雨の銀座(ほぼひとりごと(2021年7月8日(木)))
(写真は、みゆき通りと外堀通りの交差点から、数寄屋橋に向けて撮りました。紫陽花が目立っています)
雨の銀座に紫陽花が咲いていました。人もクルマも少ない日が続いています。もう少し遅くなると街の灯も暗くなるようです。タクシーの行列もなかなか進みません。まわりのネオンも寂しそうな感じです。
紫陽花の咲いている場所の前は、旭屋書店があったところです。待ち合わせに使ったことが何度もあります。インバウンドをターゲットにした銀座東急プラザになって、ビルの中に入ることが少なくなりました。
同じように、インバウンドをターゲットにした、銀座松坂屋あとの銀座SIX、大改装してイグジット銀座になった銀座メルサも、なじみの薄い店舗が増え、品ぞろいも激変し、入らなくなってしまいました。
週末になると、昼間の人出は戻り、密になるのではと心配するくらいになっているようですが、平日の夜は閑散としたままの状態が続いています。傘の花が咲く、雨の銀座の賑わいはどこにもありません。
大企業の幹部なども、黒いクルマで銀座に乗り付けたところを写真で撮られたりしてはまずいと思っているようで、東京の夜、接待の街の象徴になっている銀座への足は遠のくばかりみたいです。
そんな銀座に紫陽花が咲いていました。昔は柳の木が植わっていた歩道です。毎度のことですが、何度も通った交差点ですが、紫陽花には気づきませんでした。見逃している街の景色がたくさんあります。
外堀通りの向こう側にある熊本館や、ショッピングビル、数寄屋橋交差点には不二家のネオンが輝いています。ソニービルがなくなって景色も変わったこの場所、雨の銀座はひっそりとしていました。
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