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チームグッズに囲まれた生活をしてみた〜当たりハズレもまた楽しい〜

1.バスケシャツ売れ行き不振の原因を探る

NECグリーンロケッツのバスケシャツ、売れ行きが芳しくないらしい。

そりゃ、もう9月半ばだからねぇ。急に秋めいてきたし。

でも、グッズ委員会は根本的な事を忘れている気がする。季節の問題ではないのだ。これは。

この世で、バスケシャツが似合う男はほとんどいない、という切ない事実、ここなのだ、原因は。

部員の皆さんは、若くて、背が高くて、マッチョだから、当然似合う。というか、バスケシャツは、彼らみたいな年齢、体型の男にしか似合わない。そういう筋肉マッチョ系青年身近にいるか、と考えたが、私の周りには1人もいない。

ラグビーファンは年齢層が高い。しかし、購買意欲も資力もあるこのおじさん達に99%バスケシャツは似合わない。だから買いたくても買えないのだ。家庭での女房、娘の冷たい視線はきつ過ぎる。たとえ、若い頃は体育会系イケメンだったとしても、おじさんとなった今、ハリや艶を失った肩から二の腕は歳がストレートに現れる。例えラグビー界のビジュアル派40代の代表格大畑さんや沢木監督であっても、着た瞬間『痛いおっサン』になるだろう。大畑さんや沢木監督だってそのまま着たら似合わない、この事実は重すぎる。

となると、

おじさんでも着こなすには、重ね着でオシャレに見せる、という路線しかない。

やはりいくつか着こなしの見本を見せる必要があるだろう。

同じ柄でTシャツなら完売だったかもしれない。柄がとても良かっただけになんとも残念な状況だ。

2.チームグッズあれこれ

巣ごもり生活での中、これといった娯楽に興じることもできない。気がつくと、チームグッズなるものを今までになく多く買っていた。試合がない、観客が入らない、という状況下で、グッズ購入はチームへの唯一の経済的貢献になる、という事情もあり、購買意欲は今も衰えない。

何が役に立ち、何が残念だったか、この辺りで一度振り返ってみようと思う。

日本ハムファイターズは、北海道に移転してすっかりスタイリッシュなチームに生まれ変わった。昔は冴えないオレンジが基調だった、なんて若い世代は知らないだろう。

グッズは多岐にわたり、受注生産の物が多い。しかも、野球は個人競技の側面もあり、『中田ホームラン250号』『宮西350ホールド』など、意外と頻繁に個人記録が生まれる。だから、グッズも小刻みに頻繁に出てくる。見ているだけで楽しい。

これに対して、ラグビーは、団体競技、しかも企業スポーツという事情もあってグッズは悲しい程少なかった。しかし、試合もなくなったコロナ渦の自粛生活が、この世界の姿勢をも劇的に変えた。

この半年で、各チーム驚きの種類、驚きの質で売り込みをかけている。

もちろん、私は全てを把握しているわけではない。わかる範囲で感想を口にしたい。

この夏はとにかく暑かった。

その意味で、Tシャツ、特に速乾素材Tシャツは、家で洗えて、シワもつかず、本当に便利物だった。

Tシャツ程、デザインと質を問われる服もない。特に裁断と素材が勝負の分かれ目だ。何枚も買ってみたが、似合うものと全くダメなものがある。インドア派オバさんにはなかなか外出に勇気がいる服でもある。とりあえず、来年夏までに体を鍛えることを心に誓った。

ファイターズの各種Tシャツはもちろん、街着を意識して、柄をワンポイントに抑えたサントリー、ファンであることを全面に押し出したヤマハ。どれも気に入っている。ただ、Tシャツは

年齢、体型により、似合う商品は異なる

裁断が男性仕様か女性仕様かで見た目も違う

ことを意識して購入したほうがいい。とにかく、買ってみないと似合うかわからない、しかもお値段はそこそこ高いので、若干投機的な商品でもある。しかし耐久性はあるので十分元は取れるだろう。

タオル、文房具は無難な鉄板商品だ。単価も安い。ただ、オンライン生活の中で、文房具が使える場面は意外と少ない。問題ないのはフリクションくらいか。タオルは消耗品だが、Tシャツ以上に気軽に毎日洗って使えるのがよい。

さて、この夏1番の注目商品は

マスクだ。

これは購入して付けてみないと、良し悪しや好みはわからない。商品によって、肌触りや大きさ、ゴムの長さがまるで違うからだ。とはいえ、単純な構造で修繕もしやすいから、ミシンが使えるならいくらでも自宅でカスタマイズできる。素材本来の匂いが気になる方は一度洗えばよい。布マスクは慣れると不織布よりずっと快適だ。新たなオシャレグッズとして定番になるかもしれない。

パーカー。これは少々厄介だ。

女性は髪が乱れることを嫌うので、前開きでないと購入しづらい。女性にとってパーカーは羽織りものである事が多いからだ。この辺はトレーナー的『服』として着ることが多い男性とは事情が異なる。その意味で、背中に大きな柄があるより、胸にワンポイントの方が、中の服を選ばないので女性は使いやすい。

とりあえず、一度ここで締めてみたい。

3.着るのは誰?を意識する

つくづく感じたのは、

誰を対象に作ったのか、その対象の特徴は何か

そこを明確に正確に把握して、それをファンに示さないと、売れ行きも伸びないし、購入しても使い道に困る、ということになるだろう。

グリーンロケッツのバスケシャツ

これは、どんな年齢層をターゲットにしたのか明確でない

しかも一番ファン数が多くて、購買意欲もあるオジサンが、一番着こなしにくい服である、

オジサンでも素敵に着こなせる、という見本がない

あらゆる意味で、今買いにくい商品になっている。

柄は抜群によい。素材も良い。

やり方次第で絶対完売できるだろう。

この際、40代以上のコーチ、スタッフ陣にも全面的にご協力いただき

マッチョでないフェアリー系男子も、インドア派女子も、オッさん、オバさんも着こなせます

とプレゼンして欲しい。

部員の皆さん、『バスケシャツ・プレゼンテーション』期待してます。新企画にしてみても。





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