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メッセージ

ここ最近「プチ」だけど、身体が不調を訴えてきている。何日か前からお腹の調子が悪い。少し治まってきたかなと思ったら、今度は左手が腱鞘炎みたいにパンパンに腫れている。具合が悪くなると、ほんとうに健康の有り難みを思い知らされる。

お腹に関しては昔から弱い方なのである。弱いくせにさほど対策はとってなくて、牛乳も本当はあまり良くないのだけど、大好きだから普通に毎日飲んでしまう。ここ何年かはそれでも調子が良い方だったのだ。それがいきなり、久しぶりにやってきた大嵐に見舞われたような気持ちである。出先でお腹が痛くなってしまった時はもう最悪だった。トイレに駆け込むまでが地獄だった。その時はなんかもう本当にドッと疲れてしまった。

そして先ほど、何年か前に病院で処方してもらったであろう、なぜか未開封のままの塗り薬を発見した。別に左手だし、このままあまり使わずに安静にしていれば治るだろうと、ある程度強気でいたけど、目の前に「ほら!」と、いきなり差し出されると、「へっ?!」と感情のコントロールができなくなる。何でそれを処方してもらったのか、しかもなぜ未開封なのか全く思い出せないのだけど、とにかくパンパンに腫れた患部にそれをおもむろに塗ってみる。ヒンヤリ冷たくて、じんわりと沁みていくようで、ついに泣きそうになってしまった。

ここ最近、テレビやらインターネットやら色んなところから耳に入ってくる、「心を大切に」というフレーズ。別に心をないがしろにしてるわけじゃないけど、普通に生活しているつもりだったけど、あらためてその「心を大切に」という言葉を聴くと、無性に心が揺れるのはやはりそれが自分にとって今必要なメッセージだからなのかなと思ったりする。「受け入れる」とか、「許す」とかいう言葉もなんだか気になっている。プラス、身体が不調なのはやはり何かのサインなのだ。

そして急にこのタイミングで過去にお付き合いしたうちの二人から同じような事を言われたのを思いだしてしまった。

「君は本当に心が掴めないね」

というような内容だった。「雲を掴むみたいだ」という言い方もしていたような気がする。一人はベッドの中で、もう一人は別れる時に言われた。私の心はどこにあったのだろうか。ちゃんと好きだったはずなんだけどな。色んな事がきちんと伝わっていなかったって事なのかな。でも私はいったい何を伝えたかったのだろう。

もうかれこれずっと同じパターンを繰り返しているような気がする。今回も「しょうがないなー。ほら、もう一度」ってことなのだろうか。ゆらゆらと風に揺れるカーテンと、その向こうにうっすらと見える雲を眺めながら、ふとそんな事を考えた。

そして、身体の不調とともに、文章にしなければと謎のタイミングで思った。noteをはじめて早いもので約3ヶ月くらい経ったけど、過去の文章を読み返すと自分で綴ったけど、突っ込みどころ満載だなとつくづく思ってしまう。いちいち恥ずかしい気持ちでいっぱいになるけど、たまに公開後に消したり直したりするけど、大体は「ま、いっか」で落ち着いている。

そして、「スキ」ってなんだろうって未だに考えている自分がいる。「スキ」ってやっぱりフワッとしてるかもしれない。それでも、自分の文章に「スキ」をもらえて、読んでくれる人がいる事は本当に本当に嬉しい。そしてもう一つ嬉しいのは、自分が同じ人のところで、何度も「この人やっぱりいいな」って思える瞬間があることかもしれない。そういう「確かなもの」が少しずつでもいっぱいになればもっといいなと思う。

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