ナッジを使って『幸せ』に❣️職場編#2
こんにちは、Dr.紅です。
みなさんは
「あの人、こちらがアドバイスすると嫌がるのに、
何も言わないと本当に何もやらない」と
悩んだことありませんか?
12年前、私は30人の部下に恵まれましたが
その時から、この悩みが尽きませんでした。
ですが、今は解決しました。
「タイミング良く、コミットメントと一貫性を使う」
ことができるようになったからです。
今日はこの話をしますね。
同じ悩みを抱える方が、このストーリで少しでも幸せになれますように。
「正論だが役に立たないの罠」にはまる
30人の部下の上司になった私は
どつぼにはまっていました。
「理論的に正しいことを伝えて、何が悪い?」
これが当時の私の本音でした。
みなさん、指示を出した時は「わかりました」と言ってくれますが、
実際は動いてくれない…
そんな日が5年続いて、さすがに
「相手からどんなに正論を言われても、人は動かない」
ことに気づきました。
むしろ、「説得する相手には絶対従いたくない」感じです。
説得がダメなら、ゼロから自分たちで考えてもらおう!
説得がダメなら、
1から作り上げたアイディアを作って貰えば
愛着が湧き、行動しようと思うのでは?
そう考えた日から
「○○の事業提案、まずはメンバーで考えて決めてきてください」と
1から決めてもらうようにしました。
しかし、それもうまくいきません。
今思えば、思考の枠組み、ビジョンの設定、などアクションを決める上で必要なルールまで、私が放棄していたからです。
道標がない未知の世界を進む事は困難ですから。
勝利の方程式=ファシリテーション+「コミットメントと一貫性」
となると、事業のスタートからゴールまで、
「ある時点」までは自分自身が皆さんの合意をまとめる必要があり、そこからは「一人一人が、何を、いつまでに、どうするのか?」を自分で決断できる。そんな法則が必要なんだろうなぁ。
そう考えた私は、ファシリテーションを学び、部下の皆さんが
自分の意見を出して十分頭を使いながらモチベーションを高めていく方法を身に付けます。
そして、最後に皆さんが合意したタスクに対し、「誰が、いつ、誰に、何を、どうする」を一人ひとりに決定し宣言してもらう。
つまり、コミットメントと一貫性は「みなさんがアイディアを出し切って満足した」状態で登場します。
これで、皆さんが心地よく動いてくれるようになりました。
ようやく、人を動かす勝利の方程式を発見できた!!!
「勝利の方程式」が教えてくれたこと
勝利の方程式は、大切なことを私に教えてくれました。
それは、「最初から型を決めない、チームの能力に対し先入観は持たない」
ことです。
私はこれができないと、チームが生き生きとコミットメントできる「タイミング」を見誤るのです。
このように自分で納得できるようになると、
「説得か?自分で全てやらせるか?」と言う当時の発想が、
どれだけ大雑把すぎたのか?
今でも自戒する毎日です。
部下の皆さんが、すっきりしたお顔でディスカッションを終了する瞬間を見ると、
私は幸せです。
人生万事塞翁が馬、めでたしめでたし。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?