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東京駅でシンクロナイズドクリーニング(ほぼひとりごと(2月10日(日))

(写真は、東北・上越・北陸新幹線の東京駅ホームで、列車到着前の一瞬を撮ったものです)

#シンクロナイズドクリーニング #新幹線東京駅 #10分間のミュージカル


鉄道関係の雑誌だけでなく、一般メディアにも取り上げられることがありますが、神業のような、東京駅での新幹線の折り返し作業には、いつも感心します。


この写真は、もうすぐ入ってくる東京着の列車を待って、待機している赤いブルゾンの作業員の向こうに、発車を待つ、はやぶさ・こまち号が写っています。


新幹線東京駅は、東海道・山陽新幹線が6線、東北・上越・北陸新幹線が4線あり、ホームは5本です。上野・東京ラインや、大阪の新快速のように、折り返しでなければラクなのだと思います。


国鉄民営化の時点では、東北・上越新幹線は上野で折り返し、JRになったあと、東京駅まで来ましたが、その時には、東海道・山陽新幹線は別会社になっていました。


駅構内でも、JR東海とJR東日本が張り合っているので、国鉄時代に想定した乗り入れの話など、とてもできなかったのではと思います。その結果、芸術的な折り返し作業が生まれました。


終日、上野・東京ライン以上の本数の列車が折り返すため、約10分間で、掃除し、シートの向きを変え、カバーをかけ直すなどの作業がすばやく行われます。


ホームで見ていると、ミュージカルのようなシンクロナイズドクリーニングです。そのうち、みなさんが満足した顔を下車すると、乗車できるという放送があり、ドアが開き、完了します。

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