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原宿駅の今(ほぼひとりごと(2021年1月31日(日)))

(写真は、解体工事が進んでいる原宿駅旧駅舎。もうじき、姿を消すことになりそうです)

#原宿駅 #解体工事 #歴史遺産


毎年、初詣の人出ナンバーワンの明治神宮も今年は、大みそかから元旦への終夜開門をやめたこともあり、参拝者も少なかったようです。最寄りとなる原宿駅を通る山手線も終夜運転を中止していました。


いつもなら、大みそかから始まる明治神宮の初詣は、三が日を過ぎ、仕事始めの集団初詣、成人式と、1月いっぱい、新年の華やかさが続きます。昔よりは減りましたが、あちこちで晴れ着が見られました。


すでに、コロナ禍が始まっていた、昨年3月21日にオープンした新しい原宿駅舎にとって初めての初詣でした。初詣用だった山手線外回りの臨時ホームも、その日から正式のホームになっています。


数日前、だいぶ遅くなった初詣のあと、久しぶりに神宮橋を渡り、原宿駅前の交差点で左を見たら、覆いがあるので、はっきりは見えませんでしたが、旧原宿駅舎の解体がほぼ終わりかけていました。


もう少しすると、完全に解体され、覆いが取れると、しばらくの間は、見慣れない景色がそこに登場します。しばらくすると、旧原宿駅舎がないことに慣れ、忘れるというプロセスが加速することになります。


歴史遺産と言っても、すべてをいつまでも保存しておくわけにはいきません。屋外保存車両の腐食が進み、解体されるということもあちこちにあります。最後の姿は見るに堪えない状態になってしまいます。


いずれ、旧原宿駅舎のレプリカが建設されるという話のようですが、良い思い出として、同時代を生きた人の記憶の中に残っていることの方が良いかも知れません。そんな気がした原宿駅の今です。


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