POSレジ(ほぼひとりごと(2021年1月4日(月)))
【自分(の仕事)史第52回(四国での仕事)(www.akihiko.com)】
(写真は、家電量販店のレジスター売り場。ずいぶんと形が変わりました)
バブル真っ盛りの1990年前後、当時の電電公社では、INS64と呼ばれたISDN回線サービスが始まりました。ダイヤルアップか高価な専用線で行うしかなかったデータ通信用の回線サービスです。
ギガビット単位が当たり前になった今となっては、64メガ、2回線使っても128メガでは、大したスピードではありませんが、当時としては、使い勝手や速度が劇的に改善されることになりました。
松山でも、ISDN回線が販売されることになり、狙ったのは、POSレジとの組み合わせでした。POSレジと言っても、中身を精通しているわけではなく、なんとなく、思いついたというのが正直なところでした。
使い方と回線を合わせて売るということは、それまでにはあまりなかったと思います。今で言うITなど新技術に興味を持っている経営者がいたので、成り立った商談でした。お客さまはタルトの一六です。
一契約で、2回線分使え、音声もデータもOKというサービスです。ベストエフォート型サービスなので、常に最高速というわけにはいきませんが、専用線より安く、電話回線より使い勝手がよくなっていました。
POSレジで登録した商品情報や売り上げ情報を即時に集め、売れているものを製造したり、配送するなどの弾力的な対応ができるという強味を活かし、愛媛県内のお店をネットワーク化しました。
信号が一か所しかない町のお店にも、設置するということで、高価なISDN設備投資をするかどうかという議論があったくらいでした。率先して、使っていただいたお客さまに、今も大感謝しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?