落ち葉の西参道(ほぼひとりごと(2020年12月19日(土)))
(写真は、数日前に撮った、黄色く色づいたいちょう並木の西参道。落ち葉のじゅうたんもきれいでした)
数日前の西参道、黄色く色づいたいちょう並木が見事でした。去年までのことをきちんと覚えているわけではありませんが、あたたかい日から、急に寒くなったこともあるのか、今年はきれいな黄色です。
コロナ禍で世の中が騒然とし始めた2月のいちょう並木は寒々しい冬の姿でした。芽が出て、緑色の並木道になり、黄色くなった並木道で、落ち葉のシャワーと、落ち葉のじゅうたんが楽しめます。
落ち葉のじゅうたん、見るにはきれいで良いのですが、掃除は大変そうです。おまけに、踏んづけてしまうと、コンクリートに貼りついたようになり、クルマや自転車がスリップしてしまいそうです。
色づいたいちょう並木を眺める側にとっては、きれいだと賞賛していれば良いのですが、道路管理者にとっては、そうも言っていられません。風情は減っても、常緑の街路樹の方がラクだと思ってしまいます。
コンクリートで出来ている街と自然の共生には、時に難問が出て来ます。夏に日陰となって、暑さを和らげてくれる街路樹のある歩道を歩くことができるのは、最高級のぜいたくではないかと思います。
黄色い落ち葉のシャワーが終わって、冬の姿になると、弱々しい冬の陽射しを届けてくれ、少しでもあたたかくしてくれることになります。自然が作り上げた、よく出来たメカニズムだと感心します。
新しい芽が出て来る春、豊かな緑の夏も良いですが、晩秋から冬にかけての黄色いいちょう並木が一番だと思います。来年もよろしくと、見事に黄色くなった、いちょう並木を眺めながら、お願いしました。
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