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キリンのインターンシップ

8月8日(1DAY)と9日(2DAY)にキリンのインターンシップに参加した。
参加した感想をここに綴っていこうと思う。

まず、感想を語る前に私がビールを最初どのように感じていたかを話していく。私は未成年であり、ビールというよりそもそも酒が一体どういったものなのかがあまりよく知らなかったと考える。知っていたこととすれば、お酒を適度な量以上を飲むと体に良くないという負の部分のことである。なので、参加する前の私は大人になったとしてもビールを含めたお酒に抵抗感があったと考える。

1DAYの最初の方にインターンシップの目的がキリンを好きになってほしいというもので私は安心した。あまりビールを知らない未成年者の私でも、このインターンシップに参加していいというよりむしろ私のような人を求めているような気がした。最近、若者のビール離れが進んでいるという話を聞いて、私がインターンシップに参加する前に感じていたことを多くの若者がそう思っているのではと感じた。インターンシップ後に、私は同世代の親友と会話している時にお酒の話になった。その親友が「お酒って体に良くないのになんで飲んでるんだ?」と言った。それが若者のビール離れを決定的に裏付ける根拠になるとは思わないが、「ビールを含めた酒=体に良くないもの」と認識している人が多いのではないかと考える。あくまでも、個人の一意見なのであまり参考にならないが、若者のビール離れに一役買っているのではないかと思う。

座学を行った後で工場見学を行った。ビール工場は始めて見るものであってかなり新鮮味があった。大体、工場のイメージとほぼ当てはまっていたが、ビール工場では匂いがかなりした。臭い匂いというのではなく、たぶん酵母(?)の匂いであった。あんまりそういった匂いがするというイメージはなかったので、それがイメージと違っていた。

その後、前回参加した者のインターンシップのインタビューを見た。私のこの時の記憶がうる覚えなのでメモを参考にしていたが、その時に「皆、キリンのファン」だなと言っていたこの言葉自体が印象に残った。確かに座学でキリンビールのことについて話していた時に皆、まるでファンのように話していた。その姿が私にはとてもいきいきしてみえた。自分のしている仕事に誇りを持っているそんな風に感じられた。

2DAYでは遠野に行って、まずホップ農地の見学した。そもそもホップを簡略に説明するとビールに香りや苦みを与えるいわば、「ビールの魂」である。ホップ農地を初めて実物で見た感想はホップってこんな様子で栽培されているんだということである。どんな感じだったかというの下の写真の通りである。

自分が見た中で大きそうなものを写真で撮ったのでホップがかなり大きく見えるのはそういうことである。ホップは最初は苗、株みたいなものから育っていく。ホップを縦から真っ二つにちぎってみると次の写真のようになる。

なんか黄色っぽいところがルプリンというもので香りに重要になっていくものである。こういったとれたホップを凍結させそれがキリンビールの香りを作っている。「ビールの魂」であるホップを手で触ってそして香りを楽しむことが出来てより深くビールについて知ることが出来たと思う。

この後、二日目では田村さんと重田さんのお話を聞いた。まず、田村さんの話で一番印象に残ったことは、遠野の町をビールの町へとするために田村さんだけではその町の人と共に盛り上げていくということである。なぜ、そのことに印象に残ったのかというとインターンシップ行く前の私がビールを考える上でその人達のことを全く考えていないからである。これはホップ農家行った時のことに通じる話なのだが、私がビールを考えるうえで頭の中にあるのはビールを作っている企業、その販売者や販売される場所でありその人々は頭のひとかけらにもない。ビールを語るうえで私の予想だが多くの人々が気にしていないだろうホップ農家の方々を田村さんは気にしている。そのことがこの言葉を私に印象付けることに一役買った。マーケティングの重田さんの話で印象に残ったことは、マーケティングのすべての活動は客にどうやったら伝わるかということである。よくよく考えてみれば、当たり前のことであるのだがこれが一番に印象に残った。その商品のよさを説明しなければ、そもそも客は誰も買ってもらえない。マーケティングではなくこれから私が体験するであろう就職活動にも関係するのかなと考えた。商品を人に置き換えるのは何か少し抵抗感があるが、他の人と競争する中で雇う企業に自分のよさを示す必要性がある。そして、その良さをどうやったら伝わるかは悩ましいことである。そういった風にその説明を捉えると確かにその考えが重要であると私は考える。

さて、ここまで1DAYと2DAYの感想を述べてきたが、ここから前感じていたとどう変わったかを説明する。私は、前まではビールの負のイメージを持ってビールを捉えていた気がする。そして、それは全てのお酒にも適用する。ただ、ここまでの話を聞いてビールにもその魂となるホップを作る農家の人や企業の人のビールに対する愛情などが伝わってきた。これは、いわゆる正の一面である。ビールにはこうした二面性をかねそなえていて、そんなに悪く考える必要はあまりないのではと感じた。飲み過ぎるのはよくないが、ビールと適度に付き合っていった方がいいのではと感じた。ビールの見方が今までより良い方向に変わってきたのが今、率直に感じていることである。

この上の画像はホップソーダである。最後に田村さんのご厚意で飲んだ。聞いた話では、ビールのような味がするということなので未成年者の私も飲めるのでそのホップソーダを飲んだ。苦かった。なんで、ビールやコーヒーがおいしく感じるかは大人になっていくにつれ苦みを感じる感覚が鈍くなっていくからだそうだ。

なるほど、つまり私はまだお子様なようだ。私がビールを飲んでおいしく感じられる日はまだ遠いようだ。

そんな話でこの投稿を締めくくろうと思う。


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