見出し画像

本屋さんのある街(ほぼひとりごと(2021年3月31日(水)))

(写真は、小田急線生田駅前から少し歩いたところで見つけた本屋さん。野崎書店です)

#生田駅前 #街の本屋さん #文化の発信地


定期購読している少年雑誌の配達から、月一回発行される児童文学全集の予約と配達、在庫にない本や新刊の注文など、駅前の商店街には必ずあった街の本屋さんには大変お世話になっていました。


そのうち、少年雑誌は、発売前に並ぶ駅の売店で買うようになり、欲しい本も新宿の紀伊国屋書店や、渋谷の大盛堂など、大きな本屋さんで買うようになって、街の本屋さんに行くことが減りました。


街の本屋さんは、付近の子供たちの読書傾向をすべて把握し、成長を見守ってくれていました。背伸びをして、ピンナップのある雑誌を、硬い内容の朝日ジャーナルと一緒に買ったこともあります。


数年前、本屋さんの店員が工夫したポップが話題になりましたが、街の本屋さんも、読んでほしい本を仕入れたり、ベストセラーを店頭に並べ、文化の発信地としての機能を発揮していました。


最近は、新刊書も揃えたり、利用者のリクエストに応じて、書籍を購入してくれる自治体の図書館がどんどん充実し、街の本屋さんが果たしていた文化の発信地としての機能を担うようになりました。


古い本がたまりにたまり、どうしようかと悩んでいるところに、ネットで本を読むことが急速に普及し、本や雑誌そのものを手に取る機会が激減することになり、本屋さんに行く機会も激減しました。


数日前、小田急線生田駅前の近くで見つけた野崎書店。ジオラマのような典型的な駅前書店、街の本屋さんのイメージにぴったりでした。ガラス越しに見える書棚もぎっしり、感激してシャッターを押しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?