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点と線(ほぼひとりごと(2021年2月19日(金)))

(写真は、西鉄貝塚線の終点、西鉄新宮駅。周辺には何もなく、新宮町のコミュニティバスの停留所があるだけです)

#点と線 #香椎駅 #西鉄貝塚線


時刻表で謎解きをする、松本清張の点と線。何回、読んでも面白い推理小説ですが、福岡県の香椎駅も舞台になっています。香椎駅は、JR九州鹿児島本線、西鉄貝塚線の両方にあり、海に近いのは西鉄です。


西鉄貝塚線は福岡市営地下鉄箱崎線貝塚駅でつながっています。中州、天神や博多駅、県庁にも便利な箱崎線は昼間でも6両編成で頻繁に運転されていますが、西鉄貝塚線は15分に一本、2両編成です。


コロナ禍の影響で、さらに減って休日の昼間は30分に一本だけになっています。しばらく前の休日の昼間、西鉄貝塚線に乗って、途中の香椎駅で下車することなく、終点の西鉄新宮駅まで乗ってみました。


香椎駅周辺は、点と線で描かれた時代とは違って、埋め立てが進み、コンクリートの建物だけが見える場所になっていました。西鉄貝塚線の車中から海が見えるのは、その先、唐の原駅と和白(わじろ)駅の間でした。


香椎駅の次にある香椎花園(かしいかえん)駅には、昔懐かしい遊具がある遊園地が営業しています。この遊園地は、点と線の時代にもそのままだったと思いました。チラホラと人が見えました。


筑豊をめざし、宮地岳線として津屋崎という駅まで行っていたのが、2007年に途中の西鉄新宮駅から先が廃止されました。西鉄新宮駅周辺は、整備された規模の大きい新興住宅地のほか、店もありません。


点と線の風情はどこにも感じられませんでしたが、イメージがガラッと変わったJRと違い、西鉄貝塚線沿線はそんなに変化していません。地下鉄直通は無理そうですが、高架線になった区間もあり、しばらくは安泰そうです。


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