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【契約ヘファイストス】《無理対面無し{抵抗する}》本編完全無料(タダ)【造兵】

割引あり

はじめに

一般的な契約ヘファイストスのサンプル。平均ヴァルカンターンは先4〜後4

突然だが、上記のリストは恐らく皆さんが【契約ヘファイストス(造兵)】と聞いて想像するものの、ある程度平均的な形。
メタ性能とパーツ収集能力を活かして、じっくりヴァルカンジャベリンを揃える構築。
召喚時効果を永続的に止めるためには創界神ヘファイストスを引かなければならない。造兵カードは17枚、神託対象は20枚。
アクアオーラ・ゴレムやディアマント・ゴレムが上振れなければハンドは細い。
たいした速度は出ない割に、手札保護や墓地メタ等のヘイトネクサスに弱い。



なま選手の構築。平均ヴァルカンターンは先3〜後3


上記のリストがこれからの契約ヘファイストスの形。
蒼海の神域は現在でも人によりけりだろうが、それに加えてタワー・ゴレム、アマゾナイト・ゴレム、地獄金棒ゴクソツ、ブルトサリフが特徴。造兵カードは19枚、神託対象は24枚。

ヘファイストスの負け方は大まかに3パターン存在する。
A.相手が速すぎて防御札も引けず瞬殺
B.墓地メタや破棄メタや手札保護など、相手のメタが刺さって機能不全
C.ヴァルカンジャベリンしたが5点出ず逆襲

さて、現環境で大会に出た時、この中で最頻の負け方はどれだろう。


そう、Bである。


採用カード解説


レーヴ対面でデッキ増やしたらなんかプレイ上手い気分になる

タワー・ゴレムrv
普通に使ったらただの使いにくいドローソース。ただの使いにくいドロソとして使うことも半分ぐらいある。
ただこのデッキには裏技がある。アクアオーラ・ゴレムやアックス・アームズや創界神ヘファイストスを後にプレイすることにより、デッキトップに戻した蒼海の神域やブルトサリフのディスアドバンテージを実質なかったことにするというものだ。
筆者はこの手法で何度もディスアドバンテージを帳消しにしてきた。ハンドが細いというヘファイストスの弱点をひとつ打ち消す動きである。

ゴクソツは回収できない

ゴッドシーカー アクアオーラ・ゴレム
言うことがない。相手にバーストがあれば召喚時を撃つかは慎重に判断する。


ラルヴァンがあるとLv2のドローできない

アマゾナイト・ゴレム
速度を担保する重大なファクターその1。
実質-1コストで、2枚掘りながら1神託できるのはこのカードだけ。先2リーサルを量産するヘファイストスのピエロット。

ゴクソツは釣れない

聖導人形ターロス・ゴレム
顕現するためには契約神ヘファイストスに5神託が必要。
ゲームを有利に運ぶために素出しして界放することも多い。長引きそうなら受け顕現も視野に入れてハンドにキープする。
盤面のブレイヴを自壊してからアタックステップに入った方が強い場面もある。
3枚でもいいが序盤の防御が薄かったので絶甲氷盾rvに1枠譲って2枚。


軽い

蒼造炉神ヴァルカン・ゴレム
速い、強い、意味わかんない。
5点出るかわからないけどジャベリンが1枚しかない時は、返しで耐えることができそうな状況ならジャベリンの墓地メタを残したままにしたりジャベリンの破棄を界放より先に使ったりして、相手のデッキトップを操作するアタックに切り替えても良い。


過労死寸前

三賢神ラルヴァンダード
速度を担保する重大なファクターその2。
次ターンをラルヴァンからスタートするために、契約神ヘファイストスでめくれた蒼海の神域の配置時で契約神ヘファイストスの上に神託することもある。


下の効果は意外と使う

神変形アックス・アームズrv
言うことがない。
アイリスフィールドを撃たれたら、小型造兵スピリットを破壊から守護って下から攻める。


革命起こす幕開けの夜

地獄金棒ゴクソツ
素引きしなければ手札に入らないが、ドローカードもそれなりの量あるので必要な場面では必死で探しに行く。全部落ちたら割り切り。神話ブレイヴなので神託が乗る。
2重のメタを張ってくる蒸気都市スチームハイヴを破壊するためのカード。

アタック時のドローもあまりにも強く、ターロス・ゴレムにつけて創界神ヘファイストスで回復させたらもう何アド取れてるのかわからない。このドローが息切れを防いでくれることもある。

ラルヴァンダードが盤面にあると1コストで召喚できて、さらに創界神ヘファイストスにつけると青シンボルになる。

画像下段はハンド。ゴクソツはジャベリンでも同じ

例えば、この状態で先攻2ターン目のメインステップが始まったらもう5打点自体は出ている。
あとは余った手札で状況を整えた方が良い相手なのか、今この瞬間に突撃した方が良い相手なのかを判断するだけ。

