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蕪栗沼(かぶくりぬま)は雁の群れのベッドタウン(ほぼひとりごと(12月24日(月))

(写真は、夕方、飛来地の蕪栗沼に戻る雁の群れを撮ったものです)

#蕪栗沼 (かぶくりぬま) #奴雁 (どがん) #ラムサール条約 #帰巣本能


数年前、寒い中、宮城県古川市のそばにある蕪栗沼に行きました。雁の群れの飛来地だということで、白鳥の生息地で有名な伊豆沼の近くです。ラムサール条約で指定された湿地、大事にしていて良かった場所です。


毎年、初夏に東京にも飛来するつばめもそうですが、どういう方向感覚で目的地まで飛んでくるのか、つばめの場合、来るのは、親鳥か、去年そこで生まれた子供か、あるいは、一緒に来るのか、不思議です。


今どきですから、チップをつけられないのかと、専門家の先生に聞いてみました。もっと、大きな鳥だったら、いざ知らず、つばめにとって、小さなチップの重さは耐えられないという話でした。謎は深まります。


帰巣本能と言われるくらいですから、巣へ帰ることは、鳥が本来持つ機能なのだと思います。人間でも、泥酔していても、自宅に戻れるとか、降りる駅で目が覚めるとか、本能ってありますよね。


今どきは、とんでもないことですが、酔っ払い運転で半分寝ていても、無事に自宅の車庫まで戻ったという話を聞いたことがあります。半分眠っているのではなく、半分目覚めていたのでしょうか。


寒い中行ったのは、雁の群れのリーダー(奴雁(どがん)と言うそうです)が一番後ろを飛んで落ちこぼれが出ないようにし、稲刈りの終わった田んぼで餌をついばむ際に、首を長くして警戒している様子を見るためでした。


寒かったですが、奴雁のことを教えてくれた知人に感謝しています。雁の群れのベッドタウンは蕪栗沼と簡単に言いましたが、安心・安全の奥は深かったということを痛感しました。ありがとうございました。


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