた内容だっただけに余計なことを書いてしまったことを本当に後悔している。

とはいえ、なんとか時間内に最後まで書き終えた。時計の針は15時55分を指していた。もう少し時間があれば、記述式の文言を精査して、マイナスの可能性のある要素を削除することはできたかもしれない。本当に悔やまれる。

あと5分だけではあるが見直しをして終えよう。と頭に戻ってから、思い出した。「アッ、行政法と会社法でわからない問題を4問くらい飛ばしたんだった‼️、、、ヤバっ」

必死でやろうと思ったが、もともと難しかった問題4問を5分でできるわけもなく、1問だけある程度検討して解いてあとの3問は全部4の選択肢としてとにかくマークだけしてタイムオーバーとなった。ギリギリだった。とにかく埋めた。

試験中、一度は本当に心が折れそうになったが、なんとか最後の1秒まで粘った。もうこれ以上できない、というところまでやり切った。
毎晩、会社から帰って10時〜1時までの3時間3年間続けた。その結果だ。これでダメならこの試験から、撤退する。

帰りは夕方から立ち飲み屋に入った。一人で3年間ご苦労様の会だ。ホッピーが喉を通り抜けたとき、充実感というかホッとした感というか一抹の寂しさというか、なんとも言えない感情が湧き起こった。放心状態に近い感覚だった。仕事しながらの3年間は本当に大変だったんだと、終わって初めて実感した。これ以上できない、と。

その後、スタバに寄って回答速報を見た。
記述抜きでは、これまでの最高得点(172点か176点)を取れていそうだった。なんと全く自信がなかった一般知識が14問中13問できていた。これが法律科目の難問で落とした分をカバーしていた。時間がなく、一度も見直せなかったので、マークミスさえなければ、ということだが。

子供も今度の春で大学を卒業して社会人になるから、大きな責任を果たした安堵感もあるので、もしも今回受かったら、即独するつもりだ。

1月末の発表を待たなければ、本当の結果はわからないが、最後の1秒まで絶対に諦めずに戦い抜け、と言ってくれた動画上の塾講師には心から感謝している。

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