上記は先攻1ターン目で契約神を置き蒼海の神域でコアブし創界神を置いた盤面だが、実は先1のフルムーブはこれではない。めくれた蒼海の神域を使って、余力をまだ残している。
契約神が2神託できたらラルヴァン→創界神→ゴクソツ召喚の4行動が可能で、これがゴクソツ入りでないと不可能な全力のアクションとなる。


弱い。できれば1枚にしたい。

神槌メテオフォージrv
弱い。
最大軽減2コストで、ほぼ全ての場面で役に立たない。
コアに余裕がある時に契約神ヘファイストスに合体しておいて、後のしょうもない攻撃をちょっとでも強くしたい時の補助として契約域を発揮するしか使い道がない。
しかしその時になってメテオフォージ入れてませんでは話にならなかったので1〜2は投入したい。今回は造兵カード枚数を最大限に取りたかったので2枚。


青き異神には合体できない

天秤魔槍ライブラジャベリン
ヴァルカン・ゴレムのためにあるようなカード。


一緒でええわ

炉神の契約神ヘファイストス
創界神ヘファイストス

契約技の使用は慎重に判断する必要がある。
対面の契約が青の世界を使ってきそうなら即座にC2にする。


フザケんなよ… トンチキ効果が…

蒼海の神域
どうしても序盤では創界神ヘファイストスにアクセスできないとき、助けてくれる1枚。
トール・キャッスルデッキでは1度引いて落としてから釣り上げることが大多数だが、ヘファイストスではオープンからも配置する。当然、ヘファイストスの方がLv2効果発揮までのラグが少ない。
前述のとおり、タワー・ゴレムでデッキトップに戻すことがある。


回収よく忘れる

ブルトサリフ
謎カード。一見しただけでは強くなさそうに見える。現在は1枚だが、本来はできれば2枚入れたい。
ブルトサリフが強い理由は現環境にある。その正体はレーヴだ。
レーヴの全ての煌臨時効果は強制発揮だ。復帰降臨に当てて重疲労させ、さらに造兵側の全ての破壊効果は任意(体数)なので、破壊しなければレーヴ1体を2ターン足止めすることができる。レーヴデッキの大幅な減速をそこそこの確率で狙えるのだ。
そしてブルトサリフの回収を阻害するネクサスを破壊するため、地獄金棒ゴクソツが当構築には潜んでいる。

ブルトサリフはレーヴ対面なら攻撃時にも使える。
創界神ヘファイストスで回復アンブロッカブルになったスピリットをデイブレイカー レーヴで破壊されるとき、アックス・アームズ契約域で疲労状態で残せばブルトサリフ発動で回復できる。

前述のとおり、タワー・ゴレムでデッキトップに戻すことがある。

通常の構築では無理対面に近かったレーヴが、カード2種類の投入によってまあ不利ぐらいにまで収まっている。

便利

ストリームドロー
文句はないが、満足もしていない。
どうしても追加の破壊効果を使いたい場面ならアマゾナイト・ゴレムやタワー・ゴレムの手札交換を先に使って2枚目のストリームドローを拾いにいくという手もあるが、そんなに狙うものでもない。


満足はしてない

絶甲氷盾rv
防御マジック。

不採用カード一覧


青の世界
ディアマント・ゴレム

強い。
枠に余裕があれば入れたいが、入っていないことで激烈に困ったこともない。

フォッシル・ゴレム
弱い。
・墓地メタで腐る
・無駄にスピッツァーを誘発する
・なにを釣っても爆裂な強さではない
上記3点の理由により、採用には値しないと考えている。
ゴクソツ入りなら、墓地メタに対しての腐り方はまだマシ程度。

ランス・アームズ
少し強い。
造兵カードであり、創界神環境に合ったメタ効果を持っている。手札以外から出てくるハウンド・ベロスとピエロットに対応していないため不採用。

創世の槍&創世の盾
そこそこ強い。
フィールドマジックで創界神シンボルを消された後も神シンボルを永続的に供給するのがメインの運用方法。
ターロス・ゴレムで釣れる。
ターロスとヴァルカンどちらに合体しても、創界神ヘファイストスで回復アンブロ→次のアタックで槍盾界放アンブロができる。
環境によっては採用するだろう。


神変形ハンマー・アームズrv
弱い。
青シンボルなこと以外はほぼゴクソツの下位互換。


基本プレイ指針

目指すところはもちろん、ヴァルカンジャベリン5点完封!!……ではない。
わかりやすいワンショットキルルートがあるので誤解されがちだが、ヴァルカンジャベリン5点には明確な懸念点が存在する。
それは、運ゲーであるというところだ。
さすがに神話ブレイヴが6枚ほど盤面にあれば、いくらなんでも5シンボルになる可能性は高いと思うが……。
冷静に考えれば、そんな盤面になるわけがない。

5シンボルアタック自体があくまで理想。できればいいね、でしかない。
造兵の基本の目指すところとは、メタ効果を使い続けてマウントを取りながらコアブとドローで状況を整えて、連打やターン分割リーサルによって勝利することだ。
ヴァルカン・ゴレムの打点追加もライブラジャベリンの封殺効果も、5点アタックのためではなく攻撃ターンを安全に終えるためにあると思ってくれて構わない。

もちろん5点になれば嬉しいが、決まったと思っての軽率なアタックを相手のデッキトップにスカされて負けるぐらいなら、最初からターンが返ってくると考えてライブラジャベリンを創界神につけたままアタックした方が良い。
相手のデッキトップを不要なカードに固定するのも、このデッキの重要なメタ戦術のひとつだ。
もちろん、返ってくるターンを耐えられる手札だったらばの話だが。

スピリットに合体するブレイヴの優先順位は、ジャベリン > ゴクソツ > フォージ > アックス。

対面解説


9/7開催エボル杯デッキ内訳

こちらは2デッキ制なので、37人74デッキの内訳。環境はハデス、レーヴ、アプロディーテにAoAの他メンツが食い込むかというところに見える。
このリストの上段からある程度の数に絞って見ていく。


契約ハデス(冥主)

有利。
ヴァルカンジャベリンは通る。
造兵側がメタを押しつける構図で、それを跳ね除けられればハデスの勝利。
創界神ヘファイストスに加えて蒼海の神域で召喚時効果を最速で封じ、ジリ貧のゲームをさせる。
ハデスの契約技でヴァルカン・ゴレムが処理されることは避けたいので、青の世界を入れたくなる対面。
召喚時を止めたうえで顕現を構えていればまず勝つ。

契約レーヴ(造契約)

微不利。
スチームハイヴを割ればヴァルカンジャベリンは通る。
ブルトサリフで時間を稼いだりして、死ぬ気でゴクソツを引く。
ネクサスが置かれてなければ当然そのまま走ってもいい。
重疲労状態のレーヴを破壊するのはNG。
疲労状態のレーヴは破壊したい。使い終わったブルトサリフの回収を忘れると相手の回復に間に合わないため注意。

契約アプロディーテ(楽族)

有利かもしれない。
ヴァルカンジャベリンは通らない。
有利な要素が少ないと思ってはいるが、9/7〜9/22間の非公認3回合計で対アプロが3-0なのを見ると有利なのかもしれない。
とにかくアイリスFを撃てない瞬間にヴァルカンして、余ったライフをアックス・アームズで守護った小型で取りきる。
初打が4点になって通ればあまりにも嬉しい。

契約アレス(殼人)

微有利。
最速で召喚時効果を封じればリソースを稼がれず、そうそう負けることはない。先1ではC2にしなくていいが、後1からはロストソードケアのためC2にしたい。

契約ククルカン(妖蛇)

超有利。
ヴァルカンジャベリンは通る。
遅く、造兵をメタらず、召喚時メタに弱い。

契約アテナ(機人)

不利。
ヴァルカンジャベリンは通る。
墓地、召喚時、転醒時、どれにも頼らず一定のリソースを稼がれ速度で圧倒されることが多い。
青の世界を入れると少し不利が軽減される。

契約テスカトリポカ(甲獣)

不利。
ヴァルカンジャベリンは通らない。白鳥ユウが配置されたら通るようになる。
最速で召喚時効果を封じれば創界神テスカトリポカへのアクセスが遅れるので、引かれない内に勝利したい。
青の世界を入れても、アーマーホーンをミラージュセットされると意味をなさない。

契約シャック(蒼契約)

五分五分。
手札保護ネクサスを割ればヴァルカンジャベリンは通る。
C2時の復帰煌臨にブルトサリフが刺さる。
ガブルケーニッヒまでいかれたら基本負け。疲労状態で残した造兵スピリットをフラッシュケーニッヒ煌臨時に当てたブルトサリフで回復できたら嬉しいが、奇跡に近い。
マーラサーミズ深海都市を割りたい時にゴクソツで割るために、できれば(マーラサーミズが配置されてない内からでも)C4にはしておきたい。

契約アイボウ(アイボウ突契約)

不利。
ヴァルカンジャベリンは基本的に通る。
ヴァルカン・ゴレムの大幅なシンボル増加は見込めないのでターン分割リーサルを出さなければいけないが、さすがに断罪される。
序盤にゴクソツでシンボルを剥がしながら1点を小突けていれば、後は4点アタックでいいので多少楽にはなる。


最後に

一般的な契約ヘファイストスより速度が出るうえメタ性能も高く、詰み盤面がなかなかない。
駆け引きのようなことをあまりしないため扱いもそう難しくないが、回している時はパズルのようで楽しい。
過去のカードが構築難度を上げているが、一般的な構築にゴクソツを入れるだけでじゅうぶんでもある。ゴクソツだけは必須クラスだ。なにせドローが強い。
機会があれば使ってみてはいかがだろうか。


この先は有益なことは本当に何ひとつ書いてないので、投げ銭コーナーのつもりでよろしく頼む。

